ザ・マイケルブログ!

Hello、皆さん、陰謀論者リチャードコシミズの無害化に成功したので、現在は司法の闇と闘ってます。応援よろしくです!

💎 司法歪=sihou-wai=の集約現場としての仙台高裁( 岡口基一裁判官と石垣陽介裁判官 )

2024-05-09 19:14:14 | 石垣陽介

 

 2024年の4月20日、仙台高裁民事2部の小林久起判事が、不整脈により急逝されました。
 享年64歳。なんともいいようのない、痛ましいことです。
 謹んで、ご冥福を祈念します。
 僕は、この小林久起さんのことは知らなかった。
 その名も、というより存在自体をまったく知らなかった。
 この訃報が目に入ってきたのは、旭川地家裁に左遷されていた石垣陽介が、R6年の2月16日という半端な時期に、最高裁人事により突如として宮城の仙台高裁民事1部という部署に異動が決まったからです。

 そう、皮肉にもあの石垣陽介が、仙台高裁と小林久起( ひさき )さんとを僕等に結びつけてくれた、キューピットの役を果たしてくれたってわけ。
 108つの膨大誤記と裁判調書改竄といった件で、令和4年以来、僕等はずっと彼を追ってました。
 僕等は石垣陽介を罷免訴追し、旭川署と浦和署から共に刑事告訴の手続きも取り、さらには令和4年(ワ)第3333号、令和4年(ワ)第17195号、令和4年(ワ)第21202号という3つの訴訟でも彼を追い、現在、最高裁でこの「 石垣陽介の膨大誤記と裁判調書改竄事件 」を争っています。

 ☆ 令和6年(オ)第499号事件
 ☆ 令和6年(受)第641号事件

 そう、僕等は石垣陽介を監視するために、彼のいる仙台高裁の動向を常に注視していた。
 そんなところに小林久起さんのこの訃報がちょうど飛びこんできたんですね。
 彼の生前の所属は、仙台高裁の民亊2部でした。
 生前の業績を調べさせてもらったら、彼が最高裁の目線におもねり、実際の裁判審理より皆が文句をつけない「 判例審理 」に寄りかかるばかりのヒラメ裁判官とは全くちがう、言葉通りの「 裁判官の独立 」を体現し、司法の保守的な良識と反する画期的な判決をされた、リベラル派の旗手だった ――― ということが分かってきた。

 石垣陽介は、このR6年の2月16日に、最高裁人事により、旭川地家裁所長という左遷先からこの小林久起さんのいる仙台高裁民事1部( 石垣は民事1部、小林さんは民事2部にすでにいた )へ、突如として異動になってやってきた異分子 なんですよ。
 石垣陽介を追いつづけている僕等は、彼が旭川地家裁から仙台高裁に異動になったという事実を知り、R6年の2月29日に仙台高裁にすかさず電話をかけ、こちらの所長である菅野雅之氏に上申書を送付する旨を伝え、後日その言葉通りに石垣陽介の所業について記した上申書を送付したというのが、これまでの大方の流れです。

 僕等サイドの経緯はそんなとこ ――― 上記のことを僕等がやったのは今年の2月から3月にかけてのことだったから、亡くなられた小林久起さんは、僕らの wanted である石垣陽介とも多少は面識があったということになる。
 だって、人数もそういない、小さな裁判所の同僚同士ですからね。
 接触がないほうがむしろ不自然じゃないですか。
 ( 注:石垣クンが名前だけ使われているだけであって、実際には本人は1度も登庁していないって可能性もかなりあり。民間じゃありえないんだけど、司法ってそういうことが結構あるんですよ w )



 しかもしかも、この仙台高裁には、なんとあの 岡口基一裁判官偶然所属されていたのですよ!
 石垣陽介というオトコは裁判官としては救いようのない存在ですが、キューピットとしては結構高機能であって、仙台高裁という場所を通じて、故・小林久起さんのみならず、あの 岡口基一裁判官罷免事件 にまで案内してくれたんですよ。

