出発の日の朝、
4時半に目覚ましが、鳴った。
なんとか、起きれた。
実は、心配だったので、念のためヴィッキーにもモーニングコールを5時に頼んでいた。
。
約束の5時半に、ロビーに降りると、
ヴィッキーが、もう来てくれていた。
昨日のお礼を言い、
車に乗り込んだ。
。
外は、まだ真っ暗で、雪がちらついていた。
思えば、豪雪の地ここシカゴに来て、降る雪は初めてだった。
これこそ名残り雪、汽車を待つ君の横で僕は、時計を~気にしてる~
実際は、運転をする君の横で僕は、バナナを~食べている~
。
空港まで、いろいろオシャベリし、
約30分で到着した。
国内線エリア、ユナイテッド航空の入り口付近、
タクシーや、他の車でごった返すところで、
隙間を見つけ、停めてくれた。
運転席の彼女には、ハグはできなかったが、
お礼の言葉を言い、握手を交わして、お別れした。
。
空港、中に入ってみると、驚いた。
めっちゃめっちゃ人が多い。
土曜日の朝、6時だというのに。
。
国内線エリアなので、週末たくさんのアメリカ人が、移動するのだろう。
さあどこで、搭乗手続きをするねやろう。
そのごった返していたところを通り過ぎで、
少し行くと、国際線コネクションの場所が見つかった。
そない混んでない。
よかった。
。
少しラインで並んで、
搭乗手続きをするモニターの前に着いた。
そうか、不景気で、人が減らされ、
係員と話して、搭乗手続きでけへんようになったんや。
画面で全部自分でしなあかんねや。
。
スタートボタンを押して、
パスポートをスキャンすることから始まる。
うまくいくやろか?
最後の最後に、ちょっと不安になった。
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到着時に比べると、少しは簡単なボディチェックを終え、
搭乗口のある、エリアに到着した。
ここもかなりの人でいっぱいだった。
スーツケースも預けたし、これで、飛行機に乗るだけやから、一安心。
さあ、シカゴとお別れ。アメリカとお別れ。
。
後は、そのサンフランシスコで、乗り換え、
大阪、関空へと向かうだけや。
これから、また十数時間も飛行機の中。
ポケットの中には、当然、
6ドルの倍数のため、
最後のドル紙幣、50ドルほどをしっかり入れていた。
。
席に着いて、ヘッドセットを付け、
心地よい音楽を聴きながら、離陸を待った。
。
無事離陸を果たし、
少し経ってから、
帰るまで、何回たのむかわからない、
まず一回めの6ドルを払って、ビールを飲んだ。