函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

軍師官兵衛、一心同体!!

2014-12-01 | Weblog

先週のドラマでは、井上九郎右衛門の意見に微笑みながらの

エンディング

九郎右衛門が如水に「中津に残る兵はわずかしか居ない。九

州のほとんどが三成の見方なので大軍です。僅かな兵で戦っ

ても勝利は望めません。城の修復を急いで籠城し、良い時期

に打ち出すべきです」と意見したとか

まさか、金で兵を集めようとは知恵者・九郎右衛門でも気付か

かったようです

この辺のくだりは漢王朝を起こした劉邦の軍師・韓信が少なく

なった兵力を補う為、金と地位で兵力を短期間で集めたという

故事と似ています

秀でた軍師の考える事は同じようですね

 

いよいよ軍師官兵衛の天下取りの始まりです

関ヶ原の前年、如水は家康に帰国願いを出し許可されています

大坂には栗山善助と母里太兵衛を残し有事の際には二人と相談、

慎重に行動するようにと長政に伝えたとも言われています

ドラマでは親子が別々に行動しているかの様に描かれていますが、

黒田親子は一心同体

蜂須賀家と仲違いしてでも栄姫を長政の妻としてむかい入れたの

も、如水が九州で蜂起したのも、光と栄が人質とならぬよう指図し

ておいたのも二人の間では織り込み済み。

状況分析を二人で綿密に行っていた筈です

 

如水は家臣を集めこう話したと言われています

徳川家康に味方し急いで軍勢を集め九州を平らげ、反徳川の毛利

を退治し広島を焼き払い、兵船を播磨の港に集め姫路へと押し寄せ

る。

姫路は旧領地なので播磨の豪族はことごとく味方になる。

そこから都へ攻め上り徳川家康に忠を尽くすと宣言したとか

一見、徳川の為だと言っている様に聞こえますが、大軍となった黒田

軍が主導権を握るのは明らか

東西、どちらかの軍が勝っても関ヶ原での事、上杉をはじめ戦力を温

存している有力大名が多数います

大軍となった黒田軍と対峙すればそれらの武将達がどちらにつくか分

かりません。

上杉は勿論、伊達・最上・佐竹など雪崩をうったように黒田軍に加担す

る可能性も大いにあります。

戦わずして天下を握れたかも知れません。

返す返すも、日本最大の内戦が一日で決着したのが悔やまれます

九州を殆ど制圧し、島津との決戦の直前にしての家康からの停戦命令

せめて一ヶ月でも猶予があれば…

島津を滅ぼし九州を統一し、天下に名乗りを上げることが出来たかも知

れません。

如水は稀有な軍師ですが、天下人としては天が認めてくれなかったよう

ですね

 

 

 

 

 

 

コメント
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