本日5月31日、クリント・イーストウッドが80歳になった。
(前編)では、ジャッキーの好きな彼の映画を、
「マディソン郡の橋」まで紹介した。
この(後編)では、彼が監督し、アカデミー賞の常連となっていく素晴らしい映画を紹介したい。
まずは、アカデミー作品賞に輝いた「許されざる者」。
作られたのは、「マディソン郡の橋」より前になるが、
この映画、「荒野の用心棒」から始まった、数々のウェスタン映画最後の作品で、
彼のウェスタン映画での歴史、人生を表しているように感じた。
もちろん、その年のアカデミー作品賞に輝いた。
、
当然一押しの映画は「ミリオンダラーベイビー」や。
主演女優のヒラリー・スワンクの演技力(ボクシングの実技も含め)、
助演のモーガン・フリーマンの演技、どれ一つとっても超一流や。
そのため、アカデミー賞は、作品、監督、主演女優、助演男優とメインの賞を4つも獲得している。
そして、硫黄島での戦争を日米両サイドから描いた映画も撮り、
そして最近では「グラントリノ」。
。
「許されざる者」が、彼のウェスタン映画の軌跡なら、
この「グラントリノ」は、彼の映画人生の集大成のような気がした。
力には力でねじ伏せる、やられたらやり返す、
と言った、彼の若き頃の生き方が変わってきた。
硫黄島では、
戦争は悲惨で、絶対にしたらあかん。と言うテーマがあった。
、
「グラントリノ」では、
暴力には、それ以上の力で解決すると思ったら、
最後のシーンでは、それが違っていたので驚いた。
、
クリント・イーストウッドは、変わった。
本当の大人になった。
そら、今日で80歳やもん。