三菱ジープ互助会

全国の三菱ジーパーとの連携の輪を拡大しよう。
≪設立の趣旨≫
①修理情報の共有
②J3等車両研究
③部品調達他

副代表のJ3R  その⑱

2015-01-15 21:23:47 | 日記
 J9自衛隊用特殊装備車の実態は、結局闇の中です。でもこれまでの経験から常に頭の中に『J9』をインプットしていれば、ふとしたキッカケで点と点が一気につながることがあります。
 ところでと、副代表のJ3Rのエンジン番号はJH4-133767だから、これまでご説明してきたデータからは、エンジン打刻番号がJH4-130001から始まるのでJH4-13という型式であることが分かります。しまった。これはまだ説明しておりませんでしたね。失礼致しました。消防車用のJH4-2Bまでは、これまで説明をしていたのでした。さて気を取り直してと。手元の資料は、昭和39年4月に纏められたものですので、全てが網羅されている訳ではありませんので悪しからず。3つのブロックに分けてご説明を致します。今回はJH4-11、12、13。

《JH4-11》エンジン打刻番号は、JH4-110001~。61年型(昭和36年)ジープ用の12V電装。ミッションはリモート、つまりコラムシフトでトランスファーは1本レバー。エンジンの圧縮比は7.4のもの。対象となる車種は、J20,J32の右ハンドル車。昭和36年8月より生産を開始して昭和37年5月末現在1803台。


《JH4-12》エンジン打刻番号は、JH4-20163~20172。昭和37年1月27日から10台のみ生産。JH4-2B(消防ジープ用エンジン)を12V電装化したもの。搭載車両は、J7左ハンドル車用。


《JH4-13》エンジン打刻番号は、JH4-130001~。対象車種は、J3R、J3RA(Aが付いた型式はフロントが鉄板ドア)右ハンドルの12V電装車。トランスミッションはKM4。昭和36年3月から昭和37年5月末現在1444台を生産。副代表のJ3Rは、昭和45年登録ということで後継車のJ52に切り替わる直前の個体と思われます。

昭和45年(1970年)頃のパーツリストの最初のページをご覧下さい。実は、明日以降解説を致しますが、JH4-11、JH4-13、JH4-14以外にもまだ6型式ほどJH4エンジンには機種があったのです。


 


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副代表のJ3R その⑰

2015-01-14 19:35:20 | 日記
三菱ジープの〇〇によるとJH4-1A1は、J9(特殊砲搭載車)向けと記述されています。ところが一方でJ9の正体は以下の図面モドキ以外何も記載がありません。私の手元資料にもJ9に搭載した云々の情報はありません。気になると止められなくなるのが私の性分です。どなたか詳しい方ヒントを教えてください。よろしくお願い致します。

 《J9図面モドキ》

 


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副代表のJ3R その⑯

2015-01-13 21:34:59 | 日記
副代表のJH4エンジンには近づきつつありますが、少し横の道にそれつつあります。折角なので、JH4-11に入る前にもうひと固まりのエンジンシリーズを解説致します。現在のパジェロ製造(旧東洋工機)にももしかしたら関連するデータが残っているかもしれません。

《JH4-1B》
 そうです、このシリーズが6V電装ジープ用のJH4エンジンの原形と呼ばれるものです。エンジン打刻番号は、JH4-10001番から始まります。昭和37年5月までに13477台のJH4-1Bが生産されています。組み合わされるトランスミッションは、これまでのエンジンシリーズ同様にKM1となります。搭載車種はJ3,J10、J11(民間用)。

《JH4-1B2》
 昭和34年11月と12月に192台が生産され国警警ら車両及び国警捜索車として納入されました。J12DRやJ13DRという6V電装の2輪駆動ジープ。ラジオシールド用フィルター、サプレッサ、コンデンサー等を装備。国警仕様350Wゼネレータ、3エレメントレギュレーター付車両。組み合わされたトランスミッションはKM2。エンジン打刻番号は、JH4-19001から始まります。



《JH4-1B3》
 先ほどの国警向け車両とは異なり、6V電装の四輪駆動車。トランスミッションはKM4。インドネシア海軍用J13CRとJ11R用。昭和35年2月にインドネシア海軍用に42台、そして建設省向けに80台が納入されています。右ハンドル四輪駆動車用にアクセルリンク、スタータ、ベルハウジング等がJH4-1Bと異なる仕様となっています。サプレッサーフィルター、バキュームポンプは装備なし。J11Rは、ロングの2ドア車で生産台数は、おそらくこの建設省向けで全てであったと考えられます。



《JH4-1B4》
 昭和35年1月、インドネシア海軍用に200台を生産。左ハンドルの2輪駆動車用。バキュームポンプ等装備なし。2輪駆動のJ3(左ハンドル)、インドネシア向け左ハンドルジープ用。組み合わされたトランスミッションはKM5。

《JH4-2B》
 そして最後のエンジンは、J7消防ジープ用。トランスミッションはKM1との組み合わせで、エンジン打刻番号はJH4-20001からと圧縮比が7.4となったものは、JH4-22001から附番されている。オイルクーラー、ガバナー、回転計取り出し口、ヒーター取り付け口等を装備。あのジプタ用JH4エンジンは、これだったのです。電装は6Vです。このJ7のシャシーも台数は少なく、おそらく間違いなく300台程度であったと思われます。(どなたかバックアップデータで補足説明をお願い致します。)

 


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副代表のJ3R その⑮

2015-01-12 22:33:25 | 日記
JH4エンジンについて、民間用が出る前にもう一型式ございました。第3次APA向け車両用で4656台が生産されております。エンジン番号の打刻は、これまでの3万番台から30万番台へと大変身しております。手元の資料が作成された昭和37年6月時点で、APA向け正規台数のオプションとして、以下が見込まれていた模様です。

 第一次オプション 2570台
 第二次オプション 7275台
 第三次オプション 5555台

《JH4-1C》
 搭載車両:J4(C)第三次APA向け JH4-1A3との相違点は、24V電装・バキュームポンプ無。

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ちょっと得意の寄り道です。今回はバックアラートという部品について。

2015-01-11 14:47:38 | 日記
少し寄り道をします。昨日日本ジープセンターでこの商品を購入しました。正式名称は、Back-Up Alert。米国製で商標登録がなされている製品です。輸入元は、六宝通商株式会社で外神田に本社があります。おそらく日本で発売してから30数年は経過していると思われます。でも久しぶりの米国製品です。ハロゲン球が使用されています。この箱の中には、きちんと取扱い説明書が入っています。バックアラートの連続定格は3分で、5分以上連続して使用すると溶変形することがある由です。とても懐かしい音がします。いつも以上に後退時は周りに注意を払います。税込 3500円、詳しくは以下ショートカットからご確認ください。この音色は、少々恥ずかしいかも知れませんが、安全には代えられません。
    
   http://japan-jeep-center.com/?page_id=3946  かなり下の方に掲載されています。
    


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