室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

ワイルドライフ

2009-04-20 17:39:54 | Weblog
先週水曜日の”ローリング20's JAZZ Orchestra”のコンサートが終わって、やっと事後処理というか、後かたづけ(まだ完了してませんが)をしつつ、日曜日は久しぶりに新宿三丁目の銅鑼のLIVEに出る”新宿アコギ会”を観に行ったり・・と、コンサート前の充実感に比べると、ゆる~い日々を送っております。

軽ーい”燃え尽き症候群”でしょうか・・?


ケーブルテレビに加入して、BSハイビジョンが見られるようになりました。
今日、お昼ご飯の後、何気なくぼ~っとBSハイビジョンを出してみたら、”ワイルドライフ”という番組で《カジキ》をやっていました。

私はNATUREモノが好きなので、思わず引きこまれて見てしまいました。

カジキといえば、よく松方弘樹さん等がハワイで「・・・メートルのデカイのを釣り上げました!」とぶら下げたままハーバーに着ける所を映したりする、アレです。

吻(フンと読む)という剣のようなものを鼻先に付けた巨大な魚です。
メカジキで3.5m位。200kg以上。

バショウカジキは寝かせておいた背びれをテントを広げるように立てて小魚の群の行く手を阻んだりする、リボンのような腹びれ付きのロマンチックでスタイリッシュなカジキ。

シロカジキは最も巨大で5mもあり、重さは750kgとか・・。興奮すると胴体の模様や色を変化させたりする神秘的なカジキ。

北極と南極以外、外洋のどこにでも生息しているけれど、外洋は陸で言えば、殆ど”砂漠”みたいなもので、カジキに出会うのは簡単ではないとか。

リック・ローゼンタールさんという海洋学者で名水中カメラマンが、カリブ海やペルー沖やオーストラリアのグレートバリアリーフ等で、巧みにカジキたちに出会って、紹介していました。

以前カジキの子供を見たことがあるポイントへ行って、5cmほどの手のひらに入るようなカジキの赤ちゃんを見せていました。本当にちっちゃいのに、ちゃんと鼻先に剣が付いていて、立派なものでした。


大きな外洋で潜る人の映像を見ると、昔、西表島に行った時のことを思い出します。

沖縄の八重山諸島の中でも、西表島は大きくて、島の入り江ごとに、海岸線ごとに特徴がありました。ある所は緩やかな遠浅。ある所は珊瑚礁がずっと延びていて、それが切れると突然5mの海底がプールの底のように見えて熱帯魚と一緒に泳げたり。またある所は外洋のはじまりのように、海底がまったく見えない大波の来る場所だったり。

春休みだったけど、思いっきり日に灼けて。灼ける事に殆ど頓着無く、岩場のシャコ貝をつまんで海水で洗って即、口に運んで「原始人はこんな狩猟生活だったのかな」と思ったり、大自然を満喫したものでした。

その経験があるので、大海原を少し実感できる気がするのです。
今は、もう日に灼けたくないので出来なくなってしまったけれど。ワイルドライフ・・すごいなあ。