ドイツからの留学生が日本のいじめ問題について意見文を書きました。報道に問題があるというのは参考にすべきだと思います。
日本のいじめ問題
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日本の社会において、いじめという問題がよく議論されている。世間は大きい興味を持っている。自殺した生徒の年齢がだんだん若くなっているのに、解決策を見つけられないから、絶望的な事態になってしまっている。
私の意見では、少年自殺はほかの社会的な問題に原因がある。いじめは日本だけの問題ではないし、子どもだけの問題でもない。大人もいじめ、いじめられる。それは人間の最悪のたくさんのところの一つだ。
いじめに対しては、自分で阻止能力を開発するべきだ。だからいじめは日本の社会の問題ではないというより、むしろ人間の相互交際の問題だ。人間の精神は優しい面と悪い面が必要だからそのような問題は簡単には解けないかもしれない。
しかし、いじめを受けた生徒が自殺をするのは社会的な問題が原因だと思う。どうして日本の生徒はいじめに対する防止能力が弱いか。二つの点に気付いた。
まず、日本ではいじめられた生徒の両親の答えがほかの国と違うと思う。いじめられた子供が両親によく学校を転校させられる。いじめる生徒に対抗能力を開発することができない。いつも問題から逃げて、しかも、新しいクラスの中に入ることが、転校するたびに難しくなって、悪循環になってしまう。日本人は、問題があれば、よく自分のところでその理由を探して、ほかの人を邪魔しないために逃げてしまう性質があるからだと思う。
そのほか、少年自殺事件が起こればいつも日本全国ニュースで報道される。それがよくないと思う。そのニュースは自殺問題をさらに大きくする。いじめを受けている生徒がニュースを見て自殺がいい逃げ道や方策だと思うから自分も自殺してしまう。自殺のすべてを報道することはドイツと違う。たとえば私の高校で仲間が学校のトイレで自分を射殺したが、ぜんぜんニュースがなかった。それには、二つの理由がある。彼と彼の家族を尊重するために世間に報道しなかった。そして少年自殺の問題をさらに大きくしないために。
日本ではニュースで自殺報道が多いから日本の自殺率が多いと考えるが、国際比較すると、日本の少年自殺はそれほど多くない。日本にはほかのもっと重大な問題があると思う。たぶん、政治家がその問題を解けないから自殺問題を前面に押し出しているのかもしれない。
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