盛子と重盛を失った清盛、西光と成親の側近を失った後白河。
いよいよ清盛VS後白河のガチンコ勝負の始まりですね
盛子と重盛の所領を奪った後白河に対して強硬手段に出る清盛
武力をもって後白河を幽閉し反平家の公卿を罷免します。
後白河の院政を中止し思うままに朝廷を動かそうとする清盛。
朝廷の中にはもはや清盛に対して異を唱えるものなどいません
言仁親王を立太子させ外祖父としての地位も確立、藤原摂関家に
替り摂政・関白として政治を思いのままに動かそうとするのでしょう
か??
平家にとって我が世の春といった感じですが、後から見ればこの時
が平家の全盛期だったのかも知れません
頂きに立った清盛ですが、頂から見える景色とはどういうものなので
しょうか
言仁親王が障子に開けた穴から見えたものとは…
おそらくいつもと変わらない景色だった筈です
ドラマでは幽閉された後白河がほくそえんでいる姿が描かれていました
が、幽閉された後白河は「もう院政は止める」と清盛に命乞いをしたとか
確たる証拠が無いので断言は出来ませんが、史実的に見ると遠島や
殺された天皇もいるので恐怖を感じたのは間違いなさそうです
ところで
重体の重盛ですが、三人の兄弟と二人の息子を枕元に呼び仲良くするよ
うにと諭していましたが、何かピント外れな気がします
仮にも平家の棟梁。
枕元に呼んだ五人の中から次期棟梁を指名し残った者が次期棟梁を補佐
するようにと遺言めいた言葉を発すると思っていたのですが、意外でしたね
平家の棟梁とは名ばかりだとでも言いたいのでしょうか??
仮にも一族を率いて行くには棟梁を決めなければなりません。
清盛が表舞台に立てないとすれば重盛の嫡子・維盛か清盛の三男・宗盛を
形だけでも棟梁に決めなければ…
政変により国の半分を手に入れた平家一門ですが、坂を転げ落ちる様に滅
亡の道へとひた走ります
「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついには滅
びぬ偏に風の前の塵に同じ。」
諸行無常ですね