ザ・マイケルブログ!

Hello、皆さん、陰謀論者リチャードコシミズの無害化に成功したので、現在は司法の闇と闘ってます。応援よろしくです!

💎 司法をめぐる冒険 ーPART 2( 石垣陽介隠蔽作戦に従軍した法曹人たち )

2024-08-17 18:36:42 | 石垣陽介


 Hello、皆さん、前記事で予告した石垣陽介事件の後半部分「 司法による不始末の集団隠蔽 」についていよいよ語りましょう。
 この章から、主役が石垣陽介から司法組織全体にチェンジします。
 犯行の規模も手法もダンチにでっかく悪質になってゆく。
 このシフトチェンジにご注目あれ。
 裁判官個々人の保身欲と司法の面子を重んじる心がタッグすると、いかに巨大で場あたりな「 ことなかれ審理 」を実行してしまうものなのか。
 これは、そうした悪の詳細を記したドキュメントです。

 多分、こうした司法組織の内幕暴露といったような記録は、流通している一般ジャーナリズムに載ることは決してない、と思う。
 大体、普通のひとは、裁判官や書記官なんて人種と、じかに会ったり話したりする機会自体がないんだから。
 裁判官個人がどんなひとか、書記官というのがどういったひとなのか、誰も知らない。
 
 これ、社会的な見地から見ても完璧ヤバヤバ案件だし ――― さらに、ここに登場する人物もみんな公人だから ――― 当然、全員実名ね。

 これは、日本という国体の神経組織でもある、司法という人間集団全部の軋りです。
 古くなった木造建築の屋根や柱や床下の地盤が立てる「 ギシッ、ギシッ 」という、うん、あの呻きめいた予兆音。
 軋り。あらゆる凶事はここから始まる。
 その意味、これは、現代ニッポンの怪談としても聴ける話なのかもしれない。

 じゃ、行きましょうかね ――― 僕等がこの旅で目撃した事実は、以下のようなものでした。


             ✖             ✖             ✖             ✖


 R4年の1月、僕等は東京地裁に向かい、R4年(ワ)第3333号国家賠償事件を提訴した。
 これは、僕等のR元年(ワ)1818号事件を裁いた、石垣陽介裁判官の判決書内に書かれた、108つという膨大な「 裁判審理の誤り 」について追及するためのものであった。
 
 R4年の5月、名古屋高裁は、裁判長の音韻が押し忘れられているといった事実を理由に、名古屋地裁2審の事件判決を「 完成されていないもの 」として、この事件を差し戻した。
 押印忘れひとつでこうなるのが本来の裁判所というものなのだ。

 然るに、石垣陽介は ―――?

 原告と被告とを何箇所も取り違えている。
 1818号訴訟は原告2名、被告2名の裁判だったのだが、この原告2名それぞれの名を取り違えたり、被告2名のそれぞれを取り違えたりしている箇所が、mail と sns の混同、差出人と受取人の混同、間違いなどといった要素があまりにも多すぎる。( 100箇所以上 )
 公開前提のツールであるSNSと非公開前提のE-Mailをも混同して一緒くたにしているし、まだ審理もろくに終わってない第2回口頭弁論の冒頭部から、裁判官自ら和解案を提案したりまでしている。( これは決してやっちゃいけないこと。原告・被告それぞれの言い分を聴いて、本人尋問もちゃんと行ってから ――― 僕等は本人尋問というものを1回もやられたことがない。これもミステリーだ ――― もういいですか? と原告・被告双方に承認を求めて、それから和解案を提案し、それが蹴られたら結審するというのが本来の裁判というものなのだ )
 さいたま地裁の警察臨場の話をすると、いやいや、その話をするのは争点とは離れたことだから、と必死になって場を治めようとする。
 法廷に「 108つの誤記 」「 裁判調書の改竄 」という発言を一切残さないようにする、
 そして、僕等のそんな重要な発言を裁判調書にもなんも残さない・・・。
 法廷内で石垣陽介の「 108つの誤記 」「 裁判調書の改竄 」という発言を一切残さないようにする、複数の裁判官らのこうした不法な努力を僕等は幾度も目撃した。

 それは「 酷い 」という言葉も当てられないほどの、超絶的な杜撰さだった。
 裁判長の押印忘れがひとつあっただけでその事件を差し戻した、名古屋高裁の英断とこれとを比べてみてほしい。
 はっきりと本音を述べさせてもらえるなら、これはほとんど司法による「 暴力 」だといってもいいと思う。
 前述した名古屋高裁の事件差し戻しの判断と、東京地裁の今件との司法判断に正義があるのか? なんてことは勉強嫌いの5歳児にだって楽々分かる。
 
 なぜ、このようなウルトラ杜撰なポンコツ判決を書いた石垣を、司法組織は黙って放置しておくのか?

