新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 定家 大内花見
定家 春を經てみゆきに馴るゝ花のかげふり行身をも哀とや思ふ 春を經て年毎に馴ぬる我身の老おとろへたる姿を花はあは れとや思ふらんとよめる...
新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 菅原道真 朽木
管贈太政大臣 道の邊の朽木の柳春くればあはれむかしと忍ばれぞする 初の五文字は左遷の心也。朽木の柳春くればとはさすがに老木の 柳の朽も果...
新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 花山院 梅花色香
花山院御哥 色香をば思ひも入ず梅の花常ならぬ世によそへてぞ見る 此御門は世をいとはせ給ひて山に修行し給ひし也。其時あそばせし 御製也。真実殊勝なる花...
新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 菅原道真
菅贈太上大臣 降雪に色まどはせる梅の花うぐひすのみやわきて忍ばん 白梅をば皆人雪に見まがふ物なれども鴬は梅にしたし き鳥な...
新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 有家
雑歌上巻之十六 藤原有家朝臣 山かげやさらでは庭に跡もなし春ぞ來にける雪の村消 山家の残雪と云心をよみ侍りける也。詞書に有。山陰やとは雪 の深くつもれる所をいわん...
新古今和歌集聞書 上、下巻 蔵書
新古今和歌集聞書 春歌上~冬歌 雑...
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