JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

立川談志師お別れの会 献花式

2011-12-22 | 落語
1980年代を中心に良かれ悪しかれ多大な影響を受けた立川談志師のお別れの会、一般献花式に列席しました。

有名人のお別れの会に列席するのはこれが最初で最後でしょう。
どうしても、もう一度高座の談志師匠にお礼を言いたかった。

式は混乱することなく粛々と進んでいました。
会場のホテルニューオータニ鶴の間では大きなスクリーンに2010年の高座「落語チャンチャカチャン」「権兵衛狸」が流されています。
晩年の、もう声を出すのが苦しそうな高座がとても悲しい気持ちにさせます。もっと全盛の頃、せめて90年代の映像を流して送れないものかと思ってしまう。
テレビはあまり見ていないけど、ニュースでも晩年のお姿が多いような・・・
それはそれで落語家立川談志の生き様として凄い事だと思うのだが、芸として40代から60代くらいの立川談志を多くの人に見ていただきたい。

遺影の前では高座座布団がおかれ、生前愛用の湯飲み、扇子、手ぬぐいが置かれている。
もう、木賊刈りで唸りながら登場してあの丁寧なお辞儀から、どんな第一声が飛び出すかの、ワクワクドキドキ感は味わえないと思うと・・・。





献花を終えると、文字助師、里う馬師を始めお弟子さんたちに揃って送りだしていただく。
スタッフとして健気に働く若い弟子、孫弟子たちが印象的でした。
これからも立川流は応援します。談志の血を受け継いだ落語家は了見に間違いが少ないですから。

香典代わりに販売していた、御託週めくりカレンダーと手ぬぐいを購入。
ちなみに、カレンダーの1月第2週は
「金正日萬才ィー」キムジョンイルマンセイィー



落語、芸能関係者で送ったお別れの会では故人の生前からの望み通り、ディキシーランド・ジヤズで送ったとか。

ファンとしてもディキシーのBGMの中、盛大な拍手で送ってあげたかった、と思うのだが。

何はともあれ、

立川談志(松岡克由)師匠、本当にありがとうございました。

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