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自分で在り続ける人

2018年07月26日 | 日記
私の父は、いわゆる「瞬間湯沸かし器」。

すぐにカッとなる性格だけど、その後はケロッとしている。


子供の頃は、そんな姿を見て、

「私は、あんなふうになりたくない!」と思っていたけど、

その場その場で、感情を感じ切っていたんだなぁと今となっては思う。


喜怒哀楽がはっきりしていた。


ためこまない性格だからか、76歳の今もすこぶる健康で元気溌剌。

長らく自営で仕事をしていたけれど、引退した後は、

趣味で続けていたことを生かして、今やカルチャー教室の講師を複数かけもち。

ボランティア活動にも精を出し、数年前には内閣府から表彰されたという

スーパーじじい。


新聞にも何度も掲載されたと、嬉しそうに記事を送ってくれたことも。


先日も話をしたけど、この暑さで娘の私はヘロヘロなのに、

電話の向こうの父の声はやっぱり元気。


話し終えて…数日経って、ふと来たのが。

父は、

「いい人であらねば」とか、

「いい父親であらねば」とか、

「いい夫であらねば」とか、

そういう気持ちがなかった人なんだなぁと。


サラリーマンとして会社勤めをしていた時期もあったらしいけど、

組織の中で使われるのはイヤだと、とっとと「脱サラ」をして自営業を始めた。



寝る間も惜しんで働いていたけど、苦労していると思ったことはないと言っていた。

「自分で選んだことやろ」と。


引退後の講師も、ボランティア活動も、

とにかく楽しくて仕方ないからやっている…と話してくれた。


まさしく、その瞬間瞬間「自分」であることを選択し続けてきた人なんだなぁと。

今まで父に対して、こんな見方をしたことがなかった。


スピリット…まさに「自分の本質」と共に生きている人なんだと強く感じて、

少し不思議な感じもしたし、何だか嬉しくもあった。