米澤穂信「ボトルネック」読了。
これもまた面白かった。
米澤穂信にしてはミステリ要素薄め?
崖際の老朽化した杭に座らせる、
ミントタブレットに睡眠薬忍ばせる、
とか、それくらいか?
それより何より、ファンタジーだったねえ!
パラレルワールドだよ!
主人公が生まれなかった世界線だよ!
米澤穂信こういうのも書くんだなあ。
いや、「折れた竜骨」だっけ、完全ファンタジーもあるの知ってるけど。
こういう、現実と地続きのちょっぴりファンタジーは
初めて読むなあと思ってさ。
新鮮でした。
・・・いや、最後まで「実はトリックがあります!」を
期待してたのもまた事実なんだけども。
ラスト、主人公のその後はぼかしてあったけど、
いずみは死んだと思うね!
あれはもう、死ぬしかないでしょ。
そういう示唆があったじゃない。
面白い作品でした。
米澤穂信にハズレなし。
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