長崎県民の森がある外海のあたりは、炭焼きがされていた薪炭林で、アカガシが中心の森です。
歩いていると、あちこちに、炭窯の跡が残っています。
黒炭窯、白炭窯と時代によって異なるようなのです。
やはり森の成り立ちは、人々の暮らしにも生態系にも大きな影響をあたえているので、少し勉強しようということになり、自主研修会を開きました。
↑土で埋まっていますが、煙突の口です。
昭和30年代後半から40年代にかけて、急激に私たちの生活が変わり、自然との関わりも大きく変わってしまいました。
楽しく森林散策をしながら、自然との関わりについて、もう一度考え直すには、重いですが良いテーマです。
昔の暮らしをすることはできないと思いますけど、私たちの目指す社会が、自然との共生を主軸に描かれていくといいなと思います。
3.11以降、災害について考えますが、私たちの暮らしはこれでよかったのか? 50年前に同じ災害が起きたとき、被害はどうなったんだろう?と考えてしまいます。
地元の森の成り立ちを見つめながら、この森を次の世代へより良く渡すための方策を考えていきたいなぁと、思った一日でした。