 僕等はどうしてもそれが許せなかった

 もちろん知人全員が賛成だったわけじゃない。「 勝てるわけないじゃないですか。なんでそんなムダをするんです?」という人もいれば、「  まだそんなこと続けるんですか 」と呆れる奴もいた。

 でもね、僕等はあえてこれを提訴した ――― 負けようが無駄になろうが構わない ――― この石垣事件が司法史上例のない超ポンコツ案件であり、その各々の証拠が公文書である判決書にこれほど見事に刻まれているというのに、これを使って闘争を挑まないというのは、それこそ民主国家であるニッポン全部への背信になるんじゃないか、と僕等は危惧したのである。

 ただ、司法の対応はちがっていた。
 彼等は、3333号原告の僕とあかねさんより、僕がかつて渡りあっていたカルト組織のほうをより恐れていた。
 スキャンダルを恐れていたのだ ――― 窓口となった書記官の対応にもそれが如実に表れていた。
 このカルト組織は、2014年あたりから不正選挙裁判というムーブメントをネット始発で巻き起こし、東京地裁に200人からなる大傍聴団を集め、逮捕者が発生するほどの大騒動を地裁内に巻き起こした過去があったからだ。





 
 2024年の春、僕等の国家賠償3333号事件の窓口となった 東京地裁民事16部の 田村直子書記官 は、僕等に向かってこういった。

—――― これだけの案件ですので、1回では終らないと思います。

 さらには、

—――― ・・・ごめんなさい・・・。

 この 田村直子書記官が東京地裁民事16部にくる以前には、僕等の訴訟を担当していた前任者は、国吉俊子という書記官だった。
 僕は石垣事件について3月の末まで前任者であったこの 国吉俊子書記官と何時間も語り、彼女は4.1の人事異動で別の部署にいってしまったのだけど、その去り際には彼女もまた僕等にこんな言葉を残してくれたのだ。

—――― お気持ちは、よく分かります。

 官の窓口である厳正な裁判書記官らがこんな殊勝なことを口にするなんて、寡聞にして僕はほかに聴いたことがない。
 石垣陽介事件というのは、身内である書記官でもそう発言せずにはいられないほど、特殊極まりない、当事者である司法当事者たちが夥しい罪悪感を覚えずにはいれないほどの、超タブーな案件だったのである ―――。


             < 令和4年(ワ)3333号 第1回口頭弁論の詳細 >

 僕等のR4年(ワ)3333号事件の第1回口頭弁論は、R4年の6月21日午後1:30、東京地裁の609号法廷にて開廷された。
 裁判官は東京地裁民事16部の花ともいうべき、冒頭フォトの被写体になっている 丹下友華( 57期 )だった。
 彼女のキャリアというものを見ていくと、H16年( 2004 )に東京地裁の判事補で判事としてのキャリアを開始してから、H24年( 2012 )に広島地家裁の判事に就任して、以来名古屋地家裁岡崎支部判事補、その後H29年( 2017 )に静岡地家裁判事に就任して、その後、僕等の3333号で東京地裁の民亊裁判官( この東京地裁判事としての就任決定は、R2年の4.1からだ )として出会うまで、ほとんど地家裁の仕事しかしてこなかったひとだ、というキャリアの傾向が把握できる。

—――― ねえ、あかねさん、今度当たる丹下さんって裁判官、ほとんど家裁一筋のひとだよ・・・。

 と前もって僕等がリサーチしていた通り、開廷とともに 丹下友華 がやったことは、いかにも地家裁出身のひとらしい不良青少年に喋りかけるような作り声で、僕等を自分よりずっと年下の輩と見做して、なんとかして懐柔してやろうという魂胆が見え見えだった。
 ただ、裁判所のHPに写っていた肝心その紅顔は、その下半分が折からのコロナのパンデミック防備のための大きなマスクで覆われていて、僕等がそれを目にすることはできない。
「 地裁の花 」みたいに思っていた丹下氏の紅顔が拝めることを結構楽しみにしていた僕は、それで少々がっかりして、しばらくは彼女のそんな一人芸を聴いていたんだけど、そのうちに丹下の猫撫声を聴いているのがだんだん耐えがたくなってきた。
 それでも我慢して丹下の話を聴いていたのだが、いくら待っても僕等の提出した複数の準備書面の確認照合みたいなことばかり続けているので、このままじゃ第1回目の口頭弁論が簡単な顔見世と書類の確認だけで終わってしまう、と思った。
 だから、原告の僕等に対して気を使いまくっている丹下裁判長の書類確認の言葉が途切れたときを狙って、僕はこういってみた。

