ヴィッキーのお手製デザート、生クリームたっぷりがけのヨーグルトでディナーは終わった。
いよいよ翌日の早朝の飛行機で、日本に帰らなければならない。
ヴィッキーが、車で空港まで送っていくと言ってくれた。
土曜日の朝だというのに、5時に起きてくれる。
ありがとう。夕食までご馳走になったうえ。
。
「一緒に下まで、降りるわ。犬の散歩があるから。」
と愛犬のオーリーに服を着せた。
。
この犬オーリーは、もともとオレオと名づけたらしい。
何でオーリーに変えたかというと、
白黒の犬が、あっちこっちから、私を見た。
そこらじゅうに、オレオという名前の犬がいたから、オーリーに変えたと。
ジェスチャー使って話した。
。
ほんまかいな?
出来すぎてる話やん。
ヴィッキー、あんたアメリカンやなあ。
。
白黒からオレオか、アメリカ人はやっぱり甘いもん好きやなあ。
さあ、アメリカ、シカゴでの最後の夜、
帰ったら、スーツケースに詰め込もう。
バーボンでも飲みながら。
ボトルも今晩中に空けてまわな。
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