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Hello、皆さん、陰謀論者リチャードコシミズの無害化に成功したので、現在は司法の闇と闘ってます。応援よろしくです!

💘 ノーマスク陰謀論は、絶望死降下中の下流 people の宴( うたげ )であるか❓

2022-02-18 00:10:48 | リチャードコシミズ





 いま、現代アメリカで「 絶望死( Death or Despair ) 」という現象が進んでいます ――― 。
 うわ、と黙ってしまいたくなるような不吉な現象ですけど、これ、事実です。

 絶望死とは、中流のブルーカラー白人層の働き盛りの人達のあいだでのみ進んでいる特異な現象であって、ふしぎなことに黒人層やヒスパニック層、他の移民層のあいだでは起こっていないんですね。
 フレームはあくまで、フォードなどの大企業に勤めていた、アメリカ大衆の中核をなす中流層の白人ブルーカラー・・・。
 彼等のあいだで「 ドラッグ死 」「 アルコール死 」「 自殺 」などの死亡が爆発的に増大し、それが現在の人口統計の数字に表れるまでになっているのです。

 1973年のジョージ・ルーカス監督の映画「 アメリカン・グラフティー 」で見た、あの若者たちのことが、つい頭をよぎったりもしちゃいます。
 あの映画のなかの若者たちは決して金持ちでもアッパークラスでもなかったけれど、日本の小学生であった当時の僕からすると、彼等は憧れの対象でありました。
 これで中流? 僕等みたいな貸家や団地住まいじゃなくて?
 おまけに十代なのにみんなクルマまで持っていて?
 放課後には皆で集まってロックパーティー!?
 上の学校に行かなかった奴も、仕事終えたら愛車で後輩らのそうしたパーティーに駆けつけて。
 恋愛。ナンパ。喧嘩に酒に恋バナに……ああ、なんてリッチなんだ。
 いいなあ。なんて自由で、みんな、キラキラしているんだろう……。
 
 小学生時に心底憧れた、そんな憧れの対象であった彼等が、いま危殆に瀕しているというのです。 
 2017年には、15万8千人のアメリカ人が絶望死しており、これは「 ボーイング737MAX機が毎日3機墜落して、乗員乗客が全員死亡するのとおなじ数字 だ 」といいます。
 これだけでも充分衝撃的なのに、さらに恐ろしい解析結果
がある。
 それは、ケンタッキー州の「 自殺、オーバードーズ、アルコール性肝疾患 」による死亡率は、大卒白人の死亡率が以前と変わらないのに対して、非大卒白人の死亡率が1995~2015年の20年間で、10万人あたり37人から137人の4倍に増えているというのです。
 ケンタッキーだけじゃない、ウエストバージニア州でもアーカンソー州でもミシシッピ州でも自殺者の増加は顕著に見られています。
 モンタナ、アラスカ、ワイオミング、ニューメキシコ、ユタ、アイダホでも事情は一緒です。
 いったい、アメリカでいま何が起こっているというのでしょうか?
 



 

 世界中で平均寿命が伸びているのにも関わらず、現代アメリカの中核である白人労働者階級の層でだけ、平均寿命が短くなっている……。
 なんと、非大卒が大卒の2倍も死んでいるのです!
 経済学者のアン・ケースとアンガス・ディートンがこの論文を発表したのは2015年のことでした。
 奇しくもこれは、陰謀論の世界的流行の時期と一致しています。   
 学歴差別はアメリカでも日本でも最大のタブーとされており、こうした研究は好ましくないものとされ決して歓迎される状況にないのは日本もアメリカも一緒なのでしょうが、こうまで厳密な事実を数字として見せられると、もはやそんなことをいってはいれません。

 残酷すぎるとは僕も思いますが、これは事実( FACT )なのです。
 事実は厳粛です。受けとめなくっちゃいけません。
 そう、かつて盤石とも思われた、アメリカの中核であったホワイト・ブルーカラーの層が、いまや滅びようとしているのです。
 もっとも典型的なアメリカ人とされていた中流層のアメリカンが、仕事と人生設計と家族と家と財産とを失い、下級国民のカテゴリーに次々と押しこめられているのがいまの時代のトレンドなのです。
 それも、「 大卒 」であるか「 非大卒 」であるかという学歴の有無だけによって……。

