新古今和歌集 延宝二年本 蔵書
新古今和歌集 二巻、三巻、四巻 一巻闕二巻 冬歌~羇旅歌三巻 恋歌一~恋歌五四巻 雑哥上...
鴨長明方丈記之抄 明暦四年本及び序 蔵書
鴨長明方丈記之抄 全 鴨長明方丈記之抄 鴨里之名也。昔城北出雲路有小女浣衣鴨 河一箭流來鴨羽加筈女取歸家挾之檐牙 ...
鴨長明方丈記之抄 序1 行川の流れは
行川のながれは絶ずしてしかも本の 水にあらず。よどみにうかぶうたかたは、か つきえかつむすびて、ひさしくとまる事 なし。世中にある人とすみかと、又かくの ごとし。玉しきの都の...
鴨長明方丈記之抄 序2 二三十人が中に
十人が中に、わづかにひとりふたり也。あし たに死し夕にむまるゝならひ、たゞ水の 泡ににたりける。しらずむまれしぬる 人何方より来りて、いづかたへか去。又し らずかりのや...
鴨長明方丈記之抄 安元の大火1 凡物の心をしれり
凡物の心をしれり、しより四十あまりの春秋を送る間に、世の不思議をみるをやゝたび/“\になりぬ。去...
歌論 無名抄 範兼家会優事
範兼家會優ナル事 俊恵云和哥會のありさまのげに/"\しくいふに おほえし事はつぎのところにとりてはちかくは 範兼卿の家の會のやうなることはなし。亭主...
鴨長明方丈記之抄 安元の大火2 広ろげたる如く末広に成ぬ。
ろげたるごとくすゑひろに成ぬとをき 家は煙にむせび、ちかきあたりは一向ほの ほを地に吹つけたり空には灰を吹たて たれば火の光に映じてあまねく紅なる中 に風に絶えず...
鴨長明方丈記之抄 安元の大火3 幾十許ぞ
いくそばくぞ此たび公卿の家十六焼たり。 まして其外はかずしらず。すべて都のうち 三分が一に及べりとぞ男女死ぬるもの 数千人馬牛の類ひ邉際をしらず。 人のいとなみみな...
歌論 無名抄 清輔宏才事
清輔弘才事 勝命云清輔朝臣哥のかたの弘才はかたならぶ人 なし。いまだよもみおよばれじとおぼゆることをわざい とかまへてもとめいでゝたづぬればみなもとより...
百人一首拾穂抄 藤原清輔 蔵書
藤原清輔朝臣 左京大夫顕輔子。母能登守能遠女。太皇大后宮大進。正 四位下長門守。奥儀抄、和哥初学抄、袋草子等述作の物也。 續詞花集、此人...