T's Laboratory

ボウリング、その他について思うところを綴ったブロクです。

WBC世界フライ級タイトルマッチ(2009.5.26)

2009-05-29 00:04:12 | 格闘技
先日、紆余曲折の末、日本で開催された内藤大助5度目の防衛戦をテレビで
見ましたので、久しぶりにボクシングについて感想を記したいと思います。

まず試合内容ですが、判定勝ちは問題なかったと思いましたが、明らかに
苦戦と言えるものでした。

ジャブや右ストレートは打てば当たるという感じでしたが、単調ともいえる
挑戦者・熊のフックを3ラウンド当たりから不用意にもらうようになり、
6ラウンドにはダウン、8ラウンドもロープがなければあわやダウンという
状況に陥り、ボクシングをあまり見ない人にとっては、本当に内藤の勝ち
なのか分かりにくい内容になってしまったといえます・・・・

個人的な印象としては、内藤は強い相手や不利を予想されている試合には
予想を覆し、素晴らしい内容の試合をする反面、格下と思われる相手や
単調な攻撃を繰り返す相手には、案外、不用意なパンチをもらい苦戦をする
傾向にあるように思います。
油断しているわけではないと思いますが。
次回は5度目のポンサクレック戦になるようですが、今回よりは良い内容に
なるのではないでしょうか?

次にマッチメークなどについてですが、これまでの日本人路線のつけが
一気に回ってきてしまった感じです。
これまでの防衛戦は、ポンサクレックを除けば、全て下位のランカーを
選んでましたので、WBCに暫定王者を作られないか心配をしていましたが、
案の定、タイで行われた挑戦者決定戦がいつの間にか暫定王者決定戦となり、
ポンサクレックが暫定王者に・・・
内藤は次戦は王者統一戦、その次も指名試合と2戦連続、相手を指定される
結果となってしまいました。

王座を長く守るため、指名試合以外は無理な相手を選ばない、日本から王座を
流出させたくないため挑戦者を日本人ランカーにするというジムの思惑も
分かりますが、世界ランカーはそれなりの力を持っていて、いつでも不覚を
とる可能性はあるでしょうし、内藤のボクシングは相手は強いほど光る面が
ありますので、色々な国の色々なタイプの選手との見てみたいと思っている
ところです。
コメント
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