室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

第215回東京道産酒の会

2011-02-26 21:53:25 | Weblog
気がついたら短い2月、あと2日を残すのみとなっていました。

先週17日は、第215回道産酒の会がありました。

北海道を愛し、北海道にゆかりのある方々が、北海道の食材を肴に、北海道産のお酒に舌鼓をうつ、愉しくも美味しい集いです。

25年以上も続く、伝統と格式のある酒好き名士の会です。私はご縁あってエレピ持参のお囃子役でお邪魔しております。


        



6時の鐘が鳴り、司会進行の堀田さんのご挨拶の後、松沢会員の「元気なのは、ここだけです。ヤー!」で乾杯。

『東京道産酒の会の歌』『早春賦』を皆さん高らかに歌われ、宴の開始です。

功労賞(8の倍数回出席の方)の発表。風間あきら会員、山口一誠会員、斉藤やすはる会員、長田あきら会員、河崎保也会員が表彰されました。


        


続いて新入会員の古川やすよしさんが紹介され、ご挨拶なさいました。

        


そして今回のメイン・スピーカーは、BSイレブンにお勤めの上田誠也会員です。

市民マラソンに沢山出場されたり、ゴルフは元より、音楽鑑賞もお好き・・と多趣味で人生を謳歌していらっしゃる上田さんですが、昨年8月に気象予報士の試験に合格。資格を取得されたという事で、気象予報士にまつわるお話をなさいました。


        

理科系の内容の問題が出題され、年2回の試験の合格率の平均は6%だそうで、チャレンジ精神と実行力に尊敬の眼差しが向けられました。



今回もお料理おいしかったです。

  

 蛸サラダ、にしん昆布巻き、帆立スモーク、菜の花おひたし、白魚。    鱈昆布〆、甘エビ。


  
 
 タラバガニ天ぷら。 銀だらマスタード。                鮭粕汁鍋。


 

 濃厚な豚汁と、最後のウニを塗られた焼きおにぎりは感動ものでした。


えー、お酒は、いつもながら楽器運搬で車を運転して来る私は、自分が飲めないため、銘柄を見ることを忘れてしまいましたが、皆さん北海道産のお酒を堪能されました。


しばしご歓談の時間のあと、お誕生月の皆さんのお祝いコーナー。

        

 今回は、いつもの大杯になみなみと注がれ、杯が2~3回も回されていたようです。

  

  

 皆さん、無事にお帰りになったでしょうか・・・?


皆さんのお楽しみは《利き酒大会》です。純米酒か、吟醸酒か、本醸造酒かを当てます。

各テーブルから2名ずつ登場し、勝ち抜いて優勝されると《関白殿下位》が授与され、同じテーブルの方にもお土産がプレゼントされます。

         
         同席者のためにも、真剣です。


         
         勝負は、最後にもつれましたが、優勝は右側の井上会員です。



関白殿下が決まると、お召し替えの間にミュージック・タイムを行います。

今回は、季節に因んだ『雪山賛歌』のほか、去年棚沢会員からリクエストされていた『モンテンルパの夜は更けて』をご用意しました。
歌は、鳩の森愛のお手本歌手をお願いしているソプラノの北川智子さんです。

インドネシアなどに比べると、敗戦後フィリピンに5年も150人の日本人が捕らえられていた事は、当時知られておらず、その事をテーマに歌われたこの曲のオルゴールを、渡辺はま子さんがフィリピン大統領にプレゼントした事で大統領が心を動かされ、捕らえられていた方全員が帰国できた・・というお話を、フィリピンとの架け橋をしていらっしゃる棚沢さんから伺いました。

懐メロ番組をけっこう見させられて育った私でしたが、この歌はたまたま知りませんでした。U-tube で音源を得て、メロディ、歌詞、伴奏を聞き取り、完全コピーの譜面を作って、北川さんと演奏しました。2番の歌詞の最後が「呼ぶ ころり」と聞こえて、『ころり』とは何?と思ったら『こどり』小鳥のことであったことが分かりました。

会員の皆さんはこの歌をよくご存知で、とても喜ばれました。盛り上がったついでにもう1曲、『大きな古時計』もご披露して楽しんで頂きました。

        
        ソプラノ歌手の北川智子さんを挟んで、リクエスト者の棚沢さん(左) と長田さん(右)。


リクエストにお応えすることができて、良かったです。胸のつかえが取れた思いです。


さて、関白殿下のお召し替えが済み、ご登場です。

        

    関白殿下認定書を受け取られ、井上さんの喜びの一言と、関東一本締めでお開き。



忘年会、新年会の多い12月と1月をお休みにしている道産酒の会。2ヶ月ぶりの開会でしたが、会員の皆さんの「盛り上げたい」気持ちが集結して、愉しく美味しい会となりました。