—――― いや、裁判長、そういった話もいいんですが、そろそろ石垣陽介の1818号判決中に書かれた108つの間違いと、彼が民事5部の森本清美書記官にやらせたとおぼしき裁判調書の改竄についてお話ししませんか?

 丹下友華の表情が、それと分かるくらいに一瞬でフリーズした。
 マスクに隠されていない顔の上半分だけでも、動揺しまくっているのがありありと見て取れる。

—――― いや、今日は、その件について話すのはやめましょう・・・。

 原告席左手のあかねさんが黙っていられなくなって、丹下の許可も得ずに声高に発言する。

—――― どうしてですか? 私たちが今回の訴訟を起こしたのは、そのためなんですよ。

 丹下友華 は落ちつかなげに上半身を左右にゆすりながら、こう続けた。

—――― そのことはもちろん承知しています。しかし、今日の第1回目の公判では、そのような審理よりもまずあなた方原告の方々の準備書面による主張と、原告側の
提出した証拠類の照合とを、まずは確認していくことから始めましょう・・・。

 といいながら裁判長席から左の被告席に何気に目線を振ってみせた。
 そこには坊主頭の40前後の男性と20代の男性が2人座っている。彼等が誰なのか僕は知っていたのだけど、そのひとたちは誰だとあえて聴いてみた。

—――― 被告指定の代理人です、と丹下友華は答えた。

 僕は、丹下の許可も求めず、直接被告席の坊主頭のほうの代理人に質問してみる。

—――― すると、あなた方は、検察の方ですか?

 おどおどと、いくらかキョドりながら、坊主頭の男性は答えた。 

—――― いや、検察の人間ではありません・・・国の、代理人です・・・。

—――― 頂いた答弁書を見ると、お2人の名の上段に 内田高城氏とある。あなたは 内田高城氏なんですか?

—――― そうです・・・。

—――― 失礼ですが、あなた方はどちらに所属されるひとなんでしょう? もし、あなた方が検察のひとでないならば?

—――― 裁判所の・・・所属の人間です。

—――― あれ、おかしいな。こういった裁判では、国家の代理人は第3者である検察から来られるものだと聴いていましたが。
          ( 心の声:代理人が検察じゃなくて裁判所の所属なら、これ、中立の第3者じゃないじゃん。仲間内裁きの仲間内弁護ってことやんか。てことは3権分立ちがうやん!)

—――― あの・・・質問がありましたら、書面にて、質問されてください・・・。

 と、どこまでも自信なさげな訥弁でぽつぽつと答える、裁判所所属の国選代理人の内田高城氏・・・。

 僕等の3333号の第1回口頭弁論は、こんな感じだった。
 僕等を懐柔しようとしてしそこなった 丹下友華 の苛立ちと、裁判所のどこ所属かも明らかにしない 内田高城氏 の自信なさげな寡黙ぶりばかりが印象に残った。


             < 令和4年(ワ)3333号 第2回口頭弁論の詳細 >

 僕等のR4年(ワ)3333号事件の第2回口頭弁論は、R4年の9月27日午後1:30、前回と同じ東京地裁の609号法廷にて開廷された。
 この日のポイントは、何よりも出廷してきた 丹下友華裁判官( 57期 )が開廷の挨拶を忘れていたことだ。
 裁判とは開廷前に原告、被告や、担当書記官、さらには弁護士( 注:僕等は本人訴訟のため弁護士はいなかった )などそこにいる全員が、裁判官入廷の際に一勢に起立して( 入廷してきた裁判官自身も含む )軽く礼をする、裁判上の儀式みたいなものだ。

 普通の裁判では法への敬愛を示すようなこの儀式を裁判官出廷のときに必ずやるのだけど、この日、丹下友華 はこの挨拶を完璧に失念していた。
 丹下友華が判事用の通路から現れて、担当書記官の田村直子
「 起立 」といういつもの礼の合図をやろうとする直前のタイミングで、被告席の 内田高城代理人 がすいと腰を浮かべて起立しかける。