 ところで岡口基一裁判官って ――― あなた、ご存知ですか?
 R6年の3~4日にかけて全国区のTVで「 珍しい裁判官の罷免 」ということで大々的に放映されたから、記憶されているひとも多いと思う。
 岡口さんは、裁判官であるのに実名でSNSをやっていて、それである事件の判決に対して自身の個人的な意見を述べ、その意見に対して裁判官訴追委員会という組織から弾劾裁判を起こされ、この4月に裁判官としての資格を剥奪されてしまったというお方です。




 戦後2人目の罷免となったS23年の大月簡裁のひとのような場合なら、罷免決定は妥当であると僕も思いますよ。
 裁判官が闇市に協力して、ガサ入れ情報を闇知人に報告するなんて、誰がどう考えても言語道断ですから。
 H13年の東京地裁の例も罷免は相当だと思う ――― 児童買春は犯罪だもん。
 H24年の大阪地裁の例も相応でしょう ――― 電車内盗撮なんて、なにやってんだ、おめえ! の世界ですから(笑)

 でもね、岡口裁判官のケースはそうじゃない・・・。
 思わぬ運命から日本一有名な裁判官になってしまった岡口さんですけど、彼は後進の育成とかで有名なひとでしたし、自ら書いた「 要件事実マニュアル 」なんてベストセラーになっていることもあって、人望、凄くあったんですよ。
 今回の弾劾裁判でも相当規模の「 守る会 」なんてのができて、多くの裁判官、弁護士、法学者、出版関係者、ほか多くの知名人が岡口さんの弁護についた。

 石垣クンのお蔭で法曹世界を知ることになった僕等も、岡口さん罷免反対に署名し、微力ながら助力させて頂きました。
 岡口弾劾裁判が開始されたころ、僕も2023年の1月に自身のマイケルブログに以下のような記事をあげています。

💎 < 岡口基一弾劾裁判 >についてひとくさり

💎 < 岡口基一弾劾裁判 >についてひとくさり ―― その2


 ぶっちゃけていわせてもらうと、実はこの岡口基一裁判官罷免事件って、司法の根幹をゆすぶるくらいの大事件だったんですよ。
 この岡口基一分限決定の本質をひとことでいうなら、法曹人がSNSをやることの是非問題 ということになる。
 司法が岡口さんと事件遺族さんとのSNS上の小さなトラブルをわざわざ持ちだしてきて、それを錦の御旗みたいに振りかざして岡口さんを責めたてたのは、それ以外に彼を辞めさせる理由を見つけられなかったからです。
 あの岡口罷免裁判は、国会という大舞台で開催されたのにも関わらず、具体的な行為や判断理由は「 議事は原則として非公開 」!!といった不可思議かつ珍妙なことになっていた。
 おかしかないですか、これって?
 もし岡口さんが本当に司法にとっての癌細胞だというのなら、国会で行う岡口裁判の議事も堂々と公開してやればいい。
 それは、司法の正義を国民にアピールできる絶好の機会じゃないですか。
 でも、司法は、司法を擁護する裁判官訴追委員会は、そのような正々堂々を選ばなかった ――— それはなぜか?

 答えは超・単純 ――― 後ろ暗かったから
 岡口基一という人間を司法から排除できる、正しい法律的根拠がどこにもないことを司法自身が誰よりもよく知っていたからです。
 だから、司法は ――― 司法の現体制を擁護したい関係者は、このSNS上の小さなトラブルをわざわざ持ちだしてきて、その一部分を恣意的に最大限に拡大して、いわばでっちあげた人情劇でもって岡口基一という優秀な判事を追いつめ、むりやりに、力づくで排除する ――― といったようなことを行ったんです。
 そして、
こんなに手のこんだ、傍目にもみっともない複雑な陰謀をこねなくちゃいけなかった動機は、司法という組織内では、SNSやネットに表象される、AI情報すべてがタブーとされていたからなんです。

