今週は久秀・光秀・信長と迫真の演技の連続でした
それぞれの人間模様の変化、見応えがありましたね
いよいよ本能寺の変へのプロローグの始まりです。
それにしても、松永久秀が死してなお光秀を動かし
本能寺の変へと導くとは
想像だにしていなかった新しい解釈が斬新です。
梟雄と呼ばれている久秀ですが、芸術に対しても造
詣が深く、かなりの知識人と言っても良い人物です
「信長には意地でも渡す気が無い。十兵衛そなたに
なら渡しても良い。」と…
好きな友人への言葉かとも思いましたが、平蜘蛛の
茶釜を使い光秀を動かし信長を討つ、久秀ならでは
のとてつもない策略
「松永久秀の罠じゃ。まんまとひっかかってしまっ
た。」
と気付く光秀ですが、時既に遅く…
本能寺の変へのエピローグは止められそうにありま
せん。
裏で密偵を動かし光秀を本能寺へと導くもう一人の
人物が秀吉
秀吉陰謀説も浮上。
信長に光秀の行動を逐一報告し、光秀に対し疑念を
抱かせ、遂には信長を攻める様に仕向けたのか?
そうだとすれば、中国大返しも頷けます
「十兵衛が初めてわしに嘘をついた。」
信頼していた光秀に対する疑念
疑念を通り越した深い悲しみの顔。
絶対権力者の孤独を感じてします
お互いに疑心暗鬼なってしまうと後戻りは出来そう
にありませんね
「丹波での戦が終わり次第帝に拝謁する。」
「帝は、信長様を如何にご覧なのか、お尋ねしたい。」
と言い放つ光秀、麒麟がくる世の中を正親町天皇に
委ねると言う事なのでしょうか?
何か吹っ切れたというか、覚悟を決めた感じもしま
す
ところで
久秀は信長に臣従する際、九十九髪茄子(つくもかみ
なす)を進呈するシーンがありましたよね。
九十九髪茄子も名器と言われている茶入れですが、
古天明平蜘蛛(こてんめいひらぐも)は九十九髪茄子以
上の茶器だったのでしょうね。
下野国、天明産の茶釜なのでその名が付いた様です
茶入れは進呈しても茶釜は絶対渡さない。
一国と同じくらいの価値だといわれる古天明平蜘蛛
ですが、凡人の僕には全く理解が出来ません
それにしても、天下の名器を二つも所有していた久
秀、かなりの財力を持っていたのでしょうね。
驚きです
長年、畿内で権力を振るっていた久秀なら当知かも
しれません。
権力に財力は比例するものなのですね
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