和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

暗号化。

2011-03-14 17:33:34 | いつもの日記。
日本・イギリス・中国・フランス・ドイツではぶっちぎりでフランスが可愛い。
ドイツも人気だけど、いまいち好きになれん。
日本は空気過ぎる。もっとアグレッシブに!
・・・何の話か分からない人は分からなくてよろしい。

あと、ピンク・青・黄・赤・黒だと黄が好き。
痛ニモカを作りたいくらい好き。
次点は黒。メガネバージョンとかたまらんね。
これも勿論、分からん人は分からんでよろしい。
むしろその方が健全。

最近こんな感じで暗号化して話すのが楽しいです。
分かる人だけの会話って、遠慮が要らないから楽で良いよね。
分からない人から迫害されることも少ないしさ。
基本、いじめられっ子体質なのでそういう考えになるんだろうなぁ。

分かる人、暗号会話しようぜ!
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アニオタではない。

2011-03-11 11:04:53 | いつもの日記。
僕は、言うほどアニオタじゃないよという話。

いや、アニメオタクってどの辺からを指すんだろうね? と思ってさ。
ちょっとレベルを列挙してみようかね。

Lv.01 子供の頃は見てたよ、程度
Lv.02 ワンピースとかコナンは好き
Lv.03 テレビ東京系が気になりだす
Lv.04 深夜アニメが気になりだす
Lv.05 好きな声優は? と聞かれてすらすらと名前が出てくる
Lv.06 3ヶ月に1度、今期のアニメは何があるかな?とチェックする
Lv.07 DVD/BDを買う
Lv.08 監督、脚本、キャラデザ等のスタッフもしっかり確認する
Lv.09 お布施感覚でグッズを買う、DVD/BDマラソンを普通に完走
Lv.10 生活がアニメ中心になる

こんな感じでどうだろう。暫定的に。
これに従うと、僕は今Lv.06~07って感じです。
アニオタと呼べるのは、Lv.09以上くらいじゃね? と僕は思うんだけど。
どうでしょうか。
ほら、オタクじゃなくてもたまにDVD買ったりとかしない?
ひとりくらいアニメ監督とか脚本家を知ってたりするよね?

・・・あれ?
何かLv.7とかでもギリギリでアウトな気がしてきた。

いや違う。僕は断じてアニオタじゃないんだ。
何でそこまで主張してるのか自分でも分からんけども。
そんな感じで、いかがでしょう。
何がだ。
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雑記。

2011-03-09 16:20:31 | いつもの日記。
magico面白ぇー。
いや、ジャンプの新連載なんですけどね。
ラブコメ+ファンタジーって感じ。絵柄もモロ好みなんで、今後に期待。
・・・でも、ジャンプだからな。
明らかにジャンプには合わない作風なんで、すぐ切られそうで怖いわぁ。
バトル展開とかもありそうなので、そこでいかに少年の心を掴めるか、ですかね。
ヒロイン可愛いんだから、他は超王道でしっかり描いていけばいいと思うんです。
頑張ってほしい。

一方、サンデーはどうよ、という話。
新連載がポケモン・・・だと・・・!?
しかも、自らがポケモン(?)になるという謎の超展開。
1話目からこれか。
需要あるのかしら、これ。
サンデーの迷走はまだまだ続きそうです。
まぁいいんじゃね。あとには荒川弘が控えてるんだし。
間違いなく看板漫画になるでしょ。超安牌。

こないだ、三國無双は6くらいまで出てるの? って書いたけど、6はまだでした。
明日発売なんだね、6。うっかりうっかり。
なんかそういう話してたら本当にやりたくなってくるから不思議よね。
・・・ま、他にやりたいこともあるし、まだ買わないけどさ。

そうそう。小説が書きたいの。
こないだRUMOR完結したばっかりであれだけどさ。
前々から書きたいネタがたまっててねぇ・・・。
ただし、こないだも言ったみたいに、勢い余って18禁になったらここじゃ公開できないんだな。
その時は人知れず別サイトを立ち上げて別名義で発表しようと思います。
悪いことしてるみたいでテンション上がるよね。

何か風邪っぽい。
寒気するし、色々具合悪いわぁー。
気候も安定しないしね。
みなさんもお気をつけて。
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「めだかボックス (9)」読了。

2011-03-08 14:52:10 | 読書感想文。
9巻は、善吉vs球磨川戦の決着~くじらvs志布志戦~お母さんvs江迎戦開始まで。
結構盛りだくさんですな。
その分見所もたくさんです。

さて、安心院さん初登場。
シューズに書かれた名前が丸文字ってのがポイントだと勝手に思っています。
あのキャラで丸文字かよ! 的な。
ここで善吉にスキルを貸し出して助ける安心院さんですが。
実は超大量のスキル持ちで、なにやらロクでもないこと目論んでそう、というのが最近の
本誌で分かりましたね。
この時点では本当にチョイ役だけどな!

そして、バトル中に過負荷を会得するくじらおねーさま。
何気にいい人になってる感じ。
もう完全に味方ですよねこの人。
ところで、「凍れる火柱」ってどこが過負荷なんですか。
結構、普通に有用だと思うんですけど。
そういうのはどっちかというと異常性扱いだと思うなぁ。
ま、-十三組じゃないんだし、過負荷と言いつつ本質は異常性っていう理解でいいのかな。

お母さんvs江迎戦は、本誌ではとっくに終了してますね。
そう考えると、ストックは結構たまってるんだなぁ。
十巻は5月発売らしいしね。週刊ペースだとこんなもんなのか?

巻末オマケは、増刊等に掲載された番外編2本+4コマ1本。
普通に面白かったです。
でも、喜界島レポートがお休みってのが悲しかった。
毎回楽しみにしてるんだけどな。

いやー、しかし面白ぇー。
本誌で毎週がっつり読んでるのに、まだ面白い。
安心院さんが妙に暗躍してる感じなので、まだ当分打ち切りはなさそうだし。
今後も楽しみにしてますよ。
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雑記。

2011-03-08 09:33:43 | いつもの日記。
うん。やっぱり光に変えてから速くなった気がします。
まあ、マシン自体がショボいから変なところで時間かかるのは相変わらずなんだけどな!
マシン買い替えるほどの余裕は、今のところありません。

なぜか、唐突に無双シリーズがやりたくなる。
最後にやった無双って、三国無双3くらい?です。
今、6くらいまででてるよね。
どうなんでしょうか。どんな風に進化してるのかな。
PS3の無双をやってみたい気がします。
その前にキャサリンだけどな!

こないだから、久々のナイトメアブーム。
歌謡曲テイストなのがたりません。
どっちかというと、シングルよりアルバム曲の方が好きなんですけど。
ニューアルバムとか出てるのかな。最近チェックしてません。
あとでちょっくら調べてみよう。

ニューアルバムといえば、ガゼットのニューアルバムが出ない。
あの人たち、シングルはちょくちょく出すけどアルバムはペース遅いよね。
そういう方針なんでしょうか。
まあ、気長に待つからいいんですけど。
期待はしてるんですよ。これでも。

めだかボックスの新刊買いました。
やっぱり西尾維新はすげーなー。
詳細な感想はまた後ほど、ということで。
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光。

2011-03-07 22:19:05 | いつもの日記。
長らくADSLだったのですが、いい加減料金の見直しをしよう、と思いまして。
色々調べたんですが、光にすると安くなるらしい。

・・・なんだそれ。

当然、早くなります。下り最速100Mbps。
まぁそれは所詮理論値でしかないでしょうけど。
でも、現状の12Mbpsよりはマシなはず、ということで迷うことなく光にしました。

そして今日早速開通したわけですが。
確かに早い。体感で分かるくらいには早い。
そこで、速度チェック。
計測サイトで調べてみると・・・17Mbpsくらい。
マジでか。
遅くねぇ?
そりゃ、ADSLよりは早いよ。7Mbpsくらいだったし。
でもなぁ。
光ってこんなもん?
本気出してないんじゃね?

ま、こんなもんなのかねー。
良いんだけどさ、以前よりは間違いなく早いし。
仮に100Mbps出ても、そこまで速度要求するようなことしないし。
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「電波女と青春男 (7)」読了。

2011-03-06 16:09:58 | 読書感想文。
リューシさんは可愛いなあ・・・。

というわけで7巻です。
今回は短篇集仕立て?
丹羽くんの妄想6連発+αという作り。
この作りはずるいよな。妄想だからもう何でもありじゃないか。
エリオ編に至ってはじいちゃんばあちゃんじゃないか。
妄想力が飛躍しすぎておる。

いやいや、全部面白かったです。ずるいけど。
で、ラストに出てきた新キャラは何者だ。
リトルスマキンて。妄想の産物じゃなくてか。
次巻はこの新キャラの話になるわけですね。
今回の話は基本的に要らなかったんだな!
・・・ま、この話って結局1巻で大まかに完結済みだからね。
逆に言うといくらでもだらだらと続けられちゃう。
大きな展開なんていらんのです。
そこがいいところ。

次巻も楽しみですね。
入間人間は恐ろしく執筆ペース早いから、そろそろ注意しとかなきゃいけないかも。
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あとがきスペシャル。

2011-03-04 16:16:45 | いつもの日記。
「RUMOR」完結です。
・・・長かった。滅茶苦茶長かった。
今ちょっと第一回の日付を見てみたら2007/10/13でした。
約3年半!?
まーじーでー。
有り得ませんね。何だこの遅筆っぷりは。
楽しみにしていた方には本当にご迷惑おかけしました。

そんなわけで!
長らく秘密にしていた裏話、設定等を大暴露したいと思います。
イエー。
先に言っておくが、大したことはないぜ。
そしてこれも先に言っておくが、今回のあとがきは超長くなるぜ!
気合入れて付いてくるように。

さて、そもそも本作は
「ロリっ娘にコスプレさせて闘わせよう!」
とそれだけのコンセプトで始まったものです。
だからできるだけ毎回変なコスプレさせてたんですが、後半厳しかった・・・!
コスチューム自体はなるべくノーマルなものにしたかった、というのもあるんですが。
有り得ない程でもない、みたいなコスを考えるのに苦労した覚えがあります。
ラストの体操服なんかは見事な投げやりっぷりですよね。
でもこれくらいの普通さでいいのです。多分。

で、バトルが前面に出てきてからのテーマが、「パブリックイメージ」。
一般的に持たれている印象、とかいう意味ですが、もう少し掘り下げて
「他人にどう思われるか」
というニュアンスでとらえています。
バトルもので強さを表す尺度は色々ありますが、僕は、
「強い人が認める人物は、更に強い」
というところからスタートしました。
具体的には、小麦の強さを表現するために、まず委員長を登場させる。
委員長はロア――マキオより圧倒的に強い。
その委員長が、「小麦は私より強い」と発言する。
これによって、間接的に小麦の強さを表現する、という手法ですね。
後半もこのルールでパワーバランスを決めており、赤マント<小麦≦遠野輪廻<虎春
という図式を打ち出してみたりしました。
ハル君はこれを上手く使ってラスボスをやっつける、というわけですねー。
他人にどう思われるか、みんながどう思っているか、というのは「噂」を主軸にした本作に
馴染むやり方だったかと思います。
ちなみに、上の式に他のキャラを組み込むと以下のようになります。
 匣詰(姉)<久我さん<夕月明<虎春(通常時)<<<(一般人の壁)
   <<<一般的なロア<委員長<伊崎先生<赤マント<小麦≦遠野輪廻<虎春(ロア時)
みたいな。
最終的にハル君無双。主人公だからいいんです。
俗にこれを「主人公補正」と言います。テストにでます。嘘です。

さて、裏設定といえば、当初は「小麦はロアと人間のハーフだよ」っていう話は
表に出す気はありませんでした。
だって、何かエグすぎるし。
でも、やっぱそこら辺避けるのもなー。どうせ読者にはバレてるだろうしなー。
とか思って公開。
まぁ、これはこれでいいんじゃないかなぁと個人的には思う次第。
ちなみに、これは本編で明かしてませんが小麦の父親にあたるロアは赤マントです。
娘に倒された彼は、そこそこ本望だったんじゃないでしょうかね。
本人、小麦が娘だなんてこれっぽっちも気付いてないけどな!
小麦がバトルマニアでヒャッハーなのは彼のせいです。多分。

人間・遠野輪廻に関する話は、深く突っ込むとエログロ満載の18禁になります。
だって、14歳で夕月明と出会ったときには既に小麦を産んでますし。14歳の母。
それ以外にも実験と称して色々大変な目にあったらしいですよ、彼女。
そりゃあもう、盛大にエログロです。
っていうか夕月と久我さんの裏話とかも余裕で18禁。
こっちは主にエロ方面で。
この辺は本編にもちらっと出てるから何となく分かるよね。
夕月は別に遠野輪廻一筋ってわけじゃないらしいです。
大人って汚い。
まぁ、それでも一番は遠野輪廻であり、その娘・小麦なんですが。

僕的に一番好きなキャラは間違いなく久我描。
上から読んでも下から読んでもクガエガク。
「語り部」という設定を活かした最初のバトル相手であり、戦闘後にはハル君たちの
貴重な情報源になる。
しかも、死んでしまうことでハル君たちに強烈なトラウマを残すという実にオイシイ
役どころですね。
そして彼女が使役するロア・UFOはシリーズ中最もよくできてたんじゃないかと思う次第。
こうやって振り返ると、僕がいかに彼女を贔屓してるか分かるってもんです。
・・・殺したけどな!
愛ゆえに、ですよ。愛ゆえに。

そんな久我さんですが、ネーミングにはモデルがいます。
「眠り姫は魔法を使う」っていう古いラノベの九尾描ここのび・えがくというキャラです。
中学生くらいのころに読んだのかな。当時なかなか面白かった覚えはあるんですが。
後に読み返すとそうでもないなぁというありがちなオチ。
でも、名前は本当に気に入っていて、今回こんな形でモデルとして使わせてもらいました。
あくまでもネーミングだけで、キャラの内面は全く別人ですのでお気をつけて。
っていうか、九尾描は男だしな!

本作には多分これまでで一番多くのキャラが出ます。
・・・ぶっちゃけ超めんどかった。
キャラ表&呼び名表を作って、間違えないようにするのに必死でした。
っていうかそれでもところどころ間違ってるんじゃなかろーか。
匣詰一理と匣詰一会はどっちが姉(人間)なのか、とか。
小麦のお母さんの名前とか。(こはぎさんこと神荻小萩。ネーミングモデルは策師・萩原子荻)
伊崎先生の名前とか。(小麦が名前で呼びやがるから忘れるわけにもいかない)
こんな感じで、大体いつも2~3人しかキャラ出さないのでかなり困惑。
つか、これでもまだきっと少ないほうなんですよね・・・。
もう少ししっかり管理できるようにならんとなぁ。
この辺、今後のためにちょっと対策を練る必要がありそうです。

さて、話は変わって、ボツにしたネタやカットした話など。

本当は最終話でもう1体ロアを出す予定でした。
夕月の最後の手下~みたいな感じで。
で、それを委員長や先生と闘わせる、というね。
でも、何だか逆にチープになりそうな気がしてやめました。
完成形遠野輪廻さえいれば、もう他にはいらねーんじゃね? というのもあって。
遠野輪廻は基本的に無敵ですからねぇ。
ハル君があんな変則的なことしなければ。

完全に、「それはない!」という理由でカットしたのが、エピローグでの夕月再登場。
「友達の友達」のコネを使って、夕月が先生として赴任してくるというもの。
よく考えたら(っていうか考えなくても)コイツ人殺しなんですよね。
そんな、ほのぼの学園モノにありがちなオチは認められない! ということでボツ。
その後の平和な世界で、小麦を巡ってハル君とドタバタラブコメ――というのは
まぁ今回は見送らせてください。
夕月は、作者としては動かしやすくて好きでしたが、いち個人としては大嫌いです。
久我さんを殺しやがってー! みたいな。そこかよ。

「語り部」能力と「修正者」能力について。
ひとりで両方を有する場合、力を分配しないといけないというルールがあります。
例えば、伊崎先生の場合、語り部30%/修正者70%くらいの分配。
本当の意味で両方を完璧に(100%/100%に)こなせる人はいません。
ちなみに小麦や委員長は修正者100%、ハル君や久我さんは語り部100%ね。
将来的に両方の力を使いたいなら、元々持ってた方の力を削らざるを得なくなります。
・・・でも、これ説明するの超めんどいよね。
読む方も、別にそんなの気にしないでしょ。
両方できるんだー、へー、すげー。
くらいでいいじゃない。という判断。

もっと委員長を活躍させたかったなー、という話。
もう1話くらい、委員長メインの話を書きたかったんですよ。
主にバトル方面のお話をさー。
何か、最終的にただのやられやくになっちゃいましたよね・・・。
やっぱあれか。ぽっと出の伊崎先生の方が強い、っていうパワーバランスが悪いのか。
でもなー、伊崎先生、大人だしなー。そりゃつえーよ・・・。
それに、委員長はショタじゃないと全力が出せない設定だし。
ショタ相手だったら先生より強いですよ。
・・・小麦には負けるけど。
何にしても、委員長は不完全燃焼な感が否めない。
不遇なキャラです。

ふいー、なんかマジで長くなってきたな。
こんなところまでお付き合い頂き、ありがとうございます。
今回は和泉が挑む初の長編ラノベ風作品ということで、実験だらけです。
その分全体のクオリティは下がった気がしないでもないですが、毎回変なことを
やらかそう、びっくりさせようと思って書いてみました。
まぁ、一番びっくりなのは僕が普通のラノベ(っぽい何か)を書いたという事実ですが。
書いてる本人は、超楽しかったです。
読んでるみなさんも、少しでも楽しく思って頂けたなら幸いかと。

3年半に亘って本作を見守って頂き、本当にありがとうございました。
最終回近辺は、これまでにないアクセス数があり、僕自身驚いています。
っていうかちょっと笑った。1日1000アクセスオーバーが数回って。何だそれ。
今回学んだことを糧にしつつ、次回作も頑張ります。
そんなわけで、今後ともよろしくお願い致します。
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悪夢の終わり、物語の続き:7(完)

2011-03-04 15:53:32 | 小説――「RUMOR」
一夜明けて、翌日の放課後、部室にて。
僕は何故か、床に直で正座させられている。
冬の部室は寒く、その床となるともう氷なんじゃないかと思うくらいの冷たさだ。
ただでさえ床に正座は難易度が高いというのに。
「何でこんなことに・・・」
一体どんなプレイだと言うのか。
「・・・何でだと思いますか?」
嫌な笑顔の委員長。
「サッパリ分かりません」
僕は正直に答える。
床に正座、そしてそれを見下ろす委員長。
このシチュエーションに、僕は久我さんを思い出していた。
・・・ごめん久我さん。これが気持ちいいっていう心情は、一生理解できそうにないや。
「柊君。貴方はちょっと自己犠牲が過ぎます。自ら進んでロアそのものになるなんて・・・。
 これはもう正気の沙汰じゃありません。しかも、その手助けをよりによって私にさせましたね?
 正直に全てを話したならまだしも、『ロアになる』なんて重要なことを隠したままで。
 これが、許さずにいられましょうか!ああ、腹立たしい!憎らしい!ムッカつくううう!」
きいい!と奇声を上げる委員長。
「委員長、あんま興奮すると傷に障るぞ?」
「誰のせいですか!誰の!」
うへえ、こんな取り乱した委員長は初めて見るぜ・・・。
しかし、何だ。
やっぱりどう考えても僕が悪いみたいだし。
このくらいのことは仕方ないのだろう。
「うん・・・心配かけて、ごめん」
素直に謝ってみた。
「ふん、謝ったって、許せることではありません」
駄目だった。
これはもう、しばらく時間を置くしかないのかなぁ。
「まぁまぁ、いいんちょさん」
そこに助け舟を出したのは、意外なことに小麦だった。
「別に――いいんじゃないかな。ロアでも、人間でも、さ」
「何をのんきなことを・・・神荻さん、事態の深刻さが分かってないのですか?」
「ロアになっても、ハル君はハル君でしょ。何か困ることある?」
「だから、先生が言っていたじゃないですか。いつ消えても不思議じゃないと」
「それって、ハル君の噂が消えた時のことでしょ?だったら――」
そして、小麦はいつものように。
満面の笑みで言ってのけるのだった。
「あたしたちが、その噂を消さなきゃいいだけだよ」

学校を出ると、昼から降りだした雪はすっかり止んでいた。
積もってもおらず、わずかにアスファルトが濡れている程度だ。
雲の切れ間から夕日が差している。
実に平和な情景の中、僕と小麦は帰路に着く。
――あの後。
夕月は二度と小麦の前に姿を現さないと誓い、夜の闇へと消え去っていった。
結局、あいつは――小麦が心配だったのだろう。
遠野輪廻の娘である小麦のことが。
・・・そう言うと何だかいい人みたいで寒気がする。
どんな裏があろうと、あいつが最悪であることは変りない。
だから僕は、決してあいつを許さないし賛美することもしない。
二度と会いたいくもないという気持ちでいっぱいだ。
ともあれ、それも無事終わって。
僕は久しぶりに、地味な調査をしたり策を弄したりする必要がなくなった。
しばらくはロアと関わりたくもないぜ。
「そういえばハル君、今度からは二人一緒に闘えるね!」
・・・などと考えているそばから、隣を歩くバトルマニアが嬉しそうに言う。
何だお前は。少年漫画の主人公か何かなのか。
いずれ世界を救ったりする気なのか。
「嫌だよ、僕は直接闘ったりするのは嫌いなんだ」
「えー。だってハル君、あたしより強いんでしょ?」
「それは、まぁ・・・そういう設定ではあるけど」
「だったら、闘ってそれを証明し続けなきゃ。噂が消えちゃうよ?」
「・・・・・・」
一理あるな・・・。
小麦のくせに。小麦のくせに――!
それに、僕のロアとしての能力はまだ安定していない。
遠野輪廻と闘った時も、実は時間的にギリギリだったのだ。
あれ以上長引いていれば、僕の体が急速な変化に耐えられなかったかも知れない。
だから、そういう意味においても経験を積むに越したことはないと言える。
「・・・はいはい、考えとくよー」
僕は半ばヤケに答えた。
「やった!」
ああ、これで僕も人外バトルに参戦決定というわけか。
どんどん理想の自分から遠ざかって行く気がする。
そもそも、遠野輪廻と直接闘うハメになった時点でアウトだ。
僕はあくまでも参謀に徹するつもりだったんだけどなぁ。
未熟だからと言えばそれまでなんだけれども。
この点だけは、多分これからもずっと引きずることになりそうだった。
「ハル君っ」
不意に、小麦は楽しそうに僕の名を呼んで。
ぎゅっと僕の手を握ってきた。
「小麦・・・」
この程度で動じる僕ではない!
・・・と言いたいところだが、正直少しドキっとした。
「これからも、よろしくね!」
「・・・ああ、よろしく」
言って、僕は眩しい夕日に目を細めた。
――明日は暖かい日になりそうだ。

脅威は去って、悪夢は終わって。
ひとつの物語は幕を閉じる。
誰もが知っている、ありふれた物語。
そして、誰も知らない、意味不明な物語。
だけど。
道はまだまだ、果てしなく。
僕らは肩を並べて歩く。
嘘のような、本当の物語。
有り得ない、矛盾だらけの物語。
これからも続いていく――小麦と、僕と、都市伝説フォークロアの物語。
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告。

2011-03-03 19:43:36 | いつもの日記。
明日、RUMOR完結!
超・長期連載になってしまった本作ですが、ついに終わります。
お楽しみに!

・・・あとがきの方が長くなりそうな感じなんだぜ。
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