 けれども、丹下友華裁判官は、田村書記官がいつもの起立礼をかける直前に、なんと裁判長席にすとんと着席してしまった。
 誰もが「 えっ? 」となる。
 けれども、田村書記官が「 起立!」を今更いいだせるような雰囲気でもない。
 そのときの丹下友華裁判官の顔はそのくらい険しいものだった。
 先回りして起立しかけていた 内田高城氏 もそのあたりの空気を察して、不審顔のまま、浮きかけの腰をもう1度被告席に落としてしまう。
 そのように不自然にささくれだったオープニングを合図に、僕等の3333号裁判の第2回口頭弁論は始まったのだ。

 第1回目の公判で僕等の準備書面と提出した証拠群の確認は終えたはずだから、僕等は遠慮なく 石垣陽介の「 108つの判決書の誤り 」と「 そのことを悟られないためになされたと思しき「 令和元年(ワ)1818号事件の裁判調書改竄 」について発言した。

  すると、大きなマスクに隠された 丹下友華裁判官 の美貌の顔面上半分が、これ以上はないくらいに歪むのだ。

—――― ちょっと待ってください・・・ちょっとそういう勝手な発言は慎んでください・・・やめて・・・!

 丹下のそんな不条理発言に切れたのか、隣席のあかねさんが声色がきつくなる。

—――― 謹んでってなんですか? 原告が主張することは審理しなくちゃいけないっていうのは、現代裁判の定理であり常識じゃないですか。それが裁判の「 弁論主義 」ってものでしょう?

—――― そうですよ。僕等は石垣陽介の「 膨大誤記 」と「 裁判調書改竄 」について訴えている。これが今日の公判のテーマです。これを発言するなとか、そういう審理を避けようとするのはおかしいし、そんなのを継続しようというのなら、これはもはや裁判なんかじゃない。

 僕の発言の終いが待ちきれないのか、僕の語尾に被せるように、あかねさんが続ける。

—――― わたしたち、先日の9月16日付け、そちらの被告指定代理人の 内田高城さん、吉木智宏さんら が提出された答弁書(1)というのを読んだんですけど、令和元年(ワ)第1818事件のさいたま地裁の法廷に、あなた、いらっしゃりませんでしたよねえ? だのになんだってそのとき石垣陽介裁判官は、原告が提出した準備書面の束を投げ出したりはしなかった ――― とかを、まるで見てきたかのようにいえるんです? それじゃあまるで創作じゃないですか。それに、法廷で「 改竄 」や「 石垣誤記 」を語るなってどういうことですか? それは裁判調書にそのことを書いて、あとから証拠にされたら困るからって意味じゃまさかないですよねえ? そういうのはおかしいと思います。

 内田高城は被告席で下を向いている、下を向いたまま、小さく呟くようにやっという。

—――― そんなようなことは・・・書面に書いて・・・やはり、こちらに提出してください・・・。

 その様子がなんだか卑屈で憐れっぽくもあって、僕等はちょっと引いた。
 丹下友華裁判官も汚いものでも見てるみたいな目で、彼のことをじーっと見てる。
 後味わるいことこの上なしの、僕等の3333号国家賠償事件の第2回口頭弁論はこのようにして終ったのだ。


             < 令和4年(ワ)3333号 第3回口頭弁論の詳細 >

 僕等のR4年(ワ)3333号事件の第3回口頭弁論は、年末の迫った11月21日 午後1:30、やはり東京地裁の609号法廷にて開廷された。
 この日は、被告席にお馴染みの 内田高城氏 の姿はなかった。
 彼の代わりに、もっと若い、イケメン風の好男子が座っていた。
 この11月27日の公判では、丹下友華は開廷時の挨拶を忘れなかった。
 法廷内の皆で起立して、軽く気持ちばかりの礼をして、無難に着席して、それから僕等の第3回目の口頭弁論が始まった。

 ただ、開廷時の挨拶こそ忘れなかったものの、丹下氏の精神状態は前回よりも悪化しているように見受けられた。
 マスクに覆われていない部分の両眼がきしきしと、なにか痛ましいくらいに尖っているのだ。
 こめかみ部分に時々刻まれるシワ一本一本の変容も、丹下友華が抱えているらしい神経の痛みを、口元の表情が窺えなくても充分に気取れるくらい僕等によく伝えた。
 正直いって、僕的にはこの日の口頭弁論が、3333号事件の公判のうちでいちばんきつかった。

 僕等は例によって丹下裁判官の許可も得ずに「 石垣陽介の膨大誤記 」「 1818の裁判調書改竄 」の話題を仕掛けて、焦りの色の濃い 丹下友華 がそのたびごとにそれ系の話題を「 それ 」と代名詞にいいかえて、

—――― ですから、その話題は書面にするようにって・・・何度もいっているじゃないですか・・・!

