アベノミクスの実態のない姿がさまざまな
人たちから明らかにされている。GDPも
欧米諸国と比べても異常な低さであり、失
われた20年が30年になろうとしている。
しかし、株価だけはどんどんお金を投入し
ているため、むりやり維持している。官製
相場といわれて久しい。
そうしたなか、地方の疲弊は進んでいる。
地元新聞が2015年度の道東製造業の「総
売上高2.8%減」と報道した。
釧路市の経済統計をみるとよくわかる。
統計のため、H17~24年と少し前の数字
だが、市内総生産額は落ち込んでいる。
釧路市の統計表から作成
賃金が年収で5~60万円も下がっている
状況での消費不況の影響がもろに影響を
受けている。
アベノミクスの「地方創生」を中央から
の細い「くもの糸」にたとえた人がいる。
もともとお金は細い糸しか来ない。さら
にいつ切れるかわからない。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出す。
安倍政権のTPPを推進していけば、
道東地方は壊滅的打撃を受ける。くもの
糸を切る行為でもある。
いつまでもくもの糸にすがるのではなく、
おおもとの、政権を変えることこそ求め
られている。
そのためには「野党共闘」に本気で進む
しかない。