やすみ·し·し~、わが·お·ほ·きみの、こもります~、あめのやそかげ~い·で·たたす~みそらをみれば、よ·ろ·ず·よに~おー!かくしもが~も~おー!
ち·よにも、かくしもが~も~、かしこみて、つかへたまつらむ~、おー!おがみて、つかへまつらん、おー!
隆 家 あははは。むくつけき男の舞は、どうだ?
藤式部 隆家樣は、明るく頼もしきお仲間に囲まれていらっしゃいまね。
日本書紀
推古二十年
春正月辛巳の朔にして丁亥の日置酒(おほみきをめ)して群卿(まへつきみたち)に宴(とよのあかり)す。是の日に、大臣(おほおみ)、壽(おほみさかづき)上(たてまつ)りて歌ひて曰く、
八隅知(やすみし)し、我が大君の
隠(かく)ります、天(あま)の八十蔭、
出で立たす、御空を見れば、
萬世に、斯くしもがも、
千代にも、斯くしもがも、
千代にも、斯くしもがも、
畏みて、仕へ奉(まつ)らむ、
拝みて、仕え奉らむ、歌附きまつる