 と憔悴しながらいうのだ ――― それはほとんど押し殺した泣き声といっても通るような調子だった。
 事情を知らないひとが見たら、これは僕等による裁判官苛めとしか映らないかもしれない。
 
 でもね、これは丹下さんが悪いんだ。
 彼女は裁判官なんだから、僕等原告の提示する「 石垣誤記 」「 石垣&森本清美(?)の裁判調書改竄 」について僕等がいっている主張が真なのか偽なのか、確かめなくっちゃいけない。
 確かめるためには、当然、僕等との詳細な問答が必要だ。
 このためだけに1時間たっぷり喋っても、僕等は僕等が体感したままにコレを語りきるのは難しい、と思っている。
 なのに、丹下友華 は、異常なくらい法廷でそれが語られるのを恐れている。
 丹下友華は、恐らく「 公平に審理することを誰かから止められているんだ 」と僕等は感じた。
 審理を求める僕等と、審理をせずに審理をしたフリだけを記録に残そうと焦る丹下友華と ――― これじゃあ、裁判審理なんかまともに進むわけがない!

 僕等は次第に焦れてきて、それと同時に 丹下友華本人( 57期 )
もますます苦しげな様子を募らせていった。

 で、例によって不毛な石垣陽介の「 1818判決の108つの誤り 」「 1818事件の裁判調書の改竄事件 」について発言したのだけど、丹下友華( 57期 )は法廷内で絶対にその単語を口にしようとはしない。
 
 「 誤記 」「 改竄 」「 それ 」という代名詞にわざとらしく置き換えて、「 それ 」の審理は後程書面で ――― とくる。


 なぜか ―――?

 石垣1818号裁判の2審( 控訴 )を勤めた 高橋譲裁判官( 35期 )が、すでに控訴時点で石垣陽介の司法史上最大のミスだらけの判決を差し戻さず、そのまま石垣を擁護するかたちで終わらせてしまっていたからだ。

★ さらに念押しするならば、石垣陽介が1818の判決及びその裁判調書に残した証拠は、公文書のなかに残した証拠であるのだ。
 これは、法律的アングルで捉えるなら、刑法158条の「 偽公文書の作成、及び行使 」に当たる。
 これはれっきとして刑事罪であって、無期懲役 及び 3年以上の懲役が設けられているほどの重罪である。
   そして、この法律が厳正に運用されたなら、その張本人である 石垣陽介( 43期 )それの2を勤めた 高橋譲( 35期 )、さらには僕等がこれまで記事に挙げた 森本清美書記官、加藤俊輔書記官、丹下友華書記官、この案件について僕等が追及した3333号訴訟に関わった 丹下友華裁判官( 57期 )、田村直子書記官、内田高城氏 らは、すべてこの法律違反に該当することになる。

 僕等と対峙した裁判官、書記官らがことごとく平常心を失って、慌てふためき、おたついたのは、
当然だ。
 後に僕等はこの案件で刑事告訴をも試みたのだが、その窓口になった旭川警察も( 石垣陽介が僕等事件のあと、即座に旭川地家裁所長に左遷されたため )埼玉の浦和警察捜査2課知能犯罪課の刑事らも、僕等の提出した証拠群を見るなり、「 ああ、この裁判調書は明らかにコピペですね 」と即答したものだ。

 誰がどう見てもそれとしか見えない過ちを石垣陽介は犯し、それを庇おうとして司法組織が動いた。
 この時点で、石垣事件は「 石垣陽介という裁判官個人を超えた司法全体の問題 」となった。

 国家公務員には、不正を見つけたら「 告発 」しなければいけない ――― という厳正な法規がある。
 すなわち、石垣陽介事件に関わった司法関係書は、かたっぱしからこの規定も破っていったわけだ。

 手始めに、スターターであった「 石垣陽介( 43期 )」がまずこれを破り、

 1818号当時に彼の部署さいたま地裁の民亊5部にいた「 森本清美書記官 」も同時にこれを破り、

 その後の控訴審でもって東京高裁民事10部の総括判事をやっていた 高橋譲( 35期 )もこれを破り、

 当時彼の下についていた 加藤俊輔書記官 も高橋に共謀して同じくこれを破り、

 上記の争点を争う僕等のR4年(ワ)3333号やその他の関連訴訟が提起されると、高橋譲( 35期 )は、R5年10月19日の円満退官の道をわざわざ捨てて、R5年の3月12日にいきなり依願退官して、「社会保険審査会 」という厚生労働省の天下り先に逃げてしまい、

 さらに3333号の審理が実際に動きはじめると、今度はその1審の担当裁判である当の 丹下友華( 57期 )までが僕等の追及から ――― 見よ! またしても逃亡しようと謀っているというわけなのだ!


