室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

どこへ行っても・・

2006-07-10 18:01:27 | Weblog
 昨日は、昼間がタンゴ歌手YMさんのリサイタルの仕事、夜が文化人の会合だった。
タンゴ歌手YMさんは、なかなか積極的に活動をなさっていて、バンマス共々、よくお仕事を頂いている。お弟子さん達や、彼女のファンの方々、関係者もすっかりお馴染みだ。昨日はバンマスの顔なじみのお弟子さん達も楽屋にみえて、和やかな雰囲気だった。YMさんのお弟子さん達は、打ち上げパーティを大変楽しみにしていらしたようだったので、乾杯だけして、お刺身(新橋の魚屋さん経営の居酒屋)を2切れだけ頂いて、銀座線の地下鉄乗り場に走って行った。
 夜の部は、元国大教授のY先生のお名前による”Y学校”という文化人サークルで、昨年タンゴの演奏をさせて頂いたご縁で、今回、入会ならぬ”入学”させて頂いた。学者、作家、放送局プロデューサー、評論家、大使館員、料理研究家、学芸員など、様々な分野のエキスパートの集まりで、本を出版された話題や、新作発表の情報なども行き交う。去年演奏した時に話した「リベルタンゴ出版秘話」を覚えていらした方から「それ以前にバイオリン、チェロ、ピアノの演奏で聴いた”リベルタンゴ”は、きっとあれだったんだわ、と思ってお話伺ったんですよ」と声をかけられた。昨日が2回目だった方はすでに親しみを込めて、初めて会った方もどんどん会話が進み、普通なかなか無い集まりだなあ・・と思う。去年もそう感じたのだが、善良で素直な好奇心の持ち主ばかりで、その共通性から、安心して親しくなれてしまうのだ。不思議なサークルだが、妙に居心地が良い。
 昼間の仕事でもそうだったが、人の出会いに恵まれている。右を向いても左を見ても、笑顔ばかりだ。こんなにC調でいて良いのだろうか・・?ところで、新橋の打ち上げ会場のお料理も美味しかったし(去年も行った事を思い出した)銀座4丁目のそのレストランも、シャンパンでの乾杯に始まって、様々なオードブル、表面が焦げ目のついたリゾットやニョッキ等、どのお料理も、お店自慢のデザート類も、夢のように美味しかった。ほんとにこんなにC調でいて良いのだろうか・?