T's Laboratory

ボウリング、その他について思うところを綴ったブロクです。

K-1 WORLD MAX 2010 FINAL

2010-11-08 23:22:21 | 格闘技
本日行われたK-1MAX決勝戦の感想を・・・

突如、以前のように8人制のワンデートーナメントに戻ったMAXですが、
個人的には良かったと思います。
戦う選手にとっては過酷ですが、トーナメントの組み合わせによっては
思わぬ選手が勝ち上がるなど、予想を覆す展開が増え、見る方にとっては
飽きないのではないでしょうか?

それでは、気になった選手の感想を・・・

ジョルジオ・ペトロシアン

さすがに研究をされて、顔を全く触らせないというわけにはいきません
でしたが、目に見えて効かさせた攻撃はほとんどなく、ディフェンスは
相変わらず一流、攻撃もパンチ・キックともにシャープでバランスよく
繰り出され、優勝すべくして優勝したという印象です。
3試合目でもスタミナがあり、切れのあるパンチを出すことが出来るのは
さすがというところでしょうか。

佐藤 嘉洋

堅実な戦いぶりのグロガフスキー戦、熱く打ち合ったドラゴ戦とも良い
内容だったと思いますが、消耗が激しすぎて、ペトロシアン戦は全くと
言っていいほど持ち味が出せなかった点は残念でした。
諦めずに必死に戦っている姿は良かったと思いますが・・・
トーナメントでは、自分の足にダメージが残りやすいローキックが得意な
選手より、パンチが得意な選手の方が有利になりやすいですが、今回の
試合内容からすると今後、優勝の可能性も見えてきた思いますので、1日
3試合の戦い方の戦略を練り直して、来年は優勝を狙って欲しいものです。

HIROYA

大方の予想どおり、久保とはテクニックの差が歴然としており、パンチは
空を切り、ローキック以外の攻撃を当てることは出来ませんでしたが、
倒されず善戦した方だと思います。
今まで「天才」「魔裟斗の後継者」などと周囲に祭り上げられ、本人も
窮屈な思いをしていたかもしれませんが、この敗戦で自分の現在の位置が
はっきりし、今までの呪縛から解き放たれるのではないでしょうか?
才能はあると思うので、今後の動向に注目したいですね。
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WBC・Sフライ級&WBA・Sフェザー級タイトルマッチ

2010-09-20 21:36:47 | 格闘技
久しぶりにボクシングの試合の感想を・・・

WBC・Sフライ級王座決定戦

トマス・ロハスの試合は初めてみましたが、サウスボーの利点を生かしたなかなかの
テクニシャンで、河野とのテクニックの差は歴然という印象でした。
相手の突進をかわした上、効果的な左のブローでタフな河野にボディーを効かせた
世界レベルのテクニックには感心しましたが、最終回にダメージが蓄積している相手に
モロにカウンターを喰らってダウンを喫する姿は、実力は十分ながら勝負弱く、ここ
一番で負けてしまっている戦績どおりのボクサーという印象でした。
一方、河野は強引に接近し、乱戦に持ち込む作戦だったと思いますが、想像以上に懐が
深い相手に突破口を見いだせず、不用意にパンチをもらいすぎてボディーを効かされて
しまったのが誤算というところでしょうか?
今までは体力にものをいわせて、相手のテクニックを封じてきましたが、世界には通用
しない相手も数多くいることを痛感したと思います。
ただ、最終回に捨て身で打ち合いに出て、ダウンを奪い、会場を沸かせる試合をした
点は良かったです。

WBA・Sフェザー級タイトルマッチ

「内山劇場」を堪能した試合でした(笑)
シャープな左ジャブを基点に上下への右の打ち分け、接近戦での左ボディーに加えて
強固なガードを併せ持つ、チャンピオンのスタイルは非常に完成度が高く、素人目でも
素晴らしいと思わせます。
序盤は自分のスタイルで圧倒し、相手の調子が出てきた5ラウンドに右の強打でKOと
いう内容は文句なしというところでした。
今後は、実現は難しいかもしれませんが、粟生やリナレスとの対戦が見たいものです。
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K-1 WORLD MAX 2010

