T's Laboratory

ボウリング、その他について思うところを綴ったブロクです。

K-1 WORLD MAX 2009 FINAL8

2009-07-14 22:59:46 | 格闘技
ひさしぶりにK-1の感想を記したいと思います。

テレビの番組構成は、視聴率を意識して魔裟斗中心の内容となっていましたが、
メインはトーナメントですから、せめて準決勝は全試合放送して欲しかったです。

とりあえず、気になった試合の感想を・・・

ドラゴ VS 山本優弥

山本は前に出させるとうるさいドラゴを手数で押して下がらせる作戦で、持味を
出させず上手く攻略したと思います。
昨年、魔裟斗が手数でドラゴを押しまくって完封した内容を思い出させるような
展開でしたから、スパーリングの際のアドバイスが生きたのでしょうか?
次戦の相手は超テクニシャンのペトロシアンで予想は不利ですが、ここのところ
実力も上がってきており、伸びしろもあると思いますので予想を覆す試合を期待
したいです。

HIROYA VS キコ・ロペス

1ラウンドはダウンに限りなく近いスプップダウンを喫するなど、明らかに劣勢
でしたが、2ラウンドはボディーへの攻撃に切り替え、主導権を奪ったのは見事
だったと思います。
3ラウンドは顔面へのパンチにこだわりすぎた感じで、詰め切れなかった印象
ですが、今後、様々なタイプの相手と対戦することで、改善されていくと感じ
ました。

アンディー・サワー VS アルトゥール・キシェンコ

現時点ではサワーの方が実力が上で、1試合のみなら明確に差がつくと予想して
いましたが、キシェンコの実力の伸びは想像以上でした。
ボディーへのパンチが効果的だったのか、サワーが得意としてる接近しての連打が
出せず、逆に攻め込まれるシーンが意外でした。
最後は経験の差でサワーが勝利しましたが、自分のスタイルを確立しつつある
キシェンコが近い将来、王者になるチャンスは十分に思われます。

山本“KID”徳郁 VS チョン・ジェヒ

久々のK-1の舞台でKIDがどんな試合を見せるか期待していましたが、衝撃の
KO負けという結果に終わりました。
相手が韓国のムエタイ王者ということで、数年ぶりの立ち技の試合では厳しい相手
だったことは間違いありませんが・・・
個人的には、ここのところ苦戦が続いているのは、階級を落としたことで以前ほど
相手とのスピード差がなくなったことや膝を手術したことで打撃にウエイトが乗り
にくくなっていることが原因ではないかと想像しています。

山本 篤 VS 渡辺 一久

総合格闘家と元ボクサーの対戦という異色のカードとなりましたが、渡辺のパンチが
素晴らしかったと思います。
速いパンチを打つ選手は多いですが、あのパンチの伸びやヒット後のダメージの
出かたはボクサーならではという感じがしました。
K-1ではキック系の選手の強さを際立たさせるためか、元ボクサーをいきなり
強豪選手と対戦させるケースが多いですが、相応のトレーニングを積ませてから
デビューさせれば、和製クラウスやザンビディスの誕生もあると思います。

魔裟斗 VS 川尻 達也

スピード差を考えれば、魔裟斗が有利と予想していましたが、予想どおりの結果
となりました。
魔裟斗はストレート系のパンチとキックを有効に使い、隙のない戦いぶりだった
と思います。
川尻も入り際に左フックを合わせて健闘したと思いますが、MAXの選手の中でも
トップクラスのスピードの魔裟斗は厳しい相手だったのはないでしょうか?

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