 どんな権力でもそうなんですが、司法はね、SNSに表象されるネットって存在を非常に恐れているんですよ。
  
 つまり、司法は、実名でSNSをやって、思うままに忌憚なく自分の意見を発信する、岡口基一裁判官というキャラが怖かったんですね。
 もっと突っこんでいうなら、この岡口事件に追随して、SNSを駆使する第2、第3の岡口さんみたいなキャラが次々と登場する時代を、司法の中枢部の人間たちが恐れていたということです。
 いくら司法に権力があろうとも、裁判官が個人の自由としてSNSを駆使したいといったなら、民主国家としてこれを止める術はありません。
 裁判官がSNSをやるのは違法でもなんでもないんだから。
 けれども、某団体から教祖を追いこんだという咎で集団訴訟を5年続けて受けた僕の経験からいわせてもらうなら、僕が会って話した26人の裁判官( あと1人は書記官判事でした )は、ことごとくSNS及びネットの言論を煙たく思い、下に見ている印象が強かったですね。
 司法上部にいる中枢のひとたちは、こうした岡口さんみたいな新しい新人類がどんどん出てきて、自分たちが独善的に組織の上部で威張っていられる、そのような環境を失うことを、恐らく今現在も、某大国の共産党のように恐れているんだと思います。

 僕は、司法は現在世界中で怒涛の発展を見せている、AIによる情報革命に乗り遅れてしまったことへの焦りを感じ、どうにもできないジレンマのなかで苦悶しているんだな、といった風に捉えています。
 実際、信じられない話かもしれないけど、現にあそこってね、いまだに全員一太郎の世界なんですから。
 岡口さん自身も語られているように、裁判官にSNS、ブログ、youtube、twitter(X)、FB、TikTok、Line などについて知悉しているひとはほとんどいない。
 疎いとか、そういった可愛らしいレベルじゃとてもない。
 斎藤清文判事にしても、石垣陽介にしても、どちらとも初歩的な E-mail についてさえ全く知らなかった。
 E-mail とショートメールの区別もつかない。
 斎藤清文はブログというものがどういうものか全く無知であって、僕はブログにコメントを入れるというのがどのようなものなのか、彼に口上で説明して理解させることを審理途中でとうとう諦めました。
 石垣陽介にしても彼の判決文中に、ITに対する恐るべき無知がキラ星のように無数に偏在していた! ――― といった事実は、僕ブログの過去記事に幾度も書いた通りです。

 そのようなひとたちがいっちょまえに法衣を着て、自分たちがまったく知らない世界であるインターネットが深く関連した知能犯罪を裁く ――― なんてことを想像したら、心象風景が自然とホラー色に染め変えられちゃうじゃないですか ――― 卓球の審判団にいきなり大リーグの審判をやらせるようなウルトラ・ミスキャスト!    
そのような危機感を、あなたは覚えませんか?

 僕は、覚えた・・・。


 ただね、そのへんは彼等・法曹関係者たちにしても多分おんなじなんですよ。
 曲がりなりにも日本において最上級の教育を受けて育ってきたひとたちですからね、自分たちの知見の届かない「 穴 」部分についてはさすがに知っている。
 その「 穴 」が放置したまま日毎にでかく育ってしまって、自分たちが完全に 時代遅れの暗礁 に乗り上げてしまったことも充分分かってる。
 米国の司法なんて今や japanese 司法の届かない、遙かな高みまで駆け昇っていってしまった。
 米国の裁判は、AIに予測させれば、もうほぼ結果が分かるようになっているんですよ、マジな話。

 この距離! 司法後進国というより司法未開国と呼びたくなるほどの、この遅れっぷりを見よ! ――― ですかねえ・・・。

 だからこそ、司法及び司法の意思を汲んだ裁判官訴追委員会は、岡口さんの遺族への応対意見をむりやり誹謗中傷にまでもっていって、刑事事件でもない岡口さんの事件をあそこまで大々的な罷免裁判にかけて吊るしあげなきゃいけない必要があったんですね。
 つまり、岡口さんは、自分も岡口さんのようにXやSNSをやって、裁判官として自由な意見を発信してみたいな、と思いはじめた裁判官たちの淡い思いを叩き折るための人柱として「 罷免という十字架 」にあえて架けられてしまったんです ――― 有体にいえば、まあ見せしめだわな。