2010-07-05 23:03:10 | 格闘技
久々にK-1の感想を・・・

63kgトーナメント

決勝は大和哲也が大逆転のKOで締め、番狂わせもあり、興行的には大成功だったと
思います。
主催者的には上松か久保に優勝して欲しかったかもしれませんが(笑)
1回戦から熱い戦いが多く、個人的には最初の70kgの日本代表決定トーナメントの
熱さを思い出しました。
それにしても、大和哲也の諦めない精神力、逆転を可能にするパンチには驚きました。
準決勝までの戦いを見る限り、久保優太の牙城を崩すのは難しいと思いましたが・・・
63kgという契約体重で有利だったとはいえ、日本人60kg最強の山本真弘を破った
のは伊達ではなかったということですね。

70kg1回戦

魔裟斗引退以来、日本では盛り上がりに欠ける70kg・・・
1回戦の半数が海外で行われるということで、日本発の大会としては寂しいですが、
個人的には佐藤嘉洋対山本優弥の試合は非常に楽しみにしていました。
前回は6回のダウンを奪って佐藤の圧勝だったそうですが、今回の戦いを見る限り、
3ラウンドは互角以上の戦いでしたので両者の差は縮まっているように思えました。
ただ、鋭い左ジャブやボディーを交えたパンチのコンビネーションなど、佐藤の方も
まだまだ進歩している感じで、地味ですが実力的には日本一だと思います。
地味なスタイルのせいか、一般的な人気は高くありませんが、個人的には好きな選手
なので、頂点を取って、ヘビー級のホーストやシュルト的なポジションを狙って欲しい
ところです。
一方、山本優弥の方は、昨年は佐藤を破ったドラゴに勝ちましたし、また、効かせる
パンチも身に付いてきたので、また這い上がってK-1を盛り上げて欲しいものです。
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K-1MAX日本代表決定トーナメント&WBC世界フライ級タイトルマッチ

2010-03-31 23:40:28 | 格闘技
先週の土曜日、K-1MAX日本代表決定トーナメントとWBC世界フライ級
タイトルマッチをテレビ観戦したので遅ればせながら感想を・・・
数年前ならこの2つのイベントのコラボレーションなんて考えられませんでしたが、
格闘技人気は確実に落ちており、単独では視聴率が取れる見込みがないといった
ところでしょうか?

まずは、K-1ですが、長島が優勝するとは個人的には意外でした。
昨年の試合を見る限りパンチの当て勘は良いものを持っているものの、ガードが
甘く、クラウスに強烈なKO負けを喫してからは、打たれ弱くなった感じもした
ので、打ち合いになるとKO負けの可能性が高いと思っていました。
しかし、今回はフットワークで自分の得意な距離を保ち、常に有利な状況で試合を
進められていた感があります(打撃系格闘技の基本かもしれませんが(笑))
組み合わせにも恵まれていましたが、決勝戦でダウンを喫してからも、慌てずに
試合を進めていましたし、2連敗後、非常に良い練習が出来てたのではないかと
思います。

準優勝の中島は、KRUSHで見たときは廣野、山内といったキック団体の王者
クラスの選手を破っていたものの、テクニックはいまひとつに感じ、1回戦で
判定負けの可能性が高いと思っていましたが、予想に反し、連続KOで勝ち上がり、
決勝戦でも先にダウンを奪うなど、非常にインパクトのある試合をしたと思います。
個人的には、準決勝で日菜太にテンプルに打ち込んだ右が印象に残りました。
この手のタイプの選手は、得意のパンチに頼りすぎて、徐々に勝てなくなることが
多いのですが、日本人離れしたパンチ力はやはり魅力がありますので、技術を向上
させ、トップ選手をKO出来る選手に成長してほしいところです。

次にWBC世界フライ級タイトルマッチですが、正王者の興毅がポンサクレックに
どのような戦術をとるか注目していましたが、内藤戦と同様、自分からは仕掛けず
徹底的なカウンター狙いで、結果的にこれが勝敗を分けた感じがします。

内藤戦では、軽打ながらクリーンヒット数で上回っており、ジャッジに試合を支配
しているのは自分だとアピール出来ましたが、今回は先手先手でアグレッシブに
攻めていたポンサクレックとクリーンヒット数で互角以下でしたので、ポイントを
取ることは難しかったと思います。
試合を作っていたのは明らかにポンサクレックで、減点があったとはいえ判定が
2-0となったのは、意外なくらいでした。

今後は、世界レベルでは、カウンター狙い一本では通用しない相手がいることを
痛感したでしょうから、再び世界王者になるためには、自分からも試合を作れる
ようにしなければならないと思います。
個人的には、打たせず打つアウトボクサーも好きですが、レベルの高い選手は
待つだけでなく、自分から仕掛けていくことが多い気がします。
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日本ボクシング史上初の兄弟世界王者・・・

2010-02-08 21:26:15 | 格闘技
昨日、WBAフライ級タイトルマッチで亀田大毅が判定で勝利し、
日本ボクシング史上初の兄弟世界王者が誕生しました。

前の試合で問題のなかった判定で敗れた下位ランカーが連続で
世界タイトルに挑戦出来てしまった点は疑問に思うものの、試合
自体は、フットワークで自分の距離を保ち、スピードを重視した
パンチをヒットさせた挑戦者の判定勝ちで問題なかったと思います。

クリンチ際、自ら倒れてしまったように見えるシーンが多く、
見栄えが悪い点もありましたが、今までのように自分の距離を
掴めずに手数が減り、一発狙いというパターンに陥ることなく、
ポイントを取ることに徹することが出来たことは、この短期間に
かなりトレーニングを積んできたことを感じました。

それにしても、デンカオセーンの出来は悪かったと思います。
前戦同様、坂田戦で見せた怖さはなく、クリンチワークは巧みな
ものの、パンチもスピードもない凡庸なボクサーに見えました。
タイでの試合も出来が悪かったそうですし、世界王者という目標を
達成し、大金も得たのでモチベーションが下がってしまったという
ところでしょうか。

今回の試合で亀田兄弟が快挙を達成したことは間違いありませんが、
今後、亀田兄弟が海外の有名ボクサーのような人気・名誉を得たい
と思うのであれば、もっと日本国内のボクサーと対戦して実力を
アピールしなくてはならないと思います。

勝てそうな相手とマッチメイクすることは否定しませんし、自分達の
ネームバリューを利用されたくないと思っているのかもしれませんが、
自国のボクサーとの対戦が極端少ないケースは、個人的にはあまり
聞いたことがありませんし、様々な記録を作っても「作られた記録」
と取られてしまうことが多くなり、今後はマイナス面の方が大きく
なってしまうと思います。
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Sバンタム級&Sフェザー級ダブルタイトルマッチ

2010-01-11 21:34:32 | 格闘技
Sバンタム級&Sフェザー級ダブルタイトルマッチをテレビ観戦したので、
その感想を・・・

プーンサワットVS細野

普段より一階級落として挑戦した細野のスタミナ&パワーに不安材料があると
個人的には思っていましたが、最後まで目立った失速はなかった上に、どの
ラウンドも一方的に攻め込まれることなく、最終ラウンドには左ボディーを
効かせて見せ場を作るなど善戦した内容だと思いました。
しかし、プーンサワットは素早いコンビネーションで対抗、クリーンヒットは
やや挑戦者より多かったように思えましたので、判定は妥当だったと思います。
次戦、プーンサワットは長谷川穂積の挑戦を受けるのでしょうか?

サルガドVS内山

多彩なパンチやヘッドスリップを見せるなどサルガドは、王座奪取がまぐれで
ないと感じされる技術を持っていたと思いますが、内山はそれを上回るものを
見せてくれたと思います。
迫力がある左ボディーや右ストレートも素晴らしかった思いますが、何よりも
テクニシャン相手に堅いガードで連続ヒットを許さず、左ジャブのヒット率で
上回り、自分のペースを作れたことが勝因だったと感じました。
そして、最終回まで冷静かつアグレッシブに攻めることを続けることが出来た
精神力も感心したところです。
Sフェザー級という人気階級で、年齢的なことも考慮すると最後かもしれない
チャンスをものにした見事な試合でした!
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WBC世界フライ級タイトルマッチ(2009.11.29)

2009-11-30 22:40:22 | 格闘技
昨日、注目度の高かったWBC世界フライ級タイトルマッチが行われましたので、
その感想を記したいと思います。
視聴率がボクシング中継史上、2番目とは驚きです・・・

試合内容は、乱戦に持ち込まんとアグレッシブに攻める王者・内藤、打ち合いは
避け、徹底的にカウンターを狙う挑戦者・亀田と対照的な戦術のぶつかり合いで、
ポイントを振り分けることが難しいラウンドが多かったものの、個人的には手数
では劣ったものの、クリーンヒットが多かった挑戦者が4ポイント程度上回った
のではないかと思いました。

意外な大差がついたのは、2ラウンドに挑戦者がカウンターで王者を大きくのけ
ぞらせ、焦りを誘っただけではなく、ジャッジに自分のカウンターの有効性の
アピールに成功したからではないかと思います。
一般的には面白みに欠けたかもしれませんが、3ラウンドKO宣言とは裏腹に
打ち合いを避け、防御を重視した亀田の戦いぶりは、ある意味クレバーで内藤の
スタイルを長期にわたり研究した成果だったのではないでしょうか?
なかなか実力が分かりにくい亀田でしたが、一撃で相手を倒すようなパンチは
ないものの、迎え撃つ展開ではなかなか良いものを持っているように感じました。

ただ、今後防衛を重ねたり、強豪選手とビッグマッチを行うつもりなら、自分
から相手を崩すことが出来る攻撃や戦術がないと厳しいと思います。
全ての選手がカウンターをとりやすい攻撃をしてくるわけではありませんし、
今までの格下相手のように実力を隠したまま試合することは出来なくなります
ので、研究されカウンターを取りにくくなることは間違いありません。
真価が問われるのはこれからではないでしょうか?

また、内藤は残念ながら実力のピークを過ぎている感じがしました。
力みが消えた3ラウンド以降はパンチが伸び始め、ガードの間からストレートを
ヒットさせたり、変則的なタイミングからガード越にフックをヒットさせたり
しましたが、スピードや威力が今ひとつの感じで、ポンサクレックをぐらつかせ
たり、清水に逆転KO勝ちした頃より落ちているように見えました。
打ち合いにこだわらず、ポンサクレックとの第4戦のようにサイドステップを
多用すればまた展開は違っていたかもしれませんが・・・
いずれにしても、今回の敗戦で今までの数々の偉業の価値が下がるわけでは
ありませんので、現役を続行するにしても、引退するにしても周囲に惑わされる
ことなく、進退は自分で決めて欲しいと思っているところです。
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WBAフライ級タイトルマッチ

2009-10-06 22:53:14 | 格闘技
テレビ観戦をしたので、一応感想を(笑)

まず、王者デンカオセーンですが、開始直後は手数を出していたものの、
パンチにスピード感がないと感じました。
地元・タイで前王者・坂田に破れた久高に大苦戦したのは相手を甘く見て
コンディション調整不足かなと思っていましたが、もしかしたら本当に
衰えてきているのかもしれません。
随所で優勢をアピールするパンチを出し、スタミナが切れていることを
ごまかしつつ、ポイントを稼いだのはさすがといったところですが・・・
王座を奪取した頃の怖さはなく、スタミナがあり、手数が多く、ボディー
打ちが上手い選手には押し切られてしまうかもしれません。

一方、挑戦者の大毅は右目の脇に吹き出物が出ていましたので、厳しい
減量でコンディション不良なのかなと思いましたが、試合開始後の動きは
重くはなかったのでコンディションはいいように感じました。
しかし、ボクシングの内容は、パンチのバリエーションは2年前より増えた
ように感じましたが、自分の得意の距離以外では極端に手数が減ってしまう
のは相変わらずでした。
ハンドスピードは王者を上回っているように見えましたが、パンチが来る
距離が一定では、レベルが高い選手には簡単に読まれ、強打を当てるのは
難しいと思います。
まして、世界戦では僅差でもポイント差が付きますので、ガードを固め、
パンチを出さずに自分の距離になるのを待っていては、勝ちを拾うのは
難しいのではないでしょうか?

試合を通しての印象は、右ボディーでガードを下げさせ、右ストレートを
狙う王者と、ガードを固め、相手の打ち終わりに左フックを狙う挑戦者の
ワンパターンな攻防の展開に終始した感じでした。
ガードをこじ開けられなかった王者は攻撃のバリエーションとスタミナが
足りなかったかもしれませんが、リスクを避け、相手の打終わり以外は
あまり手数を出さずに山場を作れなかった(作らなかった?)挑戦者にも
単調な試合になってしまった原因があったと思います。

今後、王者は常に王座陥落の危機が、また、挑戦者は攻撃を更に幅を広げ
なければタイトル奪取は遠いと感じさせる一戦でした。
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WBAスーパーフライ級タイトルマッチ

2009-09-30 22:41:16 | 格闘技
本日、王者・名城が2度目の防衛に成功しましたので、その感想を記したいと
思います。

まずは前評判が高かった挑戦者のカサレスですが、解説でも言われていたとおり、
左右のどちらの構えも不自然な感じがなく、スイッチも滑らかでWBO王座を
5回防衛したのは伊達ではないと感じました。
また、体格も2階級下から上がってきた割には王者より大きいくらいで、パンチも
スーパーフライ級で通用するものを持っていたのではないでしょうか?
ただし、中盤に右ストレートでボディーを打たれてからは、明らかにスタミナを
失ってしまった感じで、ごまかしていたものの、脆さもあると思いました。

