甲子園のダグアウト内には日陰の上に空調も完備していて、選手にとっては快適な環境が整備されています。試合の半分は休んでいる野球ですから、選手の熱中症リスクが世間やメディアが煽るほど高くはないというのは真実のようです。つまり、選手の健康管理という観点で考えるなら甲子園での大会実施に関しては大きな問題はないということになりそうです。
甲子園大会に熱中症のリスクがあるとすれば、それは審判団、応援団、そして観客に当てはまるのではないかという話です。日陰も空調もない場所で長時間活動することには結構な体力を要します。炎天下で長時間太陽光に晒されることが大きな危険をはらんでいるというような根本的な問題を解消することに主眼を置くべきところが欠場しいるところに高野連の中途半端さが露出しています。時間差の試合開催も3試合日である明日までで終わり、明後日からは4試合日となり、昨年までと基本的には同じ時間帯での試合運営になります。結局は収益を優先する高野連の銭ゲバ体質は変わることはないと言えそうです。
2日目も1回戦3試合が行われます。
第2日 8月8日(木)
▽1回戦
①08:00 大阪桐蔭-興南
②10:35 明豊-小松大谷
③17:00 京都国際-札幌日大
早速試合結果です。
8月8日(木)
▽1回戦
興 南 000 000 000│0
大阪桐蔭 003 200 00X│5
(興)田崎・金城-丹羽・仲本
(桐)中野-増田
小松大谷 300 000 320│8
明 豊 300 001 000│4
(小)西川・竹本-東野
(明)野田・寺本・一ノ瀬-石田
京都国際 401 200 000│7
札幌日大 000 010 002│3
(京)中崎-奥井
(札)小熊・島田-高橋
⚾第1試合は大阪桐蔭の快勝でした。試合運びの上手さが目立った試合です。攻守に安定感があり、上位進出しそうです。第2試合は失礼ながら予想外でした。甲子園での戦い方を熟知している明豊に臆することなく挑んだ小松大谷が終盤に打線が爆発して完勝しました。小松大谷は甲子園初勝利です。第3試合は大量リードを奪った京都国際が逃げ切りました。北海道勢は今年も厳しい戦いになりそうです。
3日目も1回戦3試合が予定されています。
第3日 8月9日(金)
▽1回戦
①08:00 花咲徳栄-新潟産大附
②10:35 金足農-西日本短大附
③17:00 南陽工-菰野
春夏を通じて初めての甲子園を戦う新潟産大附の戦いぶりが楽しみです。ただ、花咲徳栄の優位は動かないでしょうね。第2試合は旋風を巻き起こした2018年大会以来の出場となる金足農が登場します。甲子園優勝経験のある西日本短大附との試合は注目したいところです。第3試合は「炎のストッパー」津田恒実さんの母校、南陽工が菰野と対戦します。1978年大会に出場した津田さんを擁した南陽工が初戦で当たったのは宇治山田商でした。奇しくも今回も三重県勢との初戦対決。因縁とは思いませんが面白いものです。
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