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社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

言葉と現実

2016-12-26 07:38:05 | 日記

再び安倍首相が真珠湾に行く。
「二度と戦争をしない『不戦の誓
い』」との報道が流れている。

「戦争法」の強行と南スーダンでの駆け
つけ警護など、戦争のイメージを少しで
も和らげようとしているのか。さらに外
国訪問で支持率を上げてきた経験にもと
づくものか。

「九条の会」も「二度と戦争をしない」
として「九条を守れ」と運動を展開して
いる。

集団的自衛権を一部認め、武器輸出も解
禁した。「戦争法」でいよいよ南スーダ
ンで専守防衛の自衛隊員が銃撃戦に参加
するときが近づいている。
日本の予算も「防衛費」が過去最高に。
そして安倍首相は、憲法9条を改正し、
軍隊を正式に認め、日の丸尊重を憲法に
書き込む自民党の憲法改正案をすすめて
いる。

憲法によって政府を縛る「立憲主義」で
はなく、憲法によって国民の義務を強化
し、政府が命令する時代錯誤の憲法に変
えようとしている。

こうした安倍首相をマスコミは「平和の
ための安保法制」、「不戦の誓い」など
と報道する。

安倍首相と「九条の会」の運動とどちら
が「平和」のためなのか。

この問題の本質を深く掘り下げ報道する
のがジャーナリズムの役目ではないか。

最近、政府や安倍首相の言葉をそのまま
報道するケースがあまりにも多いのでは
ないか。

戦争は常に「平和」の言葉で行われてい
る。

高度に抽象的な言葉こそ、現実を反映さ
せなければならない。

現実を反映しない「言葉」の、その本質
を深くつかみ、報道するジャーナリズム
精神が求められているのではないか。

でなければ、再び報道機関が戦争を遂行
し、けん引する役割を担ってしまう。