◆代表選挙の運動期間中、国民有権者から「町内会の会長選挙」「ホームルームの議論」などと陰口を立てられてきた野党民主党が1月18日午後、東京都内のホテルで代表選挙を行い、決戦投票の結果、「原理主義者」と言われる岡田克也元副総理を、新代表に選出した。
第1回投票では、長妻昭候補168ポイント、細野豪志候補298票ポイント、岡田克也候補294ポイントで、過半数381ポイントを上回る候補がいなかったため、決選投票となった。決戦投票は、岡田克也候補133ポイント、細野豪志候補120ポイントだった。
岡田克也代表は、民主党を野党に転落されたいわゆる「戦犯6人組」(岡田克也元副総理、玄葉光一郎元外相、野田佳彦前首相、前原誠司元代表、枝野幸男元経済産業相、安住淳元財務相)の1人であり、今回の代表選挙では、これらの「戦犯6人組」が結束して戦い、岡田克也代表を誕生させた。岡田克也代表は「代表になれなければ、何のために民主党で戦ってきたかわからなくなる」と悲壮な決意を示し、「戦犯6人組」復活による政権奪取の足掛かりを得た。
◆民主党は、衆院議員が、小選挙区で生き残りを賭けて逃げ込んできた元々「シェルター」政党として結党されただったので、左右のイデオロギー、政策などの持ち主が混在した「ごった煮」のような政党だった。それがたまたま自民党政治に飽きた国民有権者の気まぐれで政権を奪取できた。にもかかわらず、「ごった煮」のなかで、権力欲を剥き出しにした俗物たちが、財務官僚などに手玉に取られて、国民有権者との約束を破って「マニフェスト違反」を犯して裏切り、信用信頼を失い、政権を失ってしまった。
岡田克也代表は、安倍晋三首相が、日本国憲法改正への歩を急ピッチで進めているので、これと真正面から対決する姿勢を示している。維新の党最高顧問の橋下徹・大阪市長か1月15日の定例会見で、安倍晋三首相が前日のテレビ番組で憲法改正に維新の協力を求めたことについて「憲法改正は絶対必要。できることがあれば何でもしたい」と述べ、応じる意向を示しているので、岡田克也代表が、維新の党と連携するのは、極めて難しい。
◆しかし、「戦犯6人組」は、野田佳彦前首相が推進していた「消費税増税(5%→8%へアップ)に反対したため、民主党から小沢一郎代表を排除・追放した経緯がある。従って、小沢一郎代表が提唱していた「野党統一戦線(オリーブの木)」が実現するのは困難である。岡田克也代表自身、「民主党再生のラストチャンス、独自で再生を図る」として維新の党などと連携する政界再編には慎重なので、小沢一郎代表との連携はもとより、民主党への復党の道が消えた。
このため、小沢一郎代表は、先般の総選挙前から「自民党への復党」が取り沙汰されていたように、4月の統一地方選挙後に正式に自民党復党する道を歩むことになる。
【参考引用】毎日新聞が1月15日午後8時46分、「<維新の党>橋下市長「憲法改正必要・・・住民投票で予行練習」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「維新の党最高顧問の橋下徹・大阪市長は15日の定例会見で、安倍晋三首相が前日のテレビ番組で憲法改正に維新の協力を求めたことについて「憲法改正は絶対必要。できることがあれば何でもしたい」と述べ、応じる意向を示した。5月に住民投票で実現の是非を問う見通しがついた大阪都構想について「(憲法改正の)予行練習ですよ」と述べた。橋下市長は改憲で必要になる国民投票を引き合いに「大阪は同じような形でこれから住民投票をやる」などと話した。安倍首相は14日の関西テレビの番組で、憲法改正について「与党だけではできるものではない」などと維新に協力を呼びかけた。都構想についても「一般論的には二重行政をなくす意義はある。論評は差し控えた方がいいが、住民投票で賛成多数となれば必要な手続きは粛々と行っていきたい」と述べた。【重石岳史】
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相は、特定秘密保護法施行を盾に、重要なテロ情報を機密指定してはいないかと国民の多くが不安
◆〔特別情報①〕
フランス・パリの政治週刊紙「シャルリー・エブド」銃撃事件(1月7日、イスラム過激派によるテロ攻撃で12人死亡、パリの路上で女性警官射殺、ユダヤ系食料品店立てこもり事件で4人の人質殺害)が起きてから、間もなく2週間になる。欧州各国では、「いつどこでテロ事件が起きるかわからない」と警戒心が強まっている。安倍晋三首相は目下、中東4か国を歴訪中で、イラクの過激な武装集団「イスラム国」に対する包囲網形成に協力姿勢を示している。このため、日本でも国民の間で「日本は大丈夫か」と不安が高まっている。だが、特定秘密保護法が2014年12月10日に施行されているので、「安倍晋三首相は、重要なテロ情報を機密指定してはいないか。万が一、テロ予告されていても国民は、対処のしようがない」と不信の目で見ている向きが増えている。
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【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『小泉・安倍 VS 菅・小沢 国盗り戦争』(2003年10月25日刊)
目次
第4章 北朝鮮との外交に勝てるのか ②
安倍晋三委員 この「辛光洙事件」というのは、日本人の原救晃さんに北朝鮮の、これはかなり大物スパイと言われておりますが、辛光洙が入れかわって、この原救晃さんを拉致して原救晃さんに成りかわって辛光洙が入ってきて、原救晃さんの名前でパスポートあるいは免許証も取得をして、そして韓国に再入国をしていろいろな活動をしていた中で逮捕をされたということであります。
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『スラスラ書ける作文・小論文』(1996年4月20日刊)
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『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
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「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
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『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)
板垣英憲マスコミ事務所