「女優 林由美香」 洋泉社

久し振りに大型書店を徘徊していたら、こんな本を見つけたよ。

快楽亭ブラック監督「四谷怪談でござる」や立川志らく監督「SF小町」に出演のAV女優林由美香さんが亡くなって1年が過ぎた。（6月26日）

ファンというわけでは無いので彼女の作品はほとんど見ていないのだが1989年からずーっとAV女優として名を連ね続けた彼女。グラビア等でも随分良くお目にかかった。その全仕事が網羅されている素晴らしい本。思わず衝動買いしそうになるのを踏み止まった。（3,990円の豪華単行本ですもの）

「あなたは林由美香のことを知らない・・・」で始まる文面。
それはファンといえども出演作の映画、AV全てを見ている人はありえないという事。
そのくらい彼女の全仕事はすごいのだ。
記録資料としてもたまらない一冊で監修の柳下毅一郎氏他スタッフの方々には頭が下がります。
嬉しい事に直筆のイラスト付きのエッセイなんかも載っているよう。

一女優の全仕事を網羅する。それもAVに君臨した未曾有の女優林由美香なのだ。
よく夭折の方は伝説と化すが、彼女も確実に伝説となるのでしょう。

今、彼女の作品で特に見たい映画は
「由美香」
不倫関係にあった監督と東京から北海道礼文島まで自転車旅行をしたドキュメンタリーだ。劇場公開時に是非観に行きたかったのだが、今ほど映画に行かない体質だったので、そのまま見送ってしまった。

9月には追悼特集もあったようです。また、いつか追悼特集があると思うので是非機会を逃さず観たい物です。



「女優　林由美香」監修：柳下毅一郎、編集：直井卓俊、林田義行　洋泉社

※林由美香さんは2005年6月28日、自宅で亡くなっているのが発見されました。死亡推定時刻は6月26日の22時。死因は事件性・事故性のない自然死（警察発表）享年34歳。
一説によると快楽亭ブラックの「四谷怪談でござる」のたたりとも。監督ブラックも借金により立川流除名。その後心筋梗塞（こうそく）と急性大動脈解離で死にかけている。

※この記事は書籍を僅かに立読みしただけなので、カテゴリーはBOOKでなくweblogとしました・・・

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