
尾張廼家苞 雑歌上14
尾張廼家苞 五之上 故郷月 寂蓮 故郷の宿もる月にことゝはん我をばしるやむかしすみきと 出家して後に、在俗のころ住たりし家に行てよめる哥也...

尾張廼家苞 雑歌上13
尾張廼家苞 五之上 春日社歌合に暁月 摂政 天の戸をおし明方の雲間より神代の月のかげぞ残れる 春日社の神天児屋根命の御事より、かくよみ給へる也。天の岩...

尾張廼家苞 雑歌上12
尾張廼家苞 五之上 千五百番歌合に 二條院讃岐 身のうさに月やあらぬとながむればむかしながらの影ぞもりくる 上句は、身のうきまゝに月もむかしの...

尾張廼家苞 雑歌上11 源光行
尾張廼家苞 五之上 題しらず 源光行 心ある人のみ秋の月をみば何をうき身のおもひいでにせむ 三...

尾張廼家苞 雑歌上 10
尾張廼家苞 五之上 五十首哥めし時 慈...

尾張廼家苞 雑歌上 9
尾張廼家苞 五之上 題しらず ...

尾張廼家苞 雑歌上 8
尾張廼家苞 五之上 熊野にまうで侍し時奉し歌の中に 秀能 おく山の木葉のおつる秋風にたえ...

尾張廼家苞 雑歌上 7
尾張廼家苞 五之上 五十首歌奉しに山家月 慈円大僧正 山ざとに月はみるやと人は來ず空行風ぞ木葉をもとふ 二...

尾張廼家苞 雑歌上 6
尾張廼家苞 五之上 永治元年譲位ちかくなりて夜もすがら月みてよ み侍ける 俊成卿 わすれじよ忘るなとだにいひて...

尾張廼家苞 雑歌上 5
尾張廼家苞 五之上 述懐百首の中ニ五月雨 俊成卿 五月雨はまやの軒端の雨そそぎあまりなるまでぬるゝ袖哉 上句は序。あまそゝぎあまりとかゝる...