 ここまで酷いともう笑うしかないよ ――― ねえ、皆さん、ニッポンの司法は誰も彼もがこんな風な保身の病にかかっていて、法律を守るなんてどうでもいい些事だと思っているんだよ、冗談抜きの超マジで!!

 僕等の第3回口頭弁論で最後に印象に残っているのは、公判の終いのほうで 丹下友華裁判長( 57期 )が、被告席の被告指定代理人のひとりに( 注:繰り返しになるが、このとき常連の 内田高城氏はきていなかった )どうかもう1度あなた方の手で2番目の答弁書を書いてほしい、と懇願しているところだった。
 被告指定代理人は、1度はそれをしっかりと断っていたのだ。

—――― いえ、それはもう提出しましたし、今後また出すつもりはありません。

 しかし、なおしつこく 丹下友華 は喰い下がる。

—――― お願いします・・・答弁書(2)の提出をどうかもう1度お願いします・・・。

 それはどう見ても威厳のある裁判官の姿と呼べたものではなかった。立派なはずの法衣がホームレスの纏う古着のように見えた。
 被告指定代理人のふたりにしても戸惑いを隠せない様子だ。

—――― そこまでいわれるのでしたら・・・ええ、検討します・・・。

 雲の上の裁判官からそうまでいわれるなら仕方ないか、といった諦め色の濃い返答だった。
 ところがそうやって僕等・原告をおざなりにしていた 丹下友華裁判 が、そのとき急に僕等のほうを振り向いて、いきなりこう発言したのだ。

—――― あの・・・わたし・・・弁論主義は守ります!・・・守りますから・・・!

 その発声は公的なものというより、個人的な女の悲鳴のように聴こえた。
 僕等のR4年3333号の第3回口頭弁論はこれにて終わった。


             < 令和4年(ワ)3333号 第4回口頭弁論の詳細 >

 僕等のR4年(ワ)3333号事件の第2回口頭弁論は、年を越えた翌R5年の2月14日の聖バレンタインデイの午後1:30、同じ東京地裁の609号法廷にて開廷された。
 ただ、ここにはあえて特筆するようなことは、別に起こらなかった。
 丹下友華裁判官( 57期 )は以前にも増して憔悴していたし、前回の口頭弁論のときに自ら髪を振り乱していった「 わたしは弁論主義を守ります!」というセリフをもすっかり忘れているようだった。
 上から相当締めつけられた疲労の気配があった。
 でも、その点は僕等も同じだ。何度石垣の「 108つの誤記 」「 裁判調書の改竄 」の話をしても「 いや、それはちょっと・・・」といって逃げられてしまうし、そもそも裁判長自身に審理しようという姿勢が塵ほどもないのだからどうしようもない。

 ただ、いよいよ結審というときになって僕はいった。

—――― あのね、丹下さん、いまから僕がいうことを今日の裁判調書に書いてください。

—――― はあ、なにをですか・・・?

—――― 別にそれくらいいいでしょう? そもそもそちらさん全員がグルになって審理自体してくれないんだから。いいですか、いいますよ、田村さん?

 ( 慌てて書記官席でペンを用意する田村直子書記官 )
 
―――― 司法には自浄作用がない。今回の訴訟でそのことがよく分かった・・・。いいですか?

—――― あ。すみません・・・じじょうさようっていうのはどんな字ですか・・・? とキョドりながら田村書記官が問う。

—――― 自ら浄化するの自浄、ですよ。自は自動車の自。浄は浄化槽の浄・・・

—――― 分かりました。で・・・司法には自浄作用がない、今回の訴訟でそのことがよく分かった、でしたっけ・・・?

—――― そうそう、書きながらあなたも本当は分かっているんでしょう? 自分たちがしてるのが冗談事じゃない誤魔化しなんだって・・・?

—――― ・・・そのことがよく分かりましたまで、書けました。次は・・・?

—――― 丹下裁判官は審理するといっておきながら、れっきとした公文書に残された石垣陽介判決の誤記群の証拠をいっかな検討しようとはしない・・・

—――― 裁判官の個人名は・・・ちょっと書けません。
丹下裁判から丹下を外してもいいですか・・・?

—――― ああ、ならただの裁判官でいいよ・・・。れっきとした公文書に残された石垣陽介判決の誤記群の証拠をいっかな検討しようとはしない・・・は、いけてます・・・?

—――― ・・・はい、いっかな検討しようとしない、でしたね・・・?

—―――  書けました? じゃあ、それでいいや・・・

 僕等最後の口頭弁論はそれで終了 ――― 結審となった。

 

             < 令和4年(ワ)3333号国家賠償事件の1審判決の詳細 >

 僕等のR4年(ワ)3333号国家賠償事件の第1審の判決は、R5年の3月28日 午後1:10、東京地裁の609号法廷で発表された。
 原告パートナーであるあかねさんは都合がわるく、今回は不参加。
 僕にしても普段なら判決だけのために裁判所に出頭するなんてことは滅多にないのだけど、この日は珍しく東京地裁まで出向いてみることにした。
 丹下友華( 57期 )が公判のたびにやつれていく様子が尋常じゃなかったことが気にかかっていたためだ。
 僕は、3333号の一審判決を書いた直後の 丹下友華 が見たかった。
 ほとんどそのためだけに東京地裁まで出かけたのだ。

 僕は判決公示の15分前に609号法廷に入った。
 12時の50分頃だ。法廷の鍵は解錠されていて、なかには3333号担当の 田村書記官 ひとりしかいなかった。
 この日は判決なので、卑屈ポーズが鬱陶しい、あの被告代理人の 内田高城氏 もきていない。
 ほかに誰もきていないんで、僕は田村さんに話しかけることにした。

—――― ああ、田村さん、お疲れさまです。

—――― お疲れさまです、と田村さんも礼を返してきてくれて。

—――― あの・・・この際だから聴いてもいいですか? 丹下友華の友華は、トモカって読むんでしょうか? それともユカと読むのが正しいんでしょうか?

—――― あ。トモカです。

 と田村さんはニコニコしてすぐ答えた。どうやら田村さんは丹下裁判官が嫌いらしい。

 判決の5分前になってやっと 丹下友華( 57期 )の登場。
 裁判長席は法廷の奥側にあり、その正面の表扉の上に時計があるのだが、丹下友華は入廷した瞬間から一心にそこだけを見つめていた。
 彼女から向かって左の僕のいる原告席近辺の空間には、一瞥もくれない。
 視線を法廷正面の時計にだけ固定して、丹下友華は、裁判長席に着席した。
 そのまま彼女は微動だにしない、時計の針の動きだけをただひたすら見つめている。
 やっぱりやつれている。
 前回のとき以上に緊迫した気配が伝わってくる。
 時計の秒針が進むのがやたらに遅い。
 そして時計の針が1:10を差したとき、時間になりましたので開廷します、と丹下がいった。
 
 3333号の1審判決は棄却であった ―――。

 裁判長退廷。丹下は原告席に一瞥もくれず、僕ももちろん礼などしない。
 法廷の残ったのは、原告の僕と、まだそこにいて書類をいじっている田村書記官だけだ。
 いい機会なのでで、僕は田村さんへ伝言を頼むことにした。

—――― あの、田村さん、済まないんですけど、ひとつ丹下友華に伝言を頼まれてもらってもいいですか?

—――― はい、いいですよ・・・どうぞ。

—――― 恥を知れ、と飯田がいっていたと、どうかお伝えください。

—――― 恥を知れ、ですね。分かりました・・・必ず伝えます。


 いいながら 田村直子書記官は花のように笑った ―――。


             ✖             ✖             ✖             ✖             



★ 僕等のR4年(ワ)3333号の1審判決が出たのは、R5年の3月28日だった。
 そして、この28日の3日後である3月31日に、丹下友華裁判官( 57期 )の異動が急遽決定した。
 最高裁による人事決定である。
 ぶっちゃけ「 左遷 」だよね、これは ――― どっからどう見ても!(笑)