—――― いいか、野郎ども・・・今後一切君らはSNSみたいなネットと関わるんじゃない! SNSで裁判官個人の意見を吐露するなんてことは法曹のカリスマ性を貶める行為であり、唯一無二であるはずの「 公 」の声の希少性を自ら濁らせることになるんだ・・・。これを書面にすると法律違反になってしまうから紙に書いて回覧することはやれないけれど、裁判所自体がそう意思していることは君らにも分かるはずだ・・・。今回の岡口裁判官の罷免訴追は、我々から君らへのメッセージなんだ・・・。岡口裁判官のようにネットを通じて自分の意見を開陳するような行為を、裁判所は今後一切禁止する。破った者は理由の如何を問わず、裁判官の権限を剥奪する・・・。いいか、我々の真の敵はAI革命なんだ・・・。AIのない時代、我々は国のAI的存在だった。我々より法律知識のある人間はいなかったから、いちばんの法律通暁者として我々は無数の市民の上に君臨することができた・・・。しかし、そうした高学歴の上にあぐらをかいて「 官 」の栄誉を楽しんでいられた、我々の牧歌的時代は、もう終りかけている・・・。裁判官を志望する人間が年々減ってきている・・・。今年の3月31日のみの依願退官( 注:自主退職 )者の名簿を見ろ! なんとわずか1日で20名以上の判事が辞職してしまっている・・・。裁判官になるというだけでも大変なことだというのに、これだけの人間がこうも易々と栄誉ある地位を放り投げてしまうなんて・・・こんなことは今までになかった・・・。ああ、我々はどこで道を間違えてしまったんだ・・・( ト嘆く)






 ただ、そういった肝心要の真相究明の熱意が、あの岡口基一罷免のTV報道からは一切感じられなかった。
 裏取りをしたり取材めいたことをやった形跡も全くなかった。
 あれ、一方的に記者会見で発表したことを、ただオウムみたいに読みあげるだけみたいな、ドライで超・不親切な報道でしたよねえ。
 ほかの芸能界情報とかだったら、そのへんはワイドショーで取り上げたり、事情通のゲストを呼んで意見を聴いたりで、扱いによってはかなりトピックな話題にもなりえたかもしれない。戦後にわずか9名しかいない裁判官さまの罷免裁判ですから、元ネタのスケール的にいえば、あれはそのくらいまでいっても全然おかしくないレベルの大事件だったんです。 
 ところがそうはならなかった。
 そのへんは、さすがに「 マスコミの自由度 世界ランキング68位の日本国 」らしいよねえ!(笑)。
 あの岡口罷免
ニュースを見たひとなら誰でも同意してもらえると思うけど、あの報道だけ前後のニュースと見くらべると、なんか微妙に異質じゃなかったですか?
 
—――— そういえば、たしかにあれ見たときには、なんか違和感めいたもの、ふっと感じたな・・・。


 と、おっしゃられたなら、あなたの感覚はなかなか鋭い。

 周りから浮いて感じられたのには理由があります。
 あれ、現代じゃなくて前近代 の報道だったんですよ。
 あのニュース、識者や事情通の客観的な批評を意図的に排除した、めっちゃ古くさい「 決めつけスタイル 」で作られていました。
 僕は友人宅のTVでアレを見て、とにかくびっくりした。
 ニッポンの報道って気が全然感じられなかったから ――― とっさに感じたのは、わっ、北朝鮮のTVみたいじゃん! といった強烈な違和感。
 僕にいわせれば、あれこそ官令そのもの ――— 客観性なんて微塵もない、官から卑しい民に向かってただ一方的に告知される ――— といった体裁と傲慢とで貫かれた、昔懐かしい、戦時の火薬臭漂う「 大本営発表 」そのものでした。

