第37節で唯一11/4(月)に行われた熊本との試合に仙台が敗れてプレーオフ争いの様相が変わってきました。ファジのプレーオフ進出は決まっていますが、何としても最終節に勝って4位を確定しないといけません。その上で、対戦相手がどこになるのかを考えてプレーオフの作戦を練らないといけません。が、いつもならリーグ最終節から1週間でプレーオフ1回戦を戦う日程でしたが、今季の場合リーグ最終節からプレーオフ1回戦まで3週間の間隔が空くことになります。これが各チームに及ぼす影響は結構大きくなりそうですね。
プレーオフに出てくる顔ぶれによって戦い方を大きく変える必要が出てくることもあります。特に攻撃力が際立っている山形や千葉を相手にするときにはとにかく先に失点しないことが絶対に必要となります。そこでリーグ戦順位が大きく影響してきます。戦術にも多大な影響が出てきますね。いずれにしても勝つことを第一目標としないと、引き分け狙いで引き分けられるほど甘い世界ではありません。そのことは常に頭に入れておきたいことです。
仙台が熊本に勝って5位で最終節を迎えることになるというのが、ファジにとっては最良のシナリオでした。プレーオフの初戦で、今爆発的な連勝で勢いに乗っている山形や相性が最悪の千葉と対戦することには大きなリスクを伴うからです。第37節を終えた時点で順位を確認し最終節の結果を考慮して考えると、最終節にファジが勝って4位を死守したとして、5位に入って来る可能性があるのは山形か千葉のどちらかというのがほぼ確定しました。現状の得失点差を考えると仙台が5位になる可能性は殆どなくなったからです。
しかし、プレーオフ進出争いは残りの2枠を巡って3チームが最終節まで競り合う"魔境J2"に相応しい展開になりました。最終節で5位の山形と6位の千葉が直接対決することで、この結果に関わらず仙台がプレーオフに進む為には最終節に勝利するしかありません。引き分けだと直接対決の結果がどうあれ得失点差で逆転することが不可能に近いということです。
現在2位の横浜FCが最終節で山口に敗れ、長崎が愛媛に勝った場合は得失点差で長崎が逆転して自動昇格を決めます。つまり、厳密に言うとプレーオフ進出が確定しているのはファジだけということです。従って、ファジが絶対にやっておかないといけないことは最終節の鹿児島戦に絶対に勝って4位を確定しておくことです。プレーオフの初戦をホームのCスタで行えるかどうかは勝敗に大きく影響します。
もう、先のことを考えるのはやめて、最終節の鹿児島戦に勝利してホームでプレーオフ1回戦を戦うことを決めましょう。悲願のJ1昇格を果たす為には残る試合に全勝することです。
とにかく最終節に勝ちましょう。
尚、藤枝戦の振り返りは後程とさせてください。
よろしくお願い申し上げます。