函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

龍馬伝、倒産寸前だった社中!!

2010-10-04 | 歴史
清風亭で会見した龍馬と象二郎
ドラマでは幕府の衰退を悟った容堂候からの命令で薩長に
近付こうとしたように描かれていましたね。
勿論、そう言う一面があった事は事実ですが、実は、当時
の亀山社中は解散寸前まで追い込まれていたのです
龍馬はおそらく土佐藩の資金を当てにしていたのでしょう

倒産寸前の会社に新しいスポンサーを見つけた訳です

一方の土佐藩も長崎と大坂に土佐商会を設立したものの物
流体制が整っていない為思ったような成果があがらず困
っていたのです

そこで象二郎が目を付けたのが亀山社中。

当時の土佐藩もご他聞に漏れず深刻な財政難に陥っていた
のですが、参政の象二郎は貿易によって藩を再生しようと
考えたようです。
そこで象二郎は社中の航海術に目を付けたのです

能力があっても活かす場所が無い社中と、体制が整っても
それを上手く動かす能力が無い土佐藩の思惑が一致した訳
ですね

土佐藩も切羽詰まっていたのでしょうか??
社中の借金を土佐藩が肩代わりし、藩の船を使い商業と海
運を担う事になるのですから社中にとっても願ってもない
好条件
個人経営の小さな会社が突然上場企業になったようなもの
ですね

いよいよ土佐海援隊の誕生ですが、海援隊は全くの独立経
営ではなかったようです
当然といえば当然ですが…

会計に関しては赤字が出た時だけ土佐藩が補填する決まり
になっていたと言います。
ある意味、収支を気にしないで商売が出来る訳です。
何とも都合の良い会社のように僕には思われるのですが

もう一つ
龍馬にとってはどうでもよい事かも知れませんが、脱藩の
罪も許されています。
これで大手を振って歩ける身となった事だけは間違いあり
ません

しかし、この事が龍馬の死を早めた気がしてなりません。
お尋ね者の身から晴れて開放されたのです。
流石の龍馬も気が緩んだのかも知れませんね






コメント (1)
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