 うん、そう・・・でも、権力って基本みんなそうなんですよ。
 権力がその構造上、匿名庶民らが無数のTV局となりうるインターネットを忌避するのは、ある意味当然です。
 僕は「 官 」の本来機能は「 徴税 」「 徴兵 」以外にない、とむかしっから思ってた。
 「 徴税 」「 徴兵 」だけで2000年やってきて、僕等のもっとも大事な関心事「 人権 」やら「 福祉 」なんて文化的な概念が誕生したのは、ほんのここ100から200年ばかりの出来事ですからね。
 権力にとってどっちが重要でどっちが付け焼刃だなんて、どんな蒙昧チャイルドにだって分かります。
 その極端な例が某国の共産党やウクライナ戦争に青色吐息中のロシア帝国の、現在の危険な足踏み状態でしょう。


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 しかしながら、仙台高裁って場所は面白いですよ —―― とても。
 僕等は岡口基一さんほど有名じゃないけど、法律を恣意的にねじ曲げて、岡口さんよりほるかな「 悪 」と「 隠蔽 」をなしたにも関わらずいま現在も逃げつづけている石垣陽介を追っていた。もちろんいまでも追い続けています。
 そしたら、この春、その石垣クンは突然極寒の旭川地家裁という左遷地から仙台高裁民事1部に異動が決まって・・・
 そして、そこには グーゼン 日本でいちばん有名になっていた、司法のタブーともいえる罷免事件の裁判官、岡口基一氏がいた!

 ドラマ過ぎじゃない、これって? 2大スター裁判官の揃い踏みですわ!
 もう、キャーだよね、宝塚かよ、ここは?(笑)
 そこにきてやはり仙台高裁民事2部の、今回の小林久起さんの訃報報道でしょう?
 下級審の判事( しかも中央じゃなくて地方 )の訃報がマスコミで報道されるのは、実をいうと大変に珍しいことなんですわ。
 この偶然の連なり ――― シンクロニシティーの団子状襲来にはまったくビビった。
 僕等が石垣陽介を追うというよりも、むしろ石垣陽介事件のほうが僕等に暴いてくれ、暴いてくれと連呼して迫ってきているような感じを受けている、といったら少しは僕等の感じたこの印象を体感してもらえるのかな?

 そのようなわけで僕等は面識のないこの故・小林久起さんとも、まるきり無縁であったというわけでもないのです。
 僕等にとっては「 岡口基一罷免裁判 」も、それから今さっき述べた世界的な「 袴田巌冤罪事件 」も、僕にいわせれば全て石垣陽介が道案内してくれた、知る人しか知らない秘密の釣り場であったわけだから。
 ですから、先日、この小林久起さんの訃報に触れたときには、心底驚いてしまった。
 

 だって・・・またしても仙台高裁ですぜ ―――!?

 

 なんだって、また仙台高裁じゃなくちゃいけないのか?
 仙台高裁っていったい何なの?
 どうしてここにこれほど問題裁判官がわらわらと集まってくるわけ?
 この点だけがいまだにふしぎです。
 いやね、だって僕等はただシンプルに石垣陽介という裁判官を追っているだけなんですもん。
 僕等の関心は、本当はこの石垣陽介という男ひとりにしかないんです。
 行ったこともない仙台高裁になんか関心なんて、はっきりいって全然ないんですよ。

 だけど、石垣クンを追っていたら、左遷先の旭川地家裁から再異動になった勤務地に、当時の司法にとって大変な問題人物? とされている岡口基一裁判官がたまたまおられた、ということなんです。
 ここでは話の流れ上「 たまたま 」という言葉を使わせてもらいましたが、この「 たまたま 」はもちろん偶然じゃありません。
 この「 たまたま 」の裏
には、明らかな計算の跡がある。
 この計算を練ったのは誰か? うーむ。

