あんなだったか?

2018-09-14 23:15:29 | 読書、書物

  晴れ。

 リーマンショックから十年が経過し、あの金融危機から教訓を得ようとしているのかあちこちの局で話題に上らせていますが、結局、一時的なものなのですぐに忘れてしまうでしょうし、そもそも同じことを何度も繰り返すのが欲に弱い人類たるもの。きっとまた同様の経済危機が訪れるに決まっています。少なくとも、どこのでもですが国は金融機関だの、企業だのに税金を投入して助けるよりは弱い国民を救済しなければならないと思います。

 金融危機とはぜんぜん無関係ですが、太宰治著「人間失格」を読み終え、更にフランツ・カフカ著「変身」を読み終えています。「人間失格」は、主人公がここまでどうしようもない人格だったっけ? と改めて驚愕するようなどうしようもない有様で、読んでいると苛々させられると共に、自分もこういう風に堕落しないよう気をつけねば、などと思ってしまいます。それにしてもどうしようもない奴だったぁ〜。「変身」は、ラストがあんな風だったなんて忘れているので、やや衝撃的でした。現実か非現実か、読者に問うような異様な状況と展開ですね。

 次はモーリス・メーテルリンク著「青い鳥」を読みます。新潮社夏のプレミアムカバー版もいよいよ半分を切ります。名作八冊なので、読みやすいし面白いのがいいですね。



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