式子内親王集 百首 夏
121 春過ぎて又郭公語らはぬ今日の眺めを訪ふ人もがな 玉葉 はるすきてまたほとときすか...
式子内親王集 百首 秋
136 明けぬればさぞと思ふに秋に染む心の色の先づ変はるらむ あけぬなりさそとおもふにあ...
式子内親王集 百首 冬
157 神無月風に任する紅葉葉に涙争ふ深山辺の里 かむなつきかせにまかするもみちはになみ...
式子内親王集 百首 恋
172 沖深み釣りする海人の漁り火の仄かに見てぞ思ひ初めてし おきふかみつりするあまのい...
式子内親王集 百首 雑
187 旅人の跡だに見えぬ雲の中に馴るれば馴るる世にこそありけれ たひひとのあとたにみえ...
式子内親王集 正治百首 春
202 峰の雪も又降る年の空ながら片方霞める春の通路 みねのゆきもまたふるとしのそらなか...
式子内親王集 正治百首 夏
222 桜色の衣にも又別かるるに春を残せる宿の藤波 風雅集 さくらいろのころもにもまたわ...
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