 家柄や財産で社会の序列が決まってしまう旧弊な時代を変えるために生まれたはずの学力競争が、これほどまでに国民を勝ち組と負け組とに分断してしまうなんていったい誰が予測できたでしょうか?
 これが意味するものは、知能社会の完成です。
 家柄や財産や係累のコネで生存派閥を争う旧社会から、個人の知能を基本とした戦術で生存を争う新社会に、世界生存のルールがシフトしたということです。
 陰謀論者がもっとも敵視する男が、この新・知能社会のチャンプ=ビル・ゲイツであるといった事実が、この仮説のなによりの証明でしょう。
 前世界のカテゴリーで生きてきたいわば旧人類が、この流れを敵視し、新世界潮流のキングともいえる彼を憎むのは、ある意味当然です。
 これは、旧世界のいままでの兵器がまったく通用しない過酷な時代が到来した ――― ということなんですから。

 ドナルド・トランプがよく使っていた「 ホワイトトラッシュ( 白人の屑 )
といういくつかの自嘲めいた発言からも察せられるように、これは人種の垣根を超えた、新しい種類の「 選別 」であり「 受難 」である、といえるのかもしれない。
 この新制定選別のポイントは、いままでのような肌の色や故国のちがいなどではありません。
 学校において測られる知力と学力 ――― それによる経済格差が、ひとの悪意ではなく経済構造の一環として、秤からこぼれたひとたちを見舞っていくのです。
 米国には国民総健康保険なんて制度はありませんから、一端病気になったら彼等は医者にすらかかれない。
 仕事がなく、家すら失い、家族もばらばらになり、病気にかかっても診てくれる医療ケアは存在しない。
 なんという淘汰だ ――― これは、恐るべき事態だといえる、と僕は思う ――― 。

 マルクスが予言していた資本主義の終末という未来が、いよいよ到来してきたのかもしれません。
 自由競争と淘汰の論理 ――― 富める者はいよいよ富み、才能のない大衆はスラムにたむろする ――― というあの弱肉強食の悪夢未来。
 学位と才能とクリエイティビリティを持った人間が新しい支配階層となり、そうでない人間はAIに仕事を奪われ、家族も友人もコミュニティーも失い、スラムのなかで憤死するしかないという、F・K・ディックの未来SFさながらの、悲惨で孤独な終末模様
……。


 



 
もちろん、こうしたビターな潮流は、太平洋を隔てた我が国ニッポンにも少しづつ飛び火してきています。
 これを読んでくれているあなたにしても、そのあたりの気配には薄々気づいているんじゃないのかな?
 人工国家アメリカの民主主義は、いつでも日本の10年先の未来を提示してくれているわけですから。
 時代のパラダイムの切り替えには必ず予兆があります。

 前の大戦で300万の国民を失ったニッポンは、予想もしていなかった平等な夢社会をたまたま享受することができました。
 1973年の「 アメリカン・グラフティー  」とまではいかないものの、どこの家にもTVと冷蔵庫はあり、マイカーを持てる人も徐々に増えていって…。
 「 1憶総中流社会 」なんてコピーも流行したし、当時のニッポンは実際住み心地もわるくなかった。
 大黒柱であるお父さんがしっかりと働けば、一家四人がそれだけでささやかなれど普通に食えましたもの。
 勉強すれば百姓の子だって大臣になれる、という庶民の夢を実現させてくれたのが、あの「 受験戦争 」でした
 ツテもコネも財産もない一般の若者たちにとって、とにもかくにも受験はチャンスでした。

