監視

2011-03-28 23:27:57 | Weblog

  晴れ後雪。

 震災から早くも二週間以上が経過し、大分復興へ動きが変わってきたような気がする。それでも、各産業へのインタビューを見ると、先行きはよろしくない。夏場に向け、関東方面の電力不足が懸念されているが、私はそっちは一言で片付ける。

 「電気使いすぎなんだよ」

 震災地近郊は、大変な就職難が始まっている。今の震災にかこつけた”便乗”解雇なんかも出る始末で、全く持って今後が心配である。東北経済は完全に破綻するのではないか? 漁業、農業を営んでいた高齢者が今の津波でこれまでに築いたものが皆流されてしまえば、新たに事業を再興するなんて考えるだろうか? これまでに培われてきた技術も知識も一気に失われてしまう。これは次世代の育成のため、補助を出さなければならないのではなかろうか。心配なのは、こんな大災害も利用した天下り団体が生まれること。きっと震災復興費として多額の税金が使われる。当然、そこに寄生虫が湧くことが予想される。必要としている人たちに行き渡らないのでは意味がない。我々は、厳しい眼で監視しなければならない。