官僚機構は、放っておくだけで肥大化する。それは彼らが 自己保存を最優先するからで、他の世界とは違って官僚の
世界では、自己の保存も自己の能力の向上で実現するのでは
なく、周辺に同類、言い換えれば「寄生虫」を増やしていく
ことで実現するのが彼らのやり方だ。ゆえに彼らに自己改革力を 求めるくらい、期待はずれに終わることもない。官僚機構の
改革は、官僚たちを「強制して服従させる力」を持った権力者に
しかやれないことなのである。
「ローマ人の物語」塩野七生 著。文庫本の39刊の中から転載
全く、古も現代も変わらぬ官僚どもですね。
読んだ方も多いと思いますが、まだで興味のある人に文庫本をお奨めします。
読み易い壮丁で数冊づつ買えば出費もしれてますし。
合掌
今季は 花つきが悪かった我家の満月蝋梅