5試合ぶりに勝利を掴んだヴァンフォーレ甲府戦を振り返ります。昇格争いに生き残る為に現状の野戦病院状態の中でも、ベンチ入りメンバーを選ぶにも苦慮していたとしても、試合に出る選手は勝利の為に全力を尽くさないといけないということです。甲府戦はそれが現実になった、今のチームが目指すべき試合内容であったと思います。
今季の試合内容を見てみると、現在のチームに求められる戦術が見えてくるかも知れません。
各試合でのボール支配率を見た場合に決して足もとが上手くないファジの勝つ為の選択が何なのかを見つけられそうです。
第1節 vs栃木SC
○「3-0」 ボール支配率:54%
第2節 vsいわきFC
△「1-1」 ボール支配率:41% ※1
第3節 vsレノファ山口FC
○「1-0」 ボール支配率:48% *1
第4節 vs藤枝MYFC
○「1-0」 ボール支配率:42%
第5節 vs水戸ホーリーホック
○「1-0」 ボール支配率:46%
第6節 vsザスパ群馬
○「2-1」 ボール支配率:50%
第7節 vs大分トリニータ
△「0-0」 ボール支配率:40% ※2
第8節 vs横浜FC
●「1-3」 ボール支配率:47%
第9節 vs愛媛FC
△「2-2」 ボール支配率:65% ※3
第10節 vsブラウブリッツ秋田
△「0-0」 ボール支配率:55%
第11節 vsロアッソ熊本
○「2-0」 ボール支配率:34%
第12節 vs清水エスパルス
●「0-1」 ボール支配率:46%
第13節 vsモンテディオ山形
△「2-2」 ボール支配率:48%
第14節 vs徳島ヴォルティス
●「1-2」 ボール支配率:57%
第15節 vsV・ファーレン長崎
△「0-0」 ボール支配率:41%
第16節 vsヴァンフォーレ甲府
○「2-0」 ボール支配率:38%
※1,※2:岡山、後半1人退場で10人に
※3:愛媛、後半1人退場で10人に
*1:山口、終盤に1人退場で10人になるが、試合に大きな影響なし
シーズンがもっと深まっていけば、もっとはっきりとした因果関係が出てくるでしょうが、ある程度ベストメンバーを組める選手層であれば後ろからしっかり繋いでオーソドックスなポゼッションサッカーを展開できるかもしれませんが、現状のように満足なスタメンが組めないのであれば、やはり相手にボールを持たせて、最終的にゴールを割らせないで、奪ったら一気に前線まで放り込んで少ない手数でゴールに迫るサッカーが正解だと思います。「2-0」で勝利した直近の熊本戦のボール支配率が34%、甲府戦のそれが38%と相手にボールを持たせるサッカーができていることを見ても、今はこれで耐えて勝つ戦術に徹するべきと思います。不安定なゲームになるでしょうがそれが最適解ではないでしょうか? 知らんけど・・
では、第16節のヴァンフォーレ甲府戦をスコアとスタッツで振り返ります。
⚽先制点は甲府のGKからのプレゼントパスによるラッキーなもの。チーム状況が悪い時期には幸運も非常にありがたいところです。そして、追加点は輪笠のピンポイントパスからルカオが個人技で奪い取ったもの。
そして、この勝利を引き寄せた原動力が若い選手たちを含めた守備にありました。甲府のシュートミスに助けられた点は否定できませんが、シュートミスを誘う守備ができていたと考えたらこの結果は必然だったのかも知れません。ブローダーセンのセーブは素晴らしいものでした。
個人的にはこの試合のMOMはルカオだと思っています。この試合でのルカオは「良いルカオ」でしたね。持ち味のボール奪取、保持、足元の確かさをいかんなく発揮してくれました。これからも「良いルカオ」が現れることを望んでいます。
第16節を終えての順位です。
6位は変わりませんが、上位との勝点差を開かれなかったことが良かったと思います。J1昇格の可能性を常に保持したままでシーズンを進めて行きたいものです。
次節からアウェー2試合。現在3位のベガルタ仙台との直接対決は6ポイントマッチですから絶対に勝たないといけません。そして、鬼門のフクアリでのジェフ千葉戦は絶対に鬼門を破りましょう。殻を破って前に進んで行けたら、その先に未来が見えてきます。
次のホームゲームまでに勝点を6つ重ねて行きましょう。それができた時、昇格の2文字がはっきりと見えてきます。
頑張りましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます