先週の土曜日、K-1MAX日本代表決定トーナメントとWBC世界フライ級
タイトルマッチをテレビ観戦したので遅ればせながら感想を・・・
数年前ならこの2つのイベントのコラボレーションなんて考えられませんでしたが、
格闘技人気は確実に落ちており、単独では視聴率が取れる見込みがないといった
ところでしょうか?
まずは、K-1ですが、長島が優勝するとは個人的には意外でした。
昨年の試合を見る限りパンチの当て勘は良いものを持っているものの、ガードが
甘く、クラウスに強烈なKO負けを喫してからは、打たれ弱くなった感じもした
ので、打ち合いになるとKO負けの可能性が高いと思っていました。
しかし、今回はフットワークで自分の得意な距離を保ち、常に有利な状況で試合を
進められていた感があります(打撃系格闘技の基本かもしれませんが(笑))
組み合わせにも恵まれていましたが、決勝戦でダウンを喫してからも、慌てずに
試合を進めていましたし、2連敗後、非常に良い練習が出来てたのではないかと
思います。
準優勝の中島は、KRUSHで見たときは廣野、山内といったキック団体の王者
クラスの選手を破っていたものの、テクニックはいまひとつに感じ、1回戦で
判定負けの可能性が高いと思っていましたが、予想に反し、連続KOで勝ち上がり、
決勝戦でも先にダウンを奪うなど、非常にインパクトのある試合をしたと思います。
個人的には、準決勝で日菜太にテンプルに打ち込んだ右が印象に残りました。
この手のタイプの選手は、得意のパンチに頼りすぎて、徐々に勝てなくなることが
多いのですが、日本人離れしたパンチ力はやはり魅力がありますので、技術を向上
させ、トップ選手をKO出来る選手に成長してほしいところです。
次にWBC世界フライ級タイトルマッチですが、正王者の興毅がポンサクレックに
どのような戦術をとるか注目していましたが、内藤戦と同様、自分からは仕掛けず
徹底的なカウンター狙いで、結果的にこれが勝敗を分けた感じがします。
内藤戦では、軽打ながらクリーンヒット数で上回っており、ジャッジに試合を支配
しているのは自分だとアピール出来ましたが、今回は先手先手でアグレッシブに
攻めていたポンサクレックとクリーンヒット数で互角以下でしたので、ポイントを
取ることは難しかったと思います。
試合を作っていたのは明らかにポンサクレックで、減点があったとはいえ判定が
2-0となったのは、意外なくらいでした。
今後は、世界レベルでは、カウンター狙い一本では通用しない相手がいることを
痛感したでしょうから、再び世界王者になるためには、自分からも試合を作れる
ようにしなければならないと思います。
個人的には、打たせず打つアウトボクサーも好きですが、レベルの高い選手は
待つだけでなく、自分から仕掛けていくことが多い気がします。
タイトルマッチをテレビ観戦したので遅ればせながら感想を・・・
数年前ならこの2つのイベントのコラボレーションなんて考えられませんでしたが、
格闘技人気は確実に落ちており、単独では視聴率が取れる見込みがないといった
ところでしょうか?
まずは、K-1ですが、長島が優勝するとは個人的には意外でした。
昨年の試合を見る限りパンチの当て勘は良いものを持っているものの、ガードが
甘く、クラウスに強烈なKO負けを喫してからは、打たれ弱くなった感じもした
ので、打ち合いになるとKO負けの可能性が高いと思っていました。
しかし、今回はフットワークで自分の得意な距離を保ち、常に有利な状況で試合を
進められていた感があります(打撃系格闘技の基本かもしれませんが(笑))
組み合わせにも恵まれていましたが、決勝戦でダウンを喫してからも、慌てずに
試合を進めていましたし、2連敗後、非常に良い練習が出来てたのではないかと
思います。
準優勝の中島は、KRUSHで見たときは廣野、山内といったキック団体の王者
クラスの選手を破っていたものの、テクニックはいまひとつに感じ、1回戦で
判定負けの可能性が高いと思っていましたが、予想に反し、連続KOで勝ち上がり、
決勝戦でも先にダウンを奪うなど、非常にインパクトのある試合をしたと思います。
個人的には、準決勝で日菜太にテンプルに打ち込んだ右が印象に残りました。
この手のタイプの選手は、得意のパンチに頼りすぎて、徐々に勝てなくなることが
多いのですが、日本人離れしたパンチ力はやはり魅力がありますので、技術を向上
させ、トップ選手をKO出来る選手に成長してほしいところです。
次にWBC世界フライ級タイトルマッチですが、正王者の興毅がポンサクレックに
どのような戦術をとるか注目していましたが、内藤戦と同様、自分からは仕掛けず
徹底的なカウンター狙いで、結果的にこれが勝敗を分けた感じがします。
内藤戦では、軽打ながらクリーンヒット数で上回っており、ジャッジに試合を支配
しているのは自分だとアピール出来ましたが、今回は先手先手でアグレッシブに
攻めていたポンサクレックとクリーンヒット数で互角以下でしたので、ポイントを
取ることは難しかったと思います。
試合を作っていたのは明らかにポンサクレックで、減点があったとはいえ判定が
2-0となったのは、意外なくらいでした。
今後は、世界レベルでは、カウンター狙い一本では通用しない相手がいることを
痛感したでしょうから、再び世界王者になるためには、自分からも試合を作れる
ようにしなければならないと思います。
個人的には、打たせず打つアウトボクサーも好きですが、レベルの高い選手は
待つだけでなく、自分から仕掛けていくことが多い気がします。