思春期課題、攻撃されないように演じるという意味

精神科医療に携わると、統合失調症患者の多くは何らかのイジメを、受けてストレスから逃げ切れず、自己の殻に閉じ籠るパターンが多い。
それだけではないのですが（隔離収容による抗禁症状や、麻薬投与による、脳機能障害、ストレス対策不足)もあり得るため。
そして、脳の過剰活動、暴走により、不眠となり症状が悪化していきます。

この時大切なのは、『つらい』という不安表出なのです。
多くの若者は『不安表出』が出来ません。
建前だけで幼少期から生活しているため、感情に蓋をする癖があるからかもしれませんね。
また、病気になる人はそういうのが本当に苦手な人が多い。

現代を生きる学生や若者は、アドレナリン過剰放出しており、副腎疲労だと言われております。
これは、常に敵にさらされており、安堵できる時間、場所がないから。
つまり、常に何らかの競争に晒されているからなのでしょう。
思春期の悩みとは、根元は比較、競争させる文化風土であるかもしれません。
優劣をつけて、国民を分断するという、簡単な統治方法により、若者達は、みえない敵、将来の不安に晒されて、外へ外へ攻撃を仕掛けるように思考や感情が働いているのかとしれません。
副腎疲労が起きると、急激な血糖値低下があります。
そのために、また、甘いもの、糖質を摂取する。
高血糖は、免疫を低下させ、ミネラルビタミンを浪費し、糖化により、血管や細胞を傷つけます。
細胞の機能不全を起こすのです。

思春期は他者との比較など発達課題で習います。
しかし、これは文化背景により差がでます。
比較しない、絶対的価値観の中で生活しており、育てられていれば、心身の成長を受け入れ、大人としての役割を獲得してくでしょう。

「攻撃されないように攻撃している。」
何処かの国が戦争するための口実で良く使いますよね。
やたらと不安を煽り、緊張と弛緩を作り上げる。
戦争は全て茶番であり、ヤラセなのですが、幼少期から競争ばかりし、攻撃していないと生活できない文化背景で育つと、戦争への誘導やストーリー作りにまんまとハマってしまうのが分かります。
攻撃して身を守る、なかったことにするのでなく、『何故？』と探求する力こそ、思春期課題をクリアする近道なのかもしれません。