  石垣陽介を左遷先の旭川地家裁からわずか15か月で仙台高裁に異動させた最高裁人事の意図は、現・法曹においてまことに都合のわるい人物であった岡口基一裁判官を監視するための体制が、すでに「 岡口基一監視装置 」として仙台高裁内にできあがっていたためである、と僕は思う。
 そして、全国家公務員の間でタブーとされている、SNSで個人的な意見を発信する問題判事・岡口基一の法曹からの排除がようやく現実化したものだから、R6年2月16日の時点で、最高裁人事は旭川地家裁の石垣陽介を新たに仙台高裁に異動させたんじゃないのか。

 ターゲットが去って動きの止まった
「 タブー裁判官の監視装置 」に新たな監視対象者・石垣陽介を座らせて、再びこの装置を法曹の保守と安寧のために始動させるために。

 岡口基一・元裁判官本人の言葉を聴きましょう ―――


—――― 当時の法曹がいかにこのホームページを重宝していたか、たとえば、原禎嗣・山梨学院大学法学部教授はご自身のブログ「 日記的 weblog 」で「 法律情報ポータルサイトとして唯一無二の存在だった 」と述べている。
 私は、このポータルサイトは、
業界に対する貢献度が大きいことから、さぞかし裁判所当局もよろこんでくれているだろうと勝手に思っていた。
 ところが、それは完全な思い違いであり、裁判所当局からすれば裁判所職員によるネットでの情報発信など言語道断であった。裁判所だけではなく、他の省庁も同様である。現在でも国家公務員がホームページやブログを開設している例はほとんどなく、たとえば、ある検察幹部によると、検察官が私のような情報発信をすると「 ”空気のおいしいところ”に行ってもらうことになるだけ 」だそうである。

—―――東京高裁の事務局長室には、私の過去の何万件というツイッターがプリントアウトされた書類があり、そこには、付箋がいくつも貼られ、マーカーがあちこちに引かれていた。これを作成した担当者の仕事熱心さには頭が下がるばかりである。( 共に岡口基一氏の著書「 最高裁に告ぐ(岩波書店) 」より引用 )

 

 これって、なんだか、いま崩壊寸前の危機に陥っている、どこかの大国の共産党の逸話をそのまま聴いているみたいじゃないですか。
 保守のための保守 —――
 クリエイティブな裁判官が異端視される濁った空気( ニューマ)―――
 そして、戦時の隣組のような、陰湿で秘密の多い密告社会 ―――

 岡口さんのこの言葉を読んで、僕は僕等が闘ったさまざまな裁判官の応対のことを思い出してしまった。

 石垣陽介( さいたま地裁民事5部 ⇒ 東京高裁 ⇒ 僕等の3333号訴訟後、旭川地家裁に左遷 ⇒ その後、R6.4.16仙台高裁民事1部へ )
 
 丹下友華( 静岡地家裁 ⇒ 東京地裁民事16部 ⇒ 僕等の3333号訴訟直後、司研民裁判教官に左遷 )

 佐藤彩香( 東京地裁民事34部 ⇒ 僕等の21202号の直後、最高裁秘書課参事官に左遷。
       ただしその1月後、最高裁を直接訪ねたとき、総務のいずみ氏より、最高裁にそんな人間はきていないと僕は聴かされた )


 もうね、いっちゃ悪いけど、死屍累々ですわ、これは。
 僕等は、僕等の裁判時に、平常心を失い、我を忘れるほど慌てふためいて、僕等の提示する石垣陽介判決内の「 108つの誤記と裁判調書改竄 」をなんとか揉み消そうとして、裁判調書に書かないで済ませるために僕等のいう「 誤記 」「 裁判調書の改竄 」も、それが裁判の要であるにも関わらず、意図的に一言も法廷で発言しないようにしていた、彼等の無茶な努力と臆病と醜態ぶりとを近距離からまざまざと見続けてきました。

 それは、いっちゃ悪いけど、とても醜かった・・・。
 僕等は個人的にそれらを善光寺の地獄巡りにかぶせて、「 裁判所地獄巡り 」って呼んでました。
 そして、もう裁判所と石垣陽介について書けることは書きつくしたから、新しい記事を書く必要もないかな、と思っていたそんな僕等をもう1度強くゆさぶったのが、今回の仙台高裁民事2部の、この小林久起裁判官の死去報だったのです。

 1度も会ったことのない小林久起さんの厳しい写真顔に、僕は肩をはたかれたような気がした。

—――― おいおい、ここまでやったんだろ? こんな半端な中途で自分の仕事を放りだしちゃだめだろう・・・と、耳元で囁かれたように思ったのです。 

 僕等が令和4年(ワ)第3333号の国家賠償訴訟を提起したのは、2022年1月のことでした。
 当時はまだコロナも猛威を振るっていたし、ジャニーズもまだ全然無事で、芸能界で幅を効かせてブイブイいわせていました。
 司法も当時はまだブイブイ時代でしたねえ。
 僕等も必死になって石垣陽介事件の不正を詰めたのだけど、裁判所の力はあまりに大きく、法曹城の安泰は盤石に見えました。
 それがぐらりと初めてゆらいで見えたのは、2023年の3月、東京地裁のあの「 袴田巌冤罪事件 」の再審が始まってからです。

 袴田巌冤罪事件とは世界最大の冤罪事件といわれていて、ギネスブックにも乗っている、海外でも非常に有名な冤罪事件です。
 あまりこの件にのめりこみすぎるとこの記事の本論がゆらいでしまうので、あかねさんが書いてくれた「 袴田巌冤罪事件 」の記事をとりあえずここに紹介しておきましょう。

◆ 袴田巌冤罪再審事件について( 司法が道を誤るとどうなるのか?)


 この袴田巌冤罪事件の再審が開始された2023年の3月を境に、司法内の空気は劇変しました。
 いくつもの石垣裁判を同時並行でやっていた僕等は、各々の法廷内でその空気の変化を肌で感じた。
 2022年から2023年といえば、あのガーシーがNHK党から国会議員に当選し、ドバイからネットでさまざまな情報を振り撒いていた頃です。
 ネットの情報発信が、日本の公式の電波をジャックするほどの勢いをもって伝播していったというのは、あれが初めてでしょう。
 ガーシーについてさまざまな意見があるのは当然ですが、彼の存在が旧 japan の保守派を震えあがらせたというのは、動かしがたい事実であったと僕は思う。
 
 TV局も、ジャニーズ事務所も、芸能界も、政治の世界も、みんなガーシーを恐れました。
 そのあげくとうとう検察までが動いた。
 それはつまり、ガーシーに象徴される、AIを媒介にした新時代の情報発信の歩みを全ての旧体制が恐怖した ――― ということに他なりません。

 僕等の3333号が始動した2022の1月から2月経った3月、戦後法曹の歴史で最悪の事件であった「 袴田巌冤罪事件 」の再審が動きはじめました。
 これはもう世界が裁判進行を報道するような世界的事件になっちゃっているから、この闇に生まれた暗い事件の真相を暴くと司法が決めたということは、世界に向けて袴田さんは無罪であり、彼の拘置は司法の誤りだったと発信することを決意したということに他なりません。
 もしこうした宣言をしておいて、やはり袴田さんが真犯人で検察の意見は正しかったとなると、日本の司法は前近代的な封建的な組織だ、と世界中の笑いものになってしまう。
 それは当然日本の株価にも影響するでしょう。
 検察の権威も地に堕ちる —―― 実際、袴田事件を含むそれまでの功績を認められ、叙勲にまでいった司法、検察、警察の関係者のなかには、まだ生存されている方もいらっしゃる。
 袴田さんの無罪が公的に決定されると、彼等のこれまでの栄光は汚辱の騙し歴史だったんだ、と書き変えられることになる。
 あまり考えたくはないけど、彼等の家族にまでそのバブル崩壊の危険な余波は及ぶかもしれない。
 検察があれほど必死になって、当時の捜査は正しかったと頑なに強弁するのは、そうなってから始まる新たな下手人探しの時代展開を恐れているからだろう、とも思います。
 
 僕等の追っている石垣陽介事件は、犯人じゃない袴田さんが検察や司法の過ちで40年以上拘留されたなどという陰惨な事件と比べると、事実上の被害者もほぼいないともいえるし、僕等が司法に国家賠償として求めている額も8万ちょいほどの必要経費にすぎず、なんだ、大した事件じゃないじゃないか、といわれるひとも多いかもしれない。

 でもね、それは断じてちがうのよ ―――。
 石垣陽介裁判官( 当時、さいたま地裁の民亊5部に彼はいた )は、自分の地位安泰という個人的な目的のために、令和元年10月11日にさいたま地裁庁舎内に浦和警察が突撃した事件を、あれは「 飯田( 僕のこと )が( 警察に )電話しただけ 」と令和元年(ワ)第633号の判決書に書き、
その判決書に108つの信じられない膨大誤記を残し、さらにはさいたま地裁民事5部の森本清美書記官に命じて、裁判調書の改竄までやらせている・・・。

 いちゃもんじゃないのよ、これは。
 僕等はの彼の書いたでたらめ判決のれっきとした証拠を、公文書というかたちでいくつも持っている。
 現在、仙台地裁の第1部と第2部に同時に所属している石垣陽介裁判官の悪質性は、ほんっとに岡口基一裁判官と比べられるようなものじゃないのよ。
 岡口さんは立派なひとです。
 このたび、彼の著書「 最高裁に告ぐ 」を再読して、僕はその感を新たにした。
 対する石垣クンは、胡乱で、誤魔化し屋で、もう救いようがないくらい凶悪です。
 裁判官が恣意で法律をねじ曲げるというのは、警察官が拳銃を恣意で発砲する行為と同義なんですよ。
 僕等はどこまでも石垣陽介を追う ――― それがこんなカオス状態に陥った我が国に灯った、唯一の明かりだと思うから・・・。

 おっと ――― 最近更新された仙台高裁の裁判官人事表が面白いんで、最後にこれも忘れずに挙げておきましょう ――― これは笑えるぞぅ!(笑)






 そして、GW明けの5月8日には、この告知板はこんな風に修正されていたのよ!




 もうぐっちゃぐちゃじゃんか・・・。
 石垣クンはほとんどヒッキー状態になって、もう仙台高裁さんには1度も登庁してないんじゃないかなあ?
 仙台高裁の総務の橋本さんと話したとき、僕がそのようなことを何気に問うたら、彼女、そのような情報を公開することはできません・・・って声震わしながら返事してきたもんなあ・・・。
 岡口基一裁判官を総出で罷免にかけ裁判所から追い出したあらゆる勢力こそ、僕は本当の意味での「 日本の癌 」だと思ってる。
 あんたら、僕等の japan をどれだけ未開状態に引き戻せば気が済むのよ?
 ちんけなプライドを守りたいちっぽけな連中が、日本という船の竜骨を日毎に腐らせていくのが見える。
 あなたにはこの汚辱のドラマが見えますか?
 
 今夜の僕の記事は以上です ――― お休みなさい! (^0-y☆ミ
   ( fin )






Charlie Parker - Klact-Oveeseds-Tene (04.11.1947)

カッ飛べ! これが石垣誤記だ(# ゚Д゚)









 また翔べ! これが石垣調書改竄だΣ(・□・;)















★ 石垣さんも丹下さんも裁判官なんだから、地裁隣りの法務省赤レンガ棟を入って右手の「 越前碑 」を

参拝したことがあるはずです。そのときの自分の初心を思い出してほしい。あなた方はあの頃の自分に
いま向きあうことができますか? 目を反らさずに微笑みかけることができますか? そのへんのこと
をいっぺんよく考えてみてください。