つくづく人間の欲は尽きないものですね
太政大臣として位人心を極めた秀吉が次に欲しいものは
どうやら茶々の様です
茶々が信繁に言った言葉が将来を暗示している様で意味
深でしたね。
「私と源次郎とは不思議な糸で結ばれている気がする。
離れ離れになってもあなたは必ず戻ってくる。そして私達
は同じ日に死ぬ。」
予言と言うよりは強烈な愛情表現と取れなくもありません
愛情を感じられない茶々が、愛情を取り戻した瞬間なのか
も知れません。
茶々は自分の運命を受け入れ秀吉の側室となりますが、三成
だけは胸騒ぎを覚えている様ですね
「これから殿下は何処に向かわれるのか??」と信繁に対し
呟きます。
伊達と北条が秀吉に服し天下統一となったその後…
日本の中で秀吉の欲しい物が無くなってしまいます。
三成の不安な気持ちも分からなくはありません
ところで
ドラマでは信幸との縁組に乗り気ではない忠勝ですが、小松姫
との婚姻を提案したのは本多忠勝だと言われています
武人としての忠勝は真田の武略を恐れ尊敬もしていた筈。
忠勝が溺愛していた愛娘の婿に信繁を選んだのも頷けます
小松姫は容姿端麗にして気性も非の打ちどころがなかったと伝え
られています。
そんな小松姫だからこそ真田家が幕末まで家名を保つ事が出来た
のでしょうね
この婚姻はあくまでも政略結婚です。
信幸には既に正妻がいましたが、正妻を側室にまでしてこの婚姻
を受けています。
ドラマでは…側室になった正妻をどう描くのでしょうか??
小松姫とあまりに器量に格差がある為自ら身を引いたのでしょうか??
興味が尽きません。
おそらく後世の作り話だと思いますが…
家康が婿候補を並べ小松姫に品定めをさせたと言われています。
婿候補達は家康と忠勝を恐れ髷を掴んで顔を覗き込む小松姫に対し
されるがまま状態
唯一、信幸だけが無礼な振る舞いの小松姫の手を扇で払いのけたとか
このことで小松姫が信幸との結婚を決めたと言うのですから世の中分
からないものです??
もしこの話が事実なら…
幕末まで続く真田家の命運がこの時決定した事になりますね