一方、王者・名城ですが、スイッチに惑わされることなく、上手く戦った印象が
残りました。
序盤にカウンターでぐらついてしまったものの、相手がオーソドックスのときは
見栄えの良いジャブをヒットし、サウスポーにスイッチしたときは右ストレートで
ボディーをたたき、対策は十分に出来ていたと思いました。
全体的にダメージを与えるパンチをヒット出来たのは、名城の方で、終盤にもう
少しパンチをまとめることが出来ればKO勝ちもあったと思います。
でも、試合は3者3様のドローになってしまいましたので、今後の課題は、相手の
ごまかしのパンチでポイントを失わないことと、4~5発のコンビネーションを
出せるようにし、攻撃の幅を広げることでしょうか?

それでも現時点で、評価の高いテクニシャンの相手に堂々と渡りあっていました
ので、今後、強豪に勝ち続け、ビッグマッチの実現も可能だと思います。
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K-1 WORLD MAX 2009 FINAL8

2009-07-14 22:59:46 | 格闘技
ひさしぶりにK-1の感想を記したいと思います。

テレビの番組構成は、視聴率を意識して魔裟斗中心の内容となっていましたが、
メインはトーナメントですから、せめて準決勝は全試合放送して欲しかったです。

とりあえず、気になった試合の感想を・・・

ドラゴ VS 山本優弥

山本は前に出させるとうるさいドラゴを手数で押して下がらせる作戦で、持味を
出させず上手く攻略したと思います。
昨年、魔裟斗が手数でドラゴを押しまくって完封した内容を思い出させるような
展開でしたから、スパーリングの際のアドバイスが生きたのでしょうか?
次戦の相手は超テクニシャンのペトロシアンで予想は不利ですが、ここのところ
実力も上がってきており、伸びしろもあると思いますので予想を覆す試合を期待
したいです。

HIROYA VS キコ・ロペス

1ラウンドはダウンに限りなく近いスプップダウンを喫するなど、明らかに劣勢
でしたが、2ラウンドはボディーへの攻撃に切り替え、主導権を奪ったのは見事
だったと思います。
3ラウンドは顔面へのパンチにこだわりすぎた感じで、詰め切れなかった印象
ですが、今後、様々なタイプの相手と対戦することで、改善されていくと感じ
ました。

アンディー・サワー VS アルトゥール・キシェンコ

現時点ではサワーの方が実力が上で、1試合のみなら明確に差がつくと予想して
いましたが、キシェンコの実力の伸びは想像以上でした。
ボディーへのパンチが効果的だったのか、サワーが得意としてる接近しての連打が
出せず、逆に攻め込まれるシーンが意外でした。
最後は経験の差でサワーが勝利しましたが、自分のスタイルを確立しつつある
キシェンコが近い将来、王者になるチャンスは十分に思われます。

山本“KID”徳郁 VS チョン・ジェヒ

久々のK-1の舞台でKIDがどんな試合を見せるか期待していましたが、衝撃の
KO負けという結果に終わりました。
相手が韓国のムエタイ王者ということで、数年ぶりの立ち技の試合では厳しい相手
だったことは間違いありませんが・・・
個人的には、ここのところ苦戦が続いているのは、階級を落としたことで以前ほど
相手とのスピード差がなくなったことや膝を手術したことで打撃にウエイトが乗り
にくくなっていることが原因ではないかと想像しています。

山本 篤 VS 渡辺 一久

総合格闘家と元ボクサーの対戦という異色のカードとなりましたが、渡辺のパンチが
素晴らしかったと思います。
速いパンチを打つ選手は多いですが、あのパンチの伸びやヒット後のダメージの
出かたはボクサーならではという感じがしました。
K-1ではキック系の選手の強さを際立たさせるためか、元ボクサーをいきなり
強豪選手と対戦させるケースが多いですが、相応のトレーニングを積ませてから
デビューさせれば、和製クラウスやザンビディスの誕生もあると思います。

魔裟斗 VS 川尻 達也

スピード差を考えれば、魔裟斗が有利と予想していましたが、予想どおりの結果
となりました。
魔裟斗はストレート系のパンチとキックを有効に使い、隙のない戦いぶりだった
と思います。
川尻も入り際に左フックを合わせて健闘したと思いますが、MAXの選手の中でも
トップクラスのスピードの魔裟斗は厳しい相手だったのはないでしょうか?
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