 実際、あの戦争を勝ち抜いて、エリートとして国家の中枢に昇りつめていった人間は大勢いた。 

 ただ、その波に乗りきれない人間も大勢いたんですよね。
 人間って多様ですから ――― 勉強が好きじゃない人間はいつの世にもたくさんいるし、手仕事や機械いじり、運動やひとと会う営業なんかのほうがよほど性にあう、みたいな人間もペーパーテスト大好き人間より何百倍も多くいる。
 そして、あえてそうした険しい道を選ぶんじゃなくて、もっと地元のコミュニティーを大事にして、そのなかで家族や気の合った友人たちとにぎやかに楽しく暮らしていくのがベストだ ――― みたいに感じている地方型の人間も相当数いるでしょう。
 いままでだったら、そのような生活設計であっても充分幸せに暮していくことはできたんですよ。
 ところがそうした昭和っぽい暖かい生活設計が、どういうわけかだんだんと成り立ちにくくなってきたのです。

 これは、人間が変わったんじゃなくて、時代のほうが変わったんだ、と僕は思います。
 いままでの前近代の時代では、「 人間味 」といったものと国の経済がまだしも共存できていたんです。
 ところがAIとともに進化してきたこの知能社会は、そうした曖昧さを一切許さないんですね。

 そうか、君たちはそんな風に生暖かく生きていきたいわけか。
 なるほど、そうした選択は君たちの自由だ。
 好きなように生きてゆけばいい。
 ただ、国家としては、国の経済を停滞させるばかりの、そうした君たちの前近代の行き方を許容するわけにはいかない。
 従って、君たちを補助することは今後一切できない。
 君たちを補助する額の金があるなら、もっとほかの、クリエイティヴに経済を活性化させてくれる有能なひとたちのためにおなじ資本を回したほうが、長期的に見てはるかに得であるからだ……。

 これが、ここ10年あまりでアメリカのホワイト・ブルーカラーの人々のあいだに起こったことだったんだ、と僕は考えます。
 彼等に価値がなかったから没落していったんじゃ断じてない。
 映画「 アメリカン・グラフティー 」で描かれていたように、彼等は素敵でした。
 魅力的だったし、なによりキラキラと輝いてもいた。
 けれども、現在制覇中の知能社会の秤で見るなら、そのような「 人間性に溢れた生き方 」といったものにはなんの意味もないのです。
 特別な才能や知力で経済的な社会貢献をやれないのなら、この知能社会は余剰の人間をすぐに切り捨てます。
 
 ああ、オートメーションの自動車工場でキャリアが20年?
 今後、そうした仕事は全部がAIがやることになったから、君、明日からもうこなくていいから ……。
 

 非常に明快ですよね? 明快であり、非常に残酷だ。
 けれども、いま世界中で起こっているのは、たぶんこういったことなんです。

 もちろん、人間の価値は経済だけじゃない。僕もそう思う。
 そうした経済的成功のための一般のレールからあえて外れて、ちょっとむかしのヒッピームーブメント的な生き方をしている友人は僕のまわりにも大勢います。
 僕は彼等が大好きだし、彼等から教えられることも正直とても多いんですけど、そうした楽天的な彼等ですら今回のコロナ襲来によって、それぞれに大変な打撃を被っているんですね。

 むかしは日本全体が高度経済成長の豊かさのなかにあって、偏差値競争をドロップアウトしてしまったそのようなひとたちも充分にそれなりの生活を享受できてはいたんだけど、バブル崩壊やら構造不況やらコロナの襲来などがやってきて国全体が現在のように貧しくなってくると、そうもいかない。
 全員に渡るはずだったパイの面積が、以前よりはるかに小さくなってしまっているんだから。
 近いうち、単純労働はAIがみんなやることになってしまうでしょう。
 TAXI運転手は職を失い、工場労働が完全自動化される日も遠くない。
 だとすると、彼等には、もう行き場がない。
 地縁も、地元の教会も、アメリカ人としての古いモラルも、誰も彼等を救えない。
 ちょっと前だったら保守白人に総スカンを喰ったにちがいない、あんなドナルド・トランプが大統領の座をかつて射止めたということは、2017年当時のアメリカに、新しいリベラル経済の波に押されて、絶望的な境地に陥っていた白人がそれほどまでに多く存在していたということです。

―――  メキシコ国境に壁をつくり、不法移民の大群なんか追い返せ!