 しかも、これは丹下友華だけに限った話じゃない。
 僕等が石垣関連の別訴訟を展開していた、R4年(ワ)21202号担当の 佐藤彩香裁判官 もこの同日、急な異動が決定している。
 彩香氏の場合は丹下友華よほど急で、21202号の判決公示は、R5年の3月30日であった。
 つまり、21202号の判決を出したわずか1日後に、佐藤彩香裁判官の異動も決定したことになる。
 しかも、丹下友華は現役裁判官から 司法研教官 へ、佐藤彩香も現役裁判官から離れた 最高裁秘書課参事官 というスポイル配材だ。
 
 この人事を左遷と取らないような社会人は、恐らくどこにも存在しないであろう。

注: この佐藤彩香左遷直後の2023年5月10日。僕はひとりで最高裁を訪ね、秘書課のいずみさんという方と直接話したんだけど、彼女によると、

—――― えっ。秘書課の参事官に佐藤彩香なんてひとはいませんよ!

 ということだ。司法の闇の深さを象徴するエピソードだわ、これも。

💎 予告なしで最高裁にいったら、なんと僕等の抗議文書を秘書課で直接受けとってくれたので驚いた話( 石垣陽介調書改竄事件 )


 

 

 僕がこの人事決定に対して怒りを覚えるのは当然だ。
 僕等の対司法裁判に対して、司法は、家裁で地道に努力してそのキャリアを築いてきた 丹下友華裁判官( 57期 )と、佐藤彩香裁判官( 59期 )とを当てたのだ。
 30代、40代のバリバリ現役である男性裁判官はあえて外して、男社会で懸命に頑張っている、彼女らを対マイケル訴訟の最前線要員として配置した。
 そして、これはヤバすぎの物件だから、僕等の訴訟を凌いだ後で、不条理すぎる審理をした( させた?)彼女らには、踏んばって傷ついたこれまでのキャリアごと消えてもらう ――― それはJ・F・ケネディ大統領暗殺事件でいうなら、ずばりオズワルドの役だ。ケネディ大統領の暗殺者として捕われて、その後ジャック・ルーピーに射殺されてしまった、可哀想なオズワルド!

 なんて見事な使い捨て作戦だろう!
 女性裁判官を僕等戦線への「 捨て駒 」としてあえて配置し、僕等攻撃を凌ぎ終えたら、彼女らはお役目御免、バッサリと切って捨てる。
 完璧、彼女らは鉄砲玉役 ――― そして、この作戦の絵を画いた連中は、江戸城の奥でのうのうと薄ら笑いを浮かべて、高級革椅子で無事安泰といった構造だ。
 うん、細心で、合理的で、無慈悲で、迷宮入りも確実 ――― さらにはいかにもな小心さも香る、誰も責任を負わずにすり抜けらるようにうま~く設計された、嫌らしいほどの人事マキャベリズムだというしかないわ。
 そして、そのような官の男権社会のなかで振られた丹下友華や佐藤彩香らの役は、まるで古( いにしえ )の生贄か人柱そのものじゃないか ―――!

 そう、彼女らは司法の兵隊さんだ。
 上の裁量でいつ「 自分 」に 死亡フラグ が立てられるかも分からない兵隊さんだ。
 石垣戦争の前線に駆りだされて、撃ちたくもない鉄砲をしょわされて、やりたくもない石垣線を守るよう命じられ、なんとか前線を死守はできたのだけど、あー、君等の死守方はいささか不法なものであったねえ、と戦後になってからいわれ、それまでのキャリアを全て剥奪され、中央の裁判官という花舞台か遠去けられてしまう。

 僕等の3333号は今年、最高裁までいったが、そこで負けた。
 正直めげるほど落ちこんだが、僕等はまだやめない。
 というより、僕等は今や歴史のためにこれを残すのだ。
 いまだ見たことのない「 正義 」の祭壇に捧げるため、僕等は僕等が体験した対司法戦の記録をここに残す。

 佐藤彩香が担当させられた悪夢のようなR4年(ワ)21202訴訟については、次章に書く。 
 
 今日の僕記事は以上だ ――― お休みなさい。 (了)



 
 


 

カッ飛べ! これが石垣誤記だ(# ゚Д゚)









 また翔べ! これが石垣調書改竄だΣ(・□・;)















★ 石垣さんも丹下さんも裁判官なんだから、地裁隣りの法務省赤レンガ棟を入って右手の「 越前碑 」を

参拝したことがあるはずです。そのときの自分の初心を思い出してほしい。あなた方はあの頃の自分に
いま向きあうことができますか? 目を反らさずに微笑みかけることができますか? そのへんのこと
をいっぺんよく考えてみてください。