田園都市線の「桜新町」サザエさんの生みの親である長谷川真知子の生誕地として有名です。
Hello、皆さん、山荘遠征大作戦の疲れのせいか、夜勤明けで14時間眠り通し、たったいま目覚めたばかりのマイケルです。
いや~ あの山荘遠征大作戦についてはいろいろあったんですよ。
12日の夜、宿の予定もなにも入れず佐久入りした僕は佐久平の健康ランドに急遽宿とってね、
仮眠用チェアーがいっぱいならんだ仮眠室で一泊したんですけど、
僕の泊まった夜は平日の木曜だったんで、泊り客はまあ5,6人しかいなかったんです。
広い仮眠室に5,6人ーーこりゃラッキー、一列ひとりで使えるぞ、と喜んでたんですが、
風呂あがって自分の毛布敷いてるチェアーにもどると、なんとすぐ隣りに男性客(おっさん)がいるの。
ーーなんでこんな空いてんのに間隣りにくるのさ…。窮屈じゃんか!
と思って僕は誰もいない前から2列目に席移動。
チューハイ飲んでうたたねしはじめたんだけど、しばらくして何気に目をあけたら(僕は寝るときいつも左側臥位になるんです)
目の前のすぐ隣りに、またしてもさきほどの親父の顔があるの!!
しかも、こっちむきになって頬杖なんかついちゃって、さらに僕のことを見てる。
こ、これは、とさすがにピンときた。
逃げるように前列に急速移動して躱したけど、これはいささか薄気味わるかったですねえ。
そんなこんなで気になってその夜はあんまり眠れなくてね、
長野行は全般的に超・睡眠不足だったんですよ。
なにしてても眠い、ハンドル握ってても眠いし、リチャードさんの山荘調べててもまぶたが重い…。
とまあ枕はこのへんにしておいて本題に入りましょうかーー。
長和町のリチャード山荘については前記事に詳しく書きましたが、
実はそのまえ、2018年の4月4日に、僕、山荘の譲与者のお宅にうかがってたんです。
どういった由来でもってリチャードさんにあの山荘を譲与したか、その理由をうかがいにね。
その方のお宅は、世田谷区の一角にありました。
田園都市線にある「新桜台」って駅です。
長谷川真知子の生誕の地ということで、町のいたるところにサザエさんのポスター、銅像なんかがやたらに目立ってる。
むかしは下町だったらしいけど、奥まったところへ行けば、いまじゃ閑静な高級住宅地ですよ。
なにせ天下の「世田谷区」ですからねーー。
尋ね人の御宅はすぐに見つかりました。
こじんまりとした、住宅地の一角にある、二階建ての一軒家です。
ブロック塀の門があって、そのなかの玄関前に幌を被せたバイクがとめてあって。
ただ、二階の雨戸がみんな閉まってるんですねえ。
昼間だし、こりゃあ仕事かなあ、と思ったら、案の定留守でした。
まあ初回だったらこんなもんだろ、と回路を切り替えて、町の散策と洒落こむことにします。
いいとこですよ、桜新町ーー通りの桜も全開だったしね、あと、どこいってもサザエさんが唐突に表れるし w
時間潰しに駅前本屋で湊かなえのミステリーを買って、サ店でそれ読みはじめます。
しかし、潰そうと思うと時間っていうのは返って長くなるようで…。
待ち時間があまりに暇だったから、途中公園に足伸ばして、あかねさんと社長に電話をかけます。
あかねさんは親身に聴いてくれたけど、社長ときたら爆笑です。
ーーマイコー、おまえ休日にそこまでやってんのか! 凄えな…。刑事じゃん、まるで。張りこみセットのアンパンと牛乳買え…。
いや、しかし、はじめてやったけど、刑事稼業っていうのは、これは大変な仕事ですよ、マジで。
4時ごろと夕すぎに2度ばかりかのお宅にいってみたけど、ひとのいる様子はやはりありません。
仕方ないんで、夜の9時ぎりぎりまで粘ることにしましたーーこれが限界、それ以上の夜間訪問になると、これはやはり失礼ですから…。
8時をすぎると、桜新町の道筋は会社からの帰宅者で埋まり、昼間とはべつの様相を見せはじめます。
通りの店々にあかりが灯りはじめ、そのどの店もなんか洗練されててとってもお洒落ーーさすが世田谷区です。
駅前の2階にあるアジアン料理店で大ぶりの海老カレーを喰って腹ごしらえをしてから、僕は、最終の訪問へとむかいました。
帰宅者の群れにまじって、住宅街の小路を斜めにつーっといったんですが、
かすかに予期していたように、やはり〇〇さんは帰宅してらっしゃいませんでした。
残念なりーーサ店でさっき仕込んでおいたメッセージをポストに入れて、いくらか名残惜しげにこちらのお宅をあとにします。
ーー〇〇さん、あなたが党員かどうかは知らないけど、なんだってリチャードコシミズに山荘を譲与したりしたのさ…?
と背中で苦っぽく思いながら。
電話もかけてみたけど、やっぱり誰も出ません。
居酒屋から吐きだされた人たちが、歩道に立ちどまったそんな僕を中州にして左右に流れていきます…。
しかし、まあ現実ってのはこんなもんでしょう。
いくらなんでも物事がそんなに自分の思う通りにポンポン進むわけがない。
そんなことを頭の隅で考えながら、帰宅者の群れに逆流しながら、この夜の僕は静かに帰宅したのでありました。
たまにはこんな静かな話もいいでしょうーーということで今夜のところはお休みなさい…。(^o-y☆彡
この撮影者はしろまじょさん? 手は君の手だよね。フ〇ンはあかんよ。マジそう思うな。