 と野蛮人のように叫んだドナルド・トランプのあの歴史的な一声は、どんな良識派の発言よりも疲弊したアメリカ国民の心を魅きつけました。
 ドナルド・トランプのあの一喝は、まさにアメリカン・プアホワイトの「 本音 」そのものでした。
 破綻した大工場街の廃墟のなかでいまだ暮らしつづける彼等が聴きたかったのは、通り一遍の良識的な人道的慰めなんかじゃなくて、まさに「 それ 」だった。
 彼等はたぶん自分たちの守護神が欲しかったんです。
 平凡だけどそれなりに満ち足りていたかつての自分たちの平和な生活を、自分たちの手から無情にもむしりとっていった、正体の分からない見えない軍勢と戦ってくれる、北欧神話の猛々しい神のような、強くて新しい酋長が欲しかったんです。
 
 2021年の1月に起こったあのドナルド・トランプ主導の米国連邦議会の襲撃事件は、いままで書いてきたような、アメリカに新しく誕生した、八方ふさがりの新下流層が、生き延びるために決死に起こした、現代社会そのものに向けての叛乱でした。
 自分たちの暮らしと未来が狩りこまれていくことに対する、恐怖と不安が巻き起こした、いわば生理的な蜂起であった、といったほうがより近いかもしれない。
 恐らく、彼等には本当の敵は見えていなかった。
 誰が相手の闘いかということも分かっていなかったと思います。
 彼等は抽象的なロジックは苦手でしたから。
 彼等になにより必要だったのは、自分たちを圧殺してくる側の武器である科学などというものではなく、もっと野蛮で直情的な、自分たち部族のアイデンティティーを守護して鼓舞してくれる「 神話 」だったのです。
 そのころ興隆の極みを迎えていた Q の陰謀論が、たまたまそれを肩代わりした。
 彼等の未来に希望の光を投げてくれるのは、もはや陰謀論の神話以外には何ひとつなかったのです……。






 連邦議会襲撃と同年の2021年の中盤、僕等の住むニッポンにもコロナのあの第5波が到来し、我が国の機構は病院をはじめめちゃめちゃになりました。
 旅行業も、アパレル界も、舞台商売も、飲食業も、派遣労働も、全部が全部惨憺たるありさま!
 コロナでの自宅待機者が病院にかかることもできずに、患者らが次々と自宅で死んでいく光景を、僕等はメディアを通して目撃することとなった。
 あれはまるで戦時下の空襲を思わせる、たまんない体験でした。
 すると、本国アメリカでも一時途絶えていた、あの懐かしい陰謀論の調べが、僕等の暮らすニッポンの街角から、もう1度こう聴こえはじめてきたんです。

  「 ノーマスクデモをやろう 」
 「 コロナなんて存在しない 」
 「 コロナワクチンは増えすぎた人類を淘汰削減するために、闇の支配層ディ-プステートが開発した毒である・・・ 」

 それらは国を追われようとしている幽囚たちの歌う切れ切れの悲しい「 怨歌 」として、僕の耳には聴こえた。

 陰謀論者たちは暗くない。
 むしろ、なんというか半端に明るいの。

   これ、季節をまったく弁えていない子供らの蛍歌ですよ。こんな厳寒の時期に蛍なんていっこないのに…。

 自分らにしか分からない蛍歌をノーマスクでシュプレヒコールしながらデモっている彼等の動画などを見ていると、僕は、一種居心地のわるい違和感に包まれるときがあるんです。
 かつての竹の子族みたいなノリで公道を闊歩している、この薄ら明るいひとたちはどこの時空からやってきたんでしょうか?

ーーー ほ、ほ、ほ~たる、こい……

ーーー 蛍はこないぞ。こんな時期に蛍なぞいない。

ーーー こっちのみぃずはあ~まいぞ~……

ーーー 甘い水もどこにもない。こちらの水など飲んだら死んでしまう。トランプも陰謀論もみんなうそだ。戯れ歌を歌うのはやめろ。

ーーー ほ、ほ、ほ~たるこい……

ーーー 蛍はこない。おまえたちは捨てられたんだ。迎えはこない。

ーーー ほ、ほ、ほ~たるこい……

ーーー 気の毒なわらしたちだ。蛍などとうに滅びているのに。

ーーー ほ、ほ、ほ~たるこい………





 彼等は、世の終わりのときに未来を予知するといわれている「 ヨエルの娘たち 」かもしれない。
 彼等のデマ言説は胡乱なまでに混沌としており、個々の劣等感からくる歪みも凄すぎて、彼等がいわんとしている本当の意味を気取ることは僕にもできにくいんだけど、彼等のキラキラ言説が「 救い 」よりは「 滅び 」に近似していることはよく分かる。
 彼等・陰謀論者は、たぶん僕等より滅びの近くにいるのです。

