函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

龍馬伝、呆れた男です??

2010-10-12 | 歴史
今週は高杉晋作最後の出演でしたね
僕が思っていた高杉晋作像とは少しかけ離れた人物像
だったようですが、ドラマなので仕方ありません

日本を託す人が出来たと晋作は言っていましたが、託
された龍馬も1年も経たずこの世から居なくなってしま
うとは晋作にとっても大誤算だったでしょうね
いくらドラマとはいえ末期の肺結核の患者が海の中で
足を浸かるシーンはいくらなんでも痛々し過ぎます。
演出とはいえかなり作り過ぎですよね

「おもしろき こともなき世を おもしろく」、晋作の
辞世の句と言われています
高杉晋作らしい粋な句ですね
晋作自身は「俺はぶっ壊すのは得意だが、新しい家を
建てるのは得意じゃない」と言っています

晋作の生涯は旧態依然とした体制を壊す革命家そのも
の。
大村益次郎もそうですが軍を動かす才には抜きん出た
ものを感じます。
龍馬や薩摩の力添えがあったにせよ、それを活かす才
がなければ巨大な敵に勝つ事など出来ません。
そう言う意味では幕末の長州にはきら星の如く人材が
揃っていたのです
ところで
ドラマでの伊勢谷・晋作は身長も高く存在感がありま
すが、実際の晋作は当時としても身長の低い方だと言
われています
それを隠すためわざと長い刀を身に着けていたとも…
長い刀を引きずる様にして闊歩する晋作、想像すると
少し滑稽かも

若い頃の晋作は父からの呪縛から抜け切れずにいたよ
うですね
父は吉田松陰に対して快く思っていなかった節がある
のです。
父からすると松陰は危険思想の持ち主に映っていたの
でしょうか??
松下村塾の塾生になっても父には内緒で通っていたと
いいます。
よほど父か煙たかったのでしょうね
その晋作が父の呪縛から解放される転機になったのは
上海に行ってからのようです。
以後の晋作は水を得た魚のように政治活動に没頭して
いきます

その上海行きで面白いエピソードが…
品川沖を発した千歳丸(幕船)が長崎で100日足止めされ
るのですが、その時の晋作の遊び方は尋常ではありま
せん
藩の金で豪遊を繰り広げ、なじみの芸妓を見請けして
しまいます
勿論、身請けしたお金は藩の金です。
ここまでは男の甲斐性と言ってしまえば当時としては
済むかも知れませんが、上海出港にあたり晋作はこの
芸妓を又売り払ってしまうのです
金額までは定かではありませんが、晋作の事です、身
請けした時より高い金額で転売した可能性が大
何ともあきれた男ですね
英雄色を好むと言う事でしょうかね


コメント
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