日本語おもしろ発見

日々の生活から

語彙表の作業は拾い出しに似て・・・

2010-03-12 18:17:53 | 日記
 語彙表が完成したことが,ことのほか,うれしい♪♪

 表記の数をそれぞれ数えて,今までの語彙表に数値を入力していたら,(「私達」と「私たち」「わたしたち」はすべて表記が違います。その数を数えるのです)父の仕事の拾い出しを思い出して,なんとも懐かしくなりました。

 父は電気設備の設計の仕事をしていました。拾い出しとは,設計図面に書かれた,照明器具やコンセント,火災報知機やスピーカ等の数をそれぞれ数えたり,ケーブルなどの長さを種類ごとに測ったりすることです。それを表に入力して,単価とかけて,積算して,その建物の工事の予算を決めるのです。

 昔は,あんなに嫌だった,拾い出しの仕事を懐かしく思い出すなんて・・・。死ぬというのは,この世のどこを探してもいないということ・・・と母が話していました。いなくなったら,何もできないんだから,もっと気持ちよく,父の仕事を手伝えばよかったと,いまさらながらに思いました。

 仕事の内容は全く違いますが,語彙調査の仕方は,父の仕事に通じるところもあり,こつこつとやる大切さを教えてくれた父に改めて感謝したいと思いました。(もういないんだから,感謝しても何もなりませんが・・・。)

 そして,次のプロジェクト(次は古典!)にうつりたいと思います。がんばりま~す♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「『VS』嵐」は何と読む?

2010-03-12 12:32:41 | 日本語豆知識
 『中央公論』の語彙表が完成しました~。やった~。夢の中でまで語彙表を作っていたんですよ~。その甲斐がありました~。イエ~イ♪♪

 さて,語彙表を作るにあたって,語に切る作業,語の読み方,語種の区別,表記の違い,などさまざまな苦労がありました。その中の一つですが,2006年8月号に,

 登場人物たちのドラマも.楽しみながら、日本酒について徹底的な知識を得ることができる。その歴史、文化、造りの技術、伝統的な手法VS近代のメソッド、利き酒の仕方、米の栽培法、杜氏の流派に至るまでありとあらゆることが描かれている。

という文があるのですが,文章中に「VS」が出てきます。これ,何と読みますか?「バーサス」?「ブイエス」?「対(たい)」?

 表記がバラエティーに富んでいるため,それを何と読むのか非常に難しい。チームで議論した結果,かたい文章中の表記だからということで,「対(たい)」にしたんですが,先日,「VS嵐」を見ていたところ(ジャニーズ好きがそろそろバレそう^^),二宮くんが,「ブイエス嵐」と言っていた・・・・。

 「対」でも「バーサス」でもなく,「ブイエス」

 もしかしたら,一般的には「VS」は「ブイエス」なのかも・・・。

 ああ~,こういったアルファベットで書かれた語や記号はなんと読むのを語彙表に書いたらいいのか,わかりませ~ん。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする