11月23日(勤労感謝の日)に、区民空手道選手権大会が行われる。
昨日も区民スポーツセンターで、第20回が開催された。
かつて、私も出場したことがある。
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近くの町道場に通って1年ほど経ったとき、師範にすすめられて初めて出場した。
大会は型と組手の部に分けられ、先に型の部から始まる。
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空手の型は、古来、鍛錬のため生み出され、流派さまざまの過程を経て、今に至っている伝統の技だ。
その型を繰り返し繰り返し練習し、習得していく。
当然、初心者は基本型で、一つ一つ自分のものにしていき、初段(黒帯)をしめるときには、もう一段上の上級型を打たなければならない。
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ジャッキー、もちろん白帯で、基本中の基本の平安初段という型でこの大会に挑んだ。
空手着の背に番号を付けられ、自分の順番を待つ。
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コートの四方と正面に、合計5人の審判がその型に点数をつけて順位を決める。
ジャッキー、生まれてこれほど緊張したことなかった。
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自分の番号が近づいてくるたびに、心臓がドキン、ドキンからドキドキドキドキに変わってくる。
どないしょう。型ちゃんとできるやろか。忘れへんやろか。そんな感じだった。
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ナンバーと名前を呼ばれて、コート中央に立ったとき、少し足が震えたことを思い出す。
正面にいる責任審判に向かって、大きな声で、「ヘイアンニダン!」と叫んで、一呼吸置き、スタートした。
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何とか忘れたり、間違えたりすることなく終えることができた。
練習の時は、リラックスしているので、もっと上手にできていた。
師範からも、よく褒められた。
それが・・・・
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予選、決勝と心臓が飛び出るぐらい緊張して、何とか終え、結果を待った。
信じられなかった。
何と、同じ道場の人が優勝し、次いでジャッキーが2位に入った。
準優勝のトロフィーをもらった。
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組手のように相手があれば、始まるまでは緊張するが、始まってしまえば相手のパンチや蹴りが来るので、ドキドキしている間はない。
型の場合、審判の目、会場内で見物している人の目、
それが、すべて自分一人に注がれたとき、心臓は破裂しそうになる。
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この後、昇段試験や、大会も何回か経験した。、
その都度、震えるような緊張が襲ってきた。
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人間いくつになっても、たまにはこんな緊張がないとあかんねやろなあ。
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