気が付けば、何もしない休日は耐えられなくなっていました。
学生時代、暇さえあれば詩を書いて、小説を書いて、歌を作って
過ごしていました。
それ以外はマンガ読んでゲームして友達と話して――
きっとそれすら次の作品のための下地作りだったと思うのです。
つまり、僕の生活は全て作品作りを中心に廻っていたのです。
社会人になって、そんな生活ができなくなって、丸2年。
お金を稼ぐことも少しは慣れてきたけれど、忙しい平日のために
ただ休むだけの休日には、相変わらず慣れないのです。
それは多分、自分がココに居ることの証明がしたいから。
小説を書けば、僕の思想が残る。
誰かに届けば、僕の想いがそこで芽吹く。
僕にはそれが何より嬉しい。
こんな歪な僕だけど、この世界に生きた証が欲しい。
仕事もきっとその一部なんでしょうけど、僕のオカシな思想までは
残らないのが口惜しいのです。
だから、仕事に備えて休むだけの時間は嫌い。
そんなことを考えているんだよ、ということを残すツールとして、
僕は日記を使うのです。
何も残さないことには、これ以上耐えられないのです。
――仕事では、これをアウトプット(成果)と言うのですよ。
と今更社会人ぶってみる。