  彼等の言葉はたしかに荒唐無稽のめちゃめちゃだ、しかし、彼等のセンサーが 感知した危機感だけは本物じゃないか、と僕は感じます。
 
――― ああ、そうか。
      君等のいう「 ディープステート 」っていうのは、いま、ここの君たちの目の前にある、このリアルで残酷な現実社会そのものの呼称だったんだね…。
   うん、それならば分かる…。
   世界ではじまっている新しい機構が、いままでの君たちの居場所や仕事を奪おうとしていることは、たぶん本当だ。
   君らは君らなりのセンサーでそれを感知した。
   でも、それらの責をすべて、どこの誰かも分からない「 ディープステート 」のせいにしようっていうのはいくらなんでも漫画すぎるよ。
   ましてコロナはない、マスクを外そう! なんていうのは非現実すぎて論外だ。
   どうかしてるよ…。もう国民の1億以上がワクチンを接種しているというのに、いまだに「 毒ワク 」とか頭のネジが緩んでいるんじゃないの?
   現実ととっくみあいたくてもどうにも手掛かりがないから、むりやり手掴みするために相手にくっつけた支点じゃないのかい、それは?
   そんなんじゃダメだよ…。だって、それは闘いなんかじゃなくて、ただの自己満のお伽噺じゃないか。カッコだけのサバゲーじゃないか。コミュニケーションとはいちばん遠い、ひとりよがりの自閉でしかないじゃないか。
   そんな風なちんけなヒロイズムに酔うのが自分なりの目的だというんなら、君等、ほんとにとことんまで負けるぜ……。

 絶望死間際の、新下流層の彼等の痛々しいノーマスクデモの行進は、今日も日本のどこかの街々でつづいています。
 彼等のうちの何割かは、現在のプアホワイトの運命の後追いをしているように、僕の目には映る。
 彼等のこのような絶望の土壇場まで追いこんだものは、なんなのでしょうか?
 僕はそれに思いを馳せます。すると、だんだんにうっすらと見えてくる。


 非正規雇用から抜け出せない絶望 ―――
 職場にいる間中、疎まれて1度も笑えない絶望 ―――
 年収200万でどうにかやりくるするしかない絶望 ―――
 古い友人たちと次々と縁が切れて、部屋の壁に体育座りしている夜半の絶望 ―――
 友人からも会社からも疎外され、自宅でオンラインゲームに課金するしかないヒッキーびとの絶望 ―――
 頼りの年金受給年齢がさらに延長されて、老いた介護両親を抱えたまま途方に暮れるしかない生活保護の子らの絶望 ―――

 彼等がネット上で展開する白茶けた陰謀言説は、これから彼等を囲むことになるスラムの予型であると僕は思う。
 ネット内のバーチャル空間の半分は、もはや彼等のスラムと化してしまった。
 Twitter も Facebook も Ameba も彼等の陰謀論を乗せることで益を得る、といったビジネスモデルをさっそく展開しはじめました。
 なんというはしこさ! ランボーが歌った「 地獄の季節 」の本当のはじまりです。
 もちろんこれは、すべての咎を陰謀論者に押しつけて済むような問題ではありません。
 中流の枷を外されて、いつ下級国民のカテゴリーに追いやられるかもしれないというのは、陰謀論者だけじゃない、僕等・元中流民全体の問題なのですから。
 途轍もなく生き辛い時代がはじまりました。
 さて、この新・知能社会がもたらす「 受難 」とあなたならどう向きあっていきますか?
 今日の僕の記事は以上です ―――  お休みなさい。 ( 了 )








 
 
 
 
 

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