ここまで来ると歴史と云うよりはドラマとして見た方が
良いのかと思い始めている僕なのです
已むに止まれず京都まで来てしまった小松帯刀ですが、
事もあろうに西郷は面会拒否!!
帯刀は家老である自分が何故会えないのかと問い詰め
ますが『自分達は薩摩軍ではありません。もはや朝廷の
軍なのです』と言われては返す言葉もありませんね
官軍となった薩摩軍、もはや家老と云えどもどうする事
も出来ないのです。
西郷にしても会えば必ず心が動く自分を分かっていたの
でしょうね
恨みを一身に背負い死ぬ覚悟で進軍している西郷をもは
や止める事など出来ないのです
ここで最後の切り札、幾島登場
帯刀は天璋院自らがしたためた手紙を幾島に託し西郷を
説得にかかろうとするのですが…
天璋院の手紙を携えた幾島、必死に西郷に食い下がろう
としていましたね。
幾島(松坂慶子)の迫力の前に言葉を詰まらせる西郷。
迫真の演技でした


天璋院の手紙を読み涙を流す西郷、篤姫に付き添ってい
た頃の事が走馬燈の様に駆け巡るのです
しかし西郷が決意を翻す事はありませんでした。
それにしても
天璋院と静寛院が必死になって慶喜の除名嘆願しようと
しているのに老中達は徹底抗戦を主張するばかり。
そう云えばちょっと小太りな松平容保も同席していた様
でしたが
幕末の主役の一人ですが、このドラマではチョイ役の様
ですね
幕府側に戦力が残っていても戦意の差は歴然

動き出した時代をもはや誰にも止める事など出来ないの
です。
現状を必死に守ろうとする側の悲哀を感じる僕なのです
ところで
天璋院が西郷に宛てた手紙が現存しています
「徳川家に嫁いだ以上は、当家の土となるのは勿論です
が、温恭院(徳川家定)がすでに他界しているので、今
は亡き夫に替わって当家の安全をただ祈るばかりです。
しかし、自分の存命中に当家にもしものことがあれば、
あの世で全く面目が立たず、そのことを思うと不安で日
夜寝食も充分に取れず悲歎しています」と云う内容なの
です。
徳川家存続だけをひたすら嘆願している訳ですね
この嘆願書を見て西郷が本当に心を動かされたのでしょ
うか??
260年にわたり権威を誇ってきた幕府です。
少しでも油断するといつ反撃にあうか分からないのです。
西郷にしても決死の覚悟で江戸へ進軍していた筈なので
篤姫の嘆願書一通で西郷隆盛の心を大きく揺り動かし江
戸城無血開城に繋がったとは僕には到底思えません
実は、篤姫の嘆願書が出される前に、勝海舟の命を受け
た山岡鉄舟が西郷隆盛と江戸城開城の条件について話し
合いを続けていたのです。
天璋院が嘆願書を出す前に無血開城に向けての詰めの話
し合いがもたれていた事になりますね。
勝が西郷に宛てた手紙の中にこう云う一節があります
自分たちが官軍に恭順するのは、「現在の日本は同胞が
争っている場合ではなく、外国からの侵略の危機に一致
団結して立ち向かわねばならないことを認識しているか
らである」と書かれています。
徳川家存続だけはなんとしても認めてもらいたいと懇願
する天璋院篤の嘆願書と比較して、日本全体の事を考え
ている勝とではレベルに開きが有り過ぎる気がしてなら
ない僕なのです
ドラマとして見ている分にはとても面白いのですが
念のため
サポグラ Winter Sale のCMです →
良いのかと思い始めている僕なのです

已むに止まれず京都まで来てしまった小松帯刀ですが、
事もあろうに西郷は面会拒否!!
帯刀は家老である自分が何故会えないのかと問い詰め
ますが『自分達は薩摩軍ではありません。もはや朝廷の
軍なのです』と言われては返す言葉もありませんね

官軍となった薩摩軍、もはや家老と云えどもどうする事
も出来ないのです。
西郷にしても会えば必ず心が動く自分を分かっていたの
でしょうね

恨みを一身に背負い死ぬ覚悟で進軍している西郷をもは
や止める事など出来ないのです

ここで最後の切り札、幾島登場

帯刀は天璋院自らがしたためた手紙を幾島に託し西郷を
説得にかかろうとするのですが…
天璋院の手紙を携えた幾島、必死に西郷に食い下がろう
としていましたね。
幾島(松坂慶子)の迫力の前に言葉を詰まらせる西郷。
迫真の演技でした


天璋院の手紙を読み涙を流す西郷、篤姫に付き添ってい
た頃の事が走馬燈の様に駆け巡るのです

しかし西郷が決意を翻す事はありませんでした。
それにしても
天璋院と静寛院が必死になって慶喜の除名嘆願しようと
しているのに老中達は徹底抗戦を主張するばかり。
そう云えばちょっと小太りな松平容保も同席していた様
でしたが

幕末の主役の一人ですが、このドラマではチョイ役の様
ですね

幕府側に戦力が残っていても戦意の差は歴然


動き出した時代をもはや誰にも止める事など出来ないの
です。
現状を必死に守ろうとする側の悲哀を感じる僕なのです

ところで
天璋院が西郷に宛てた手紙が現存しています

「徳川家に嫁いだ以上は、当家の土となるのは勿論です
が、温恭院(徳川家定)がすでに他界しているので、今
は亡き夫に替わって当家の安全をただ祈るばかりです。
しかし、自分の存命中に当家にもしものことがあれば、
あの世で全く面目が立たず、そのことを思うと不安で日
夜寝食も充分に取れず悲歎しています」と云う内容なの
です。
徳川家存続だけをひたすら嘆願している訳ですね

この嘆願書を見て西郷が本当に心を動かされたのでしょ
うか??
260年にわたり権威を誇ってきた幕府です。
少しでも油断するといつ反撃にあうか分からないのです。
西郷にしても決死の覚悟で江戸へ進軍していた筈なので
篤姫の嘆願書一通で西郷隆盛の心を大きく揺り動かし江
戸城無血開城に繋がったとは僕には到底思えません

実は、篤姫の嘆願書が出される前に、勝海舟の命を受け
た山岡鉄舟が西郷隆盛と江戸城開城の条件について話し
合いを続けていたのです。
天璋院が嘆願書を出す前に無血開城に向けての詰めの話
し合いがもたれていた事になりますね。
勝が西郷に宛てた手紙の中にこう云う一節があります

自分たちが官軍に恭順するのは、「現在の日本は同胞が
争っている場合ではなく、外国からの侵略の危機に一致
団結して立ち向かわねばならないことを認識しているか
らである」と書かれています。
徳川家存続だけはなんとしても認めてもらいたいと懇願
する天璋院篤の嘆願書と比較して、日本全体の事を考え
ている勝とではレベルに開きが有り過ぎる気がしてなら
ない僕なのです

ドラマとして見ている分にはとても面白いのですが

念のため

サポグラ Winter Sale のCMです →
