昨日、伝統の阪神・巨人戦は劇的な逆転で、阪神が勝利をおさめた。
私の小学生時代は、”巨人・大鵬・たまご焼き”と言われていて、
スポーツ店や、帽子屋さんに行っても、巨人のキャップがほとんどで、
あと少しだけ阪神のものが売られているだけだった。
そんな中、私は大の南海ホークスファンであった。
やはりそこはジャッキー、人と同じ事はしたがらない。小学生の時でも。
住居からナンバ球場まで、市バス一本で行けたことも幸いした。
両親はすごい阪神ファンで、小学生の私を甲子園球場にたまに連れて行ってくれた。
大スター(王や長島と江夏、村山)の対戦。
割れんばかりの大歓声に包まれて、しかも一塁側ダッグアウトの上というメチャメチャいい席で見ていたのに、
なぜか、閑散とした内野席で、焼酎片手に選手をやじるガラの悪そうなおっさんの近くで見る南海戦が好きだった。
もちろんプレーするのも好きで、リトルリーグとまではいかないが、
少年野球チームでよく野球をした。ポジションはキャッチャーだった。
働き出した頃も、職場の野球チームに入ったり、
地元でも草野球チームに所属し、休みの日は朝早くから練習したり、他のチームとよく試合もした。
終わってからのビールは格別だった。やっぱり、この時からこれがメインやったんか。
私はピッチャーをしており、マネージャー的な女の子が、投げている最中にも係わらず、缶ビールを持ってきてくれたことすらあった。
酒どころ、新潟県代表を決める高校野球予選のとき、決勝ホームランを打ちながら、三塁ベースを回ったところで、前日の酒のため、ゲロをはいて、出場停止処分を受け、その後、実業団野球を経て、南海ホークスに入団し、代打で大活躍する景浦安武選手を描いたマンガ
「あぶさん」。
私はその「あぶさん」にほれ込んだ。
代打を監督に告げられると、口に含んだ日本酒をバットに拭きかけ、
清めた後で、バッターボックスに立つ。
その姿は私にとって、すばらしくカッコイイ。
ボクシンググローブに酒ふぶきは許されるだろうか。