和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

「"文学少女"と死にたがりの道化」読了。

2008-11-01 22:14:50 | 読書感想文。
何気にひっそり続いております、ラノベ強化キャンペーン。
そんなわけで、新たに「"文学少女"シリーズ」に手を出しました。

うん、これはなかなか、全体的にハイレベルな感じじゃないでしょうか。
細かい文章表現や、構成などもしっかりしてて、さすがのレベル。
ただ、コレって最初からシリーズものとして作られてるんですよね?
1冊では終わらせない気まんまんな設定とか、そういうところはちょっと
気になりました。
個人的に、ひとつの話は1冊で完結して欲しいんですよね。
じゃなかったら、上下巻に分けるとか。
いや、サブストーリーというか細かい部分で続くのは構わないんですが
核になる部分が明かされないのはどうもしっくりきません。

本作で言うと――
「ミウって重要キャラな立ち位置なのに全部明かされないの?」
とか、そういう部分。
まぁ、これはもうこういう作りなんだな、と納得するしかないですね。

あ、あと気になったところが。
みんな、台詞で全部説明しすぎ。裏の心理も何もあったもんじゃない。
この辺は、好み・・・なのかなあ?
僕としては、結構駄目だと思うんですけど。そういうところ。

いや、決してつまらないとかじゃないですよ。
全体としては十分に面白いです。続きも読みます、間違いなく。
ところどころ気になるのはもう、僕の性分みたいなものなので。
仕方がないことなのですよ、きっと。
コメント
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