JACKIE

Beautiful Things in My Life

クリント・イーストウッドは永遠に (後編) Clint Eastwood got to be 80 years old today

2010-05-31 | 映画

本日5月31日、クリント・イーストウッドが80歳になった。

(前編)では、ジャッキーの好きな彼の映画を、

「マディソン郡の橋」まで紹介した。

この(後編)では、彼が監督し、アカデミー賞の常連となっていく素晴らしい映画を紹介したい。

Unforgiven

まずは、アカデミー作品賞に輝いた「許されざる者」。

作られたのは、「マディソン郡の橋」より前になるが、

この映画、「荒野の用心棒」から始まった、数々のウェスタン映画最後の作品で、

彼のウェスタン映画での歴史、人生を表しているように感じた。

もちろん、その年のアカデミー作品賞に輝いた。

Jackie_in_million_dollar_babyそしてボクシング好きのジャッキー、

当然一押しの映画は「ミリオンダラーベイビー」や。

主演女優のヒラリー・スワンクの演技力(ボクシングの実技も含め)、

助演のモーガン・フリーマンの演技、どれ一つとっても超一流や。

そのため、アカデミー賞は、作品、監督、主演女優、助演男優とメインの賞を4つも獲得している。

Million_dollar_baby

そして、硫黄島での戦争を日米両サイドから描いた映画も撮り、

そして最近では「グラントリノ」。

「許されざる者」が、彼のウェスタン映画の軌跡なら、

この「グラントリノ」は、彼の映画人生の集大成のような気がした。

力には力でねじ伏せる、やられたらやり返す、

と言った、彼の若き頃の生き方が変わってきた。

Gran_rorino_poster

硫黄島では、

戦争は悲惨で、絶対にしたらあかん。と言うテーマがあった。

「グラントリノ」では、

暴力には、それ以上の力で解決すると思ったら、

最後のシーンでは、それが違っていたので驚いた。

クリント・イーストウッドは、変わった。

本当の大人になった。

そら、今日で80歳やもん。