中国人脱獄者は、広島刑務所が「シャバ」より「天国」と舞い戻ってきた真実

2012年01月16日 01時44分56秒 | 政治
◆広島市中区の広島刑務所から脱走(1月12日午前)し、わずか2日で逮捕された李国林容疑者(40)。結果的には「逮捕」ということだが、よく調べてみると、「舞い戻った」というのが正確なところのようだ。
 まんまと脱走したものの、この寒風吹きすさぶなかである。着るものは民家にしのび込んで手に入れたけれど、食いものに困った。ウッカリ表に出て行けば、住民に捕まってしまい暖かい部屋に泊るところもない。ヘタをすれば、凍死しかねない。国際電話をかけても、中国の身内は、電話にも出てこない。国際電話代は高いので、いつまでもかけ続けることはできなかったらしい。
 結局、この日本での「天国」は刑務所だったということだ。自由はなくても、寝るところと三食は保障される。刑務所の外は「地獄」だったのだ。
◆広島刑務所といえば、以前にも書いたが、尾道支所というのがある。「高齢者専門」の刑務所で有名だ。受刑者の平均年齢は75才と聞く。40才の李国林容疑者=受刑者には、残念ながら尾道刑務所への入所資格はない。入るには、あと25年はかかる。
広島刑務所尾道支所は、このところ、高齢受刑者には人気抜群なのだ。とにかく刑務官が優しい。冬には「湯タンポ」を用意してくれる。食事も高齢者用に軟らかいものを出してくれる。おかゆは定番だ。時々、肩をもんでくれる。認知症になってしまった受刑者に対しては鈴木宗男が告白したように、受刑者が刑務作業のひとつとして介助や介護をしている。親孝行なる子供が絶滅危惧種になった現代では貴重な存在だ。また、「カラオケ大会」も開いてくれる。受刑者の間では故郷を思い出して、「北国の春」を唄う者が多いという。
 受刑者の多くは、刑期が満了に近付くに連れて「うつ病」にかかる。出所した後の行くアテがないからだ。親はとっくの昔にあの世に旅立っており、兄弟や親せきは「前科者」との絶縁を宣言しており、近づけない。友人も知り合いもいない。知り合いと言えば、刑務官であり、親しくなっている受刑者だけが親兄弟以上に扱ってくれる。「三食昼寝付き」に近い生活、暖かい部屋に寝具、そして風呂にも入れて、体操もでき、高齢者向けの軽作業に従事すれば、労賃さえもらえる。「シャバ」よりは「天国」と思えて当然なのだろう。寒空の下、死と向き合いながら寝床を求めてさまようホームレスと比べれば、まさに天と地の違いである。
 ちなみに、出所者の80%が「ただ今」と言って舞い戻ってくる。刑務所が「2度と来るんじゃないよ」と諭しても、「絶対に帰ってきてやる」と捨てセリフを残してどこかへ旅立ったハズなのに、ほどなくして帰って来るのだ。帰ってくるからには当然、帰れるだけの罪を犯しているわけだが、その罪名には、タクシーの無賃乗車が多いと聞く。出所して山陽本線に乗って「下関」まで行き、関門海峡を渡り、小倉駅で下車する。そこでタクシーを捕まえて、「山口まで行ってくれ」と言う。山口に着くと、無銭乗車を告げて交番に突き出してもらう。運転手はカンカンだが、気にせずに「おまわりさん捕まえて下さい」と言って手錠をハメられて、ニッコリする。尾道刑務所に移送されて、「ただいま」と舞い戻ってくるのだ。
 なんだか変な話だが、「尾道刑務所」は、そのうち「尾道特別養護老人刑務所」